子どもたちに魚をたくさん食べさせたいのに、面倒であまり魚を食卓に出せないんです。
「栄養豊富な魚を家族にたくさん食べてもらいたい」と思いながらも、魚料理の下準備や後片付けが面倒に感じ食卓に並ぶ機会を減らしていませんか?
フライパン1つと、クッキングシートありでもなしでも手軽に作れて、後片付けも簡単な方法がありますので、ぜひ参考にして献立のレパートリーを増やしてみてください!
フライパンで調理ができ、特別な道具もなしで作れるのは本当に簡単で、私は魚料理のハードルが一気に下がり、たくさん魚を食べさせられるようになりました♪
普段お使いのフライパンとクッキングシートがあればより簡単ですが、クッキングシートなしでも魚を焼ける方法もありますのでご紹介してきます!
魚はフライパンにクッキングシートなしでも焼ける!
魚料理の中でも一番シンプルな焼き魚ですが、魚焼きグリルを使うのは後片付けが面倒なので少し躊躇してしまいます。
フライパンで魚を焼く方法が分かれば、準備も後片付けもとても簡単なので、焼き魚のハードルが一気に下がりますよ!
塩サバや塩鮭、干物などは下準備なしでそのまま焼けますし、最近はスーパーの魚売り場で頭とウロコと内臓を取ってくれたり、三枚におろしてくれたりして助かりますよね。
くっついてしまったり焼き加減がわからなかったり、焼くだけでも意外と難しい…
魚はくっつくと身崩れしちゃうから、くっつかない工夫は必須なのよね。
クッキングーシートがあれば魚がくっつくことはありませんし、クッキングシートがなくてもポイントをおさえればフライパンにくっつかずにおいしい焼き魚が作れます。
そのまま焼ける魚を購入すれば、焼くだけで一品できて肉料理よりも簡単なので、我が家は焼き魚を出すことが増えました♪
フライパンで身崩れせずに魚を焼くためのひと手間!
私は以前まで、魚は魚焼きグリルで焼くものだと思っていましたが、フライパンで焼く方法を知ってからは、ほとんどフライパンで焼くようになりました。
フライパンでもふっくらこんがりおいしく焼けて、準備や後片付けも簡単なので、手軽に焼き魚を食べられるようになりますよ♪
「魚は魚焼きグリルで焼く」という固定概念は一度置いておいて、ぜひフライパンで魚を焼いてみてください。
ただし、魚はくっつきやすく、崩れやすいので、フッ素加工してあるフライパンでもくっついて身崩れしてしまうこともあります。
お肉や目玉焼き、玉子焼きがくっつきやすいのは同じタンパク質だからです。
なるほど。でもどうすればくっつかないで上手に焼けるのかしら?
くっつかないようにする方法はいくつかありますのでご自分に合った方法で試してみてください。
フライパンにそのまま魚をのせて焼いても、身や皮がくっついて身崩れしてしまい大失敗、なんてことになりかねませんので、気を付けましょう。
クッキングシートがなくても焼くときのひと工夫で解決
クッキングシートを敷いて焼くのが一番手軽で簡単ですが、「ちょうど切らしていた」「使おうと思ったら少ししかなかった」なんてことはよくあります。
クッキングシートがなくても代用品を使用したり、フライパンだけでも焼くときに工夫したりすれば、身崩れせずにおいしく焼けますよ!
クッキングシート同様、表面に食品がくっつかないようようにシリコーン加工してあるので、そのままフライパンに敷いて使うことができます。
アルミホイルも金属なので、そのまま魚をのせたらくっついてしまいます。そのため、一度くしゃくしゃにすることで魚との接地面を減らし、油を塗ることでくっつかなくなります。
これらの方法で、クッキングシートがなくてもフライパンでおいしく魚を焼くことができますので、次は詳しい焼き方をご紹介します。
フライパンだけでもコツをつかめばくっつかずに焼ける
一口に焼き魚といっても、魚の種類も大きさも加工方法も違うので、ここではアジの塩焼きを例にクッキングシートなしで焼く方法をお伝えします。
下準備として、アジはウロコとゼイゴを取り、必要なら頭と内臓も取り除き、身の厚い部分に切り込みを入れておきます。
- 手順1アジ全体に塩をふり、10分ほどおく
- 手順2キッチンペーパーで水気を拭きとり、お好みで塩をふる
- 手順3フライパンを中火で熱して温め、全体に油をひく
- 手順4盛り付ける時に表になる面を下にしてアジを入れる
- 手順5焼き目がつくまで動かさないで5分程度焼く(弱~中火)
- 手順6焼き目がついたら裏返し、5分程度焼く(弱~中火)
- 手順7魚に火が通ったら、器に盛りつける
ポイントはフライパンをしっかり温めてから魚を入れること、焼けるまでできるだけ動かさないことです。
鮭の場合は熱してから入れると身が固くなってしまうので、先に魚を入れるなどポイントが異なりますので、次は魚別にフライパン(クッキングシートあり)での焼き方をご紹介します。
魚はフライパンとクッキングシートで何分焼くかを解説
ここまでクッキングシートなしで焼く方法をお伝えしてきましたが、クッキングシートがある場合は使ったほうがより簡単においしく焼くことができます!
簡単なほうがありがたいわ!
シリコーン加工がしてあるクッキングシートなら食品がつきにくく、特に焦げつきやすい西京漬けや麹漬けなども上手に焼けるためとても便利です。
私は他の日用品と同じように、クッキングシートも1つはストックするようにしています。
クッキングシートは、焼くときだけでなく、お菓子作りや蒸し料理、煮物の落とし蓋にも使えて、常備しておくととても便利よ♪
ここでは、フライパンでクッキングシートを使った定番の魚の焼き方を詳しくご紹介していきますので、ぜひ試してみてください♪
フライパンで魚を焼くときは下準備さえすれば簡単!
一口に焼き魚といっても、一尾丸ごと焼く魚もあれば切り身や干物、味噌などで下味の付いている魚など、種類がたくさんあって焼き方や焼き時間に悩んでしまうこともありますよね。
魚をフライパンで焼くときに、あわてず落ち着いて料理をできるよう、共通ポイントを確認しておくことで安心な調理時間を楽しめます。
- 塩鮭や塩サバ、干物などはそのまま焼いてOK
- 生魚を焼く10~15分前に、魚全体に塩をふり出てきた水分を拭くことで生臭さを軽減できる
- 焼き時間は目安なので、様子を見ながら調節する
- クッキングシートは火に当たると燃えて大変危険なので、フライパンの内側におさまるように切り取る
ふっくらさせたいときは水分を逃がさないように蓋をしたり、パリッとさせたいときは水分を飛ばしたり、その魚に合った焼き方のポイントもあわせてご紹介します♪
アジの塩焼きはフライパンでもふっくらおいしく焼ける
フライパンで焼くときは、焼き加減がよく見えるので、様子を見ながら外はこんがり中はふっくら焼けて、さらに後片付けも簡単なので一石二鳥です!
アジの旬は6月~8月、旬のおいしい時期にぜひたくさん食べてほしいです。
栄養価も高いアジは、お刺身やたたきもおいしく、シンプルな塩焼きもアジフライもおいしくて子どもたちも大好きなので、我が家では定番の魚です♪
- 手順1アジ全体に塩をふり、10分置く
- 手順2キッチンペーパーで水分を拭き取り、お好みで塩をふる
少し高い位置からふると全体に均一にかかります
- 手順3フライパンにクッキングシートを敷き、中火で熱して温める
- 手順4アジを入れ、そのまま動かさずに6~7分焼く(中火)
盛り付けたときに上にくる面を下にして焼く
- 手順5焼き色が付いたら裏返し、5分ほど焼く(中火)
- 手順6火が通ったら火から下ろし、器に盛り付ける
旬はありますが、1年を通して手に入るアジをフライパンで簡単に塩焼きにすることができれば、献立に悩んだときにも助かりますね♪
サンマの塩焼きはフライパンで焼いて旨味を閉じ込める
サンマの旬は9月~10月、フライパンで焼くと途中で蓋ができるので、サンマの旨味がギュッと詰まった塩焼きになりますよ。
スーパーに新鮮なサンマが並ぶとわくわくするのは私だけでしょうか?早く子どもたちにもサンマのおいしさに気づいてほしいです♪
- 手順1サンマ全体に塩をふり、10分置く
- 手順2フライパンにクッキングシートを敷き、中火で熱して温める
- 手順3サンマを入れ、そのまま動かさずに6~7分焼く(中火)
- 手順4焼き色が付いたら裏返し、5分ほど焼く(中火)
- 手順5火が通ったら火から下ろし、器に盛り付ける
- 手順6タイトル
フライパンで焼けば簡単なので、脂ののったおいしい時期のサンマを何度でも食べたくなってしまいますね♪
塩鮭はフライパンでも皮はパリッと身はふっくら絶品!
鮭は下準備も少なく、フライパンでもポイントをおさえれば、簡単に皮はパリッと身はふっくらおいしく焼き上げることができます。
鮭の旬は山地によって少しずつずれますが、だいたいは秋から冬、旬の鮭は脂がのっていて塩焼きにするだけでもとてもおいしいですよね。
鮭は日本人が一番食べていほうる魚だそうで、和洋中様々な料理にアレンジできて使い勝手もよく、どんな食べ方でもおいしいので、その理由も納得ですね!
本来回遊魚の鮭ですが、養殖や輸入も盛んで1年中手に入れることができます。
- 手順1フライパンにクッキングシートを敷き、皮目を下にして鮭を並べる
- 手順23分焼き、下が白っぽく焼けてきたら裏返す(中火)
- 手順3蓋をして3分焼く(中火)
- 手順4蓋を外して皮目を1分焼き、器に盛りつける
鮭を焼くときは、先にフライパンを温めると身が固くなってしまうので、鮭を並べてから火にかけて焼いていきます。
途中で蓋をすることで水分を閉じこめて身をふっくらさせ、最後にもう一度皮目を焼くことで皮はパリッと身はふっくら焼き上げることができます。
干物は酒と水で蒸し焼きすると身はふっくらな仕上がり
アジ、サンマ、サバ、ホッケ、干物にもいろいろありますが、焼く時間は大きさによって変わりますが、焼くときのポイントはどれもほとんど同じです。
干物って焼くだけで簡単だけど、いつもパサパサで固くなっちゃうのよね。
蓋ができるフライパンの良さを使い、酒と水で蒸し焼きをすることで、パサパサになりがちな干物もふっくら焼き上げることができます。
おいしく焼く方法がわかれば、面倒な下準備もなくそのまま焼ける干物は、きっと忙しい日の救世主になりますよ♪
- 手順1フライパンにクッキングシートを敷き、中火で熱して温める
- 手順2身側を下にして6分焼く(中火)
魚の種類、厚さで調節してください。こんがり焼き色がつくくらいが目安です。
- 手順3焼き色がついたら裏返し、酒と水を入れて蓋をして4分焼く(中火)
干物1枚につき水・酒各大さじ1を合わせてから加える
- 手順4皮目にも焼き色がついたら蓋をはずし、水分をとばす(中火)
- 手順5火から下ろし、器に盛り付ける
酒と水は魚に直接干物にかからないように、フライパンの縁を使って入れ、蓋はすぐしめることがポイントです。
パサつきがちな干物もフライパンで焼くと、ふっくらおいしく焼けて、後片付けも簡単なんて、いいこと尽くしですね!
魚のフライパンクッキングシートは100均で丸形を購入
魚をフライパンで焼くときにクッキングシートを敷けば簡単なのはわかっていただけたと思いますが、もっと便利なものを100均で見つけました♪
クッキングシートは、フライパンからはみ出ると燃えてしまうことがあって大変危険なので、必ずフライパンにおさまるように切ったり折ったりしなければなりません。
忙しい時はその手間すら面倒、と感じてしまうこともありますよね。
そこで私が100均で見つけた「紙の深型フライパンシート」は、はじめから丸型に切ってあるので、それを敷くだけで準備OK!
一般的なクッキングシートと同じように、食品がくっつかないようにシリコーン加工がされていますので、そのまま魚を乗せて焼いても大丈夫!
耐熱温度も250℃と焼き魚には十分な温度ですので、安心してお使いいただけます。
すぐ使える所に収納すれば普段使いにもよさそう♪100均で10枚入りならコスパもいいわね♪
直径21㎝なので、たくさん焼きたいときには少し小さいかもしれませんが、魚2~3切なら十分な大きさなので試してみてください。
まとめ
- 魚をフライパンで焼くとき、クッキングシートなしでも、代用品を使ったり焼くときにひと工夫したりすれば、おいしく焼ける
- クッキングシートなしで魚を焼く場合は、フライパンをしっかり温めることと、なるべく魚を動かさないことがポイント
- フライパンで魚を焼くとき、クッキングシートを使えばより簡単に皮はパリッと身はふっくらとおいしく焼ける
- 一年を通して手に入りやすいアジはフライパンで簡単においしく塩焼きにできるので、献立に悩んだ時の救世主になる
- 旬の時期にたくさん食べたいサンマは、蓋のできるフライパンで焼いて、旨味がギュッと詰まったおいしい塩焼きにしよう
- 塩鮭は下準備もなく手軽に焼けて、フライパンで焼けば皮はパリッと、途中で蓋をすることで身はふっくら、絶品な仕上がりになる
- そのまま焼ける干物は、水と酒を加えて蓋をし、蒸し焼きをすることでパサつかずにふっくらおいしく焼くことができ、忙しい日にも大助かり!
- 丸く切ってある100均の「紙のフライパンシート」は、クッキングシートと同様に使用でき、切る手間を省いてくれるコスパ抜群なアイテム
栄養豊富な魚をたくさん食べたい、子どもにもたくさん食べさせたい、でも魚料理は面倒、健康に気遣っているからこその悩みですよね。
クッキングシートなしでも、フライパンで焼く方法をマスターすれば、魚料理のハードルが一気に下がり、食卓に出す機会も自然と増えますよ。
今回ご紹介したのは焼き魚だけですが、フライパンでできる魚料理は照り焼きやかば焼き、ムニエルや煮魚など他にもたくさんありますので、ぜひ取り入れてみてくださいね!
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