今この記事を読んでいるあなた!住んでいる賃貸物件の壁紙内側にカビが生えているのを見つけて、慌てていませんか⁉
壁紙内側に生えてしまったカビは自分でも掃除できますが、壁紙の破損や汚れなどのリスクもあるため、正しく掃除することが大切です。
特に、梅雨で湿気の多い時期や冬場の乾燥した時期にカビは発生しやすいため心配ですよね。
壁紙の表面だけではなく内側にもカビが生えた場合、賃貸物件の壁紙を交換する必要があるのか、退去時の費用なども心配です。
壁紙の掃除費用はオーナーの責任になるケースもありますが、物件選びの段階で気を付けるとカビに悩むことも減りますよ。
この記事では今回、壁紙の内側にカビが発生した場合、賃貸物件ではどういう対応をしたらいいのか掃除方法や対策を紹介していきます。
壁紙内側のカビを賃貸物件で見つけた時の対処法!
室内の空気中には常に、数千個のカビの胞子が浮遊しているのをご存じですか?
実は日本の高温多湿な気候や木造住宅は、カビが発生する条件が揃っているのです。
賃貸物件の壁紙にはビニールクロスを使われていることが多く、内側に生えてしまったカビを外側からは除去できません。
カビは「温度」「湿度」「栄養」が揃えば簡単に増殖します。
賃貸マンションだからと言って、大丈夫というわけではありません!
マンションの壁紙の内側は石膏ボードですが、石膏ボードの表面には紙で覆われていて、壁紙が貼られています。
古い木造アパートなどでは壁にベニヤが使われている場合があり、カビが発生しやすい状況になっているのです。
壁紙の内側のカビを除去するには壁紙を一度剥がす必要があるので、リフォーム業者に頼らない場合は壁紙の損傷や貼り直したことで汚くなってしまうのは覚悟しておきましょう。
壁紙を張り替える時の費用や剥がれた壁紙の補修方法は、「賃貸の壁紙が剥がれたら放っておくと危険!?対処法をご紹介♪」をご覧ください。
では、壁紙の内側にカビが生えてしまった賃貸物件の場合どうしたら良いのか、掃除方法を紹介していきます。
賃貸物件の壁紙の内側にカビが生えた時の掃除方法!
壁紙の表面にカビが生えているのを見つけて掃除したのにボヤッと影が残っていてスッキリしないなら、壁紙の内側にカビが生えているのかもしれません。
壁紙を剥がす・貼り直す作業を慎重に行えば、リフォーム業者に頼らなくても自分たちで作業できますよ!
ただし、壁紙が破れたり貼り直して汚くなったりするリスクを考慮したうえで、掃除するようにしてくださいね。
多少のリスクはあるけど、リフォーム業者に頼らなくても自分たちで作業できるのね!
自分で掃除した場合に注意したいのは、壁紙を剥がしてカビ除去したのに再発した場合です。
再発してしまう場合は、カビ取りが行き届いていなかったか、カビの根が深い場合なので専門業者に頼って根本的に改善しましょう。
窓の近くの壁にカビが生えるのは湿気や結露が原因
梅雨の湿気がこもる時期や、冬場の窓に発生しやすい結露も壁紙の内側にカビが生える原因です!
私の家も窓に結露が多く、実際にレースカーテンがカビだらけになってしまい、何度も買い替えています。
食器用洗剤を水で薄めて窓を拭き掃除すると、少しは結露防止の効果があると感じています。
私見ですが自分で作った液は1~2日、市販品は2~3日効果があるように感じました。
自作液でも市販品でも完全に防止はできないので、自分で液を作っても同じだなと感じています。
窓の結露を防止したいなら、「窓の結露防止に珪藻土は効果あり!おすすめグッズでカラリ湿気知らず」も参考になりますよ。
この記事でも紹介している 【LIXIL公式】-エコカラットセルフ- は湿度を調整してくれるので、室内の湿気を部屋して結露を防止できるのです!
「エコカラットセルフ壁材DIYキット」なら、マグネット式なので簡単に取り付けられて、インテリアとしてもなじみますよ。
壁紙内側のカビ対策や予防に効果的な掃除方法4選
カビを放置するとアレルギー性鼻炎や喘息などの呼吸器系の病気、もしくはシックハウス症候群・ダニ被害など健康に害を及ぼす原因となるので対策と予防が必要です!
私は大人になってから喘息になったので、カビは本当に脅威です。
カビ掃除の方法は、壁紙の素材や状況によって変わるので4種類ほど紹介します。
掃除方法を間違えるとカビをきれいにするどころか汚れる可能性もあるので、あなたの家の壁紙にあった方法で掃除するようにしてくださいね。
小さな子供がいる家庭でも安心の掃除方法!
壁紙内側のカビ対策としては、壁紙の表面にできてしまったカビを見逃さず掃除することが大切です!
見逃してしまい放置した結果になってしまうと、健康被害の他にも退去時の費用にも関わってくるので注意しましょう。
クエン酸と重曹を使った掃除方法なら小さな子供がいる家庭でも安心してできるので、試してみてください♪
- 手順1クエン酸スプレーをカビに吹きかける
キッチンペーパーでカビに貼り付け、5分ほど放置する
- 手順2水と重曹を練って歯ブラシで刷り込む
キッチンペーパーを剥がしたところに刷り込む
歯磨き粉くらいの硬さになるまで練っておく - 手順3重曹ペーストが乾かないようにカバーする
キッチンペーパーとラップを使って養生テープで固定する
2~3時間程度置く - 手順4拭き掃除して消毒用エタノールを散布する
拭き掃除した後はしっかり乾燥させる
消毒用エタノールだけでも掃除することは可能で、エタノール70~80%の消毒用アルコールをティッシュに染み込ませて拭き取るだけで完了です!
拭き取った後はしっかり乾燥させましょう。
クエン酸と重曹ペーストの方法は少し手間がかかりますが、カビが軽度の場合はエタノールの掃除方法の方が害もなくサッと掃除ができるのでおすすめです。
直接スプレーをカビに吹きかけてしまうと、胞子が舞い上がってしまうので必ずティッシュや雑巾に吹きかけてから掃除するよう注意しましょう!
水を吸わない壁紙におすすめの掃除方法や注意点
カビがひどい場合や水を吸わない壁紙の場合は、塩素系漂白剤のカビキラーや酸素系漂白剤のオキシクリーンを使用した掃除方法がおすすめです。
塩素系漂白剤は漂白力・除菌・殺菌力は高いですが、繊維や色素を破壊してしまうため、壁紙に使用する時は色落ちの原因になるデメリットがあります。
一方で、酸素系漂白剤は塩素系漂白剤より漂白力・除菌・殺菌力は劣りますが、繊維を傷めず色柄物にも使用できるメリットがあります。
今回は壁紙のカビ掃除について紹介しましたが、壁紙内側のカビも同様の作業です。
乾燥を怠ってしまうと、せっかく苦労して壁紙を剥がして内側を掃除したのにカビが再発してしまう場合があるため気を付けましょう。
自分で掃除するのが心配なら【くらしのマーケット】を経由して、壁紙に潜むカビを徹底的に除去してもらいましょう!
カビが生えているのを見つけたけど忙しくて掃除する暇がないあなたにも、簡単にサービスや料金を比較できますよ。
壁紙内側にカビが生えた場合の責任はオーナーにある⁉
通常賃貸物件の場合、壁紙の価値は6年で0円になると言われていますが、壁紙の内側のカビが生えてしまった場合はどうなるのでしょうか。
賃貸住宅に住んでいるあなたには、国土交通省が発行している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に「善管注意義務」と「報告義務」が課せられます。
「善管注意義務」を簡単に説明すると、借りている物件は大切に扱ってくださいね。という義務で、「報告義務」は借りている物件で異常が発生した場合、オーナーに報告する義務のことです。
こまめに掃除や換気をしているのに壁紙内側までカビが生えてしまう場合は、建物の構造による問題ですが、契約上の問題で入居者側の負担になる可能性があるので注意が必要です。
壁紙内側にカビが生えて退去時に余計な費用を請求されないよう、どんな場合が入居者である自分自身の負担になってしまうのか、詳しく見ていきましょう。
建物の構造上カビが生えやすいならオーナーの責任
こまめに掃除や換気をして対策しているのにも関わらずカビが生えた場合は、建物の構造に問題があるのかもしれません。
経年劣化や断熱性の悪い窓を採用している場合などは、オーナー側の責任となる場合があるのです。
オーナー側の責任になる場合を詳しく紹介していきます。
- 断熱性の悪い窓を採用し結露が生じやすい
- コンクリートの打ちっぱなしで吸収性が悪い
- 建物の経年劣化や構造が問題
とはいえ、契約内容によっては借主である自分が負担する場合もあるので、賃貸物件を借りる場合は賃貸借契約書をきちんと読んで契約しましょう。
掃除や換気などのカビ対策していないと入居者の責任
構造上に問題はなく、入居者が一般的なカビ対策を行わなかった場合に入居者側の責任です。
- 結露の放置
- 換気や清掃が不十分
対策していたのにカビが生えた場合は、掃除することはもちろんですがオーナーにも報告を入れましょう。
報告を怠ってしまうと、報告義務違反として原状回復費用を請求される可能性があります。
余計な原状回復費用を請求されないよう、日ごろから換気や定期的な清掃を心がけて過ごしたいですね。
壁紙の張り替えは6畳の部屋で約4万5千円もかかるなんて痛い出費だわ…。
賃貸でのカビ対策は物件選びから始まっている!!
賃貸物件のカビ対策は、物件探し時から始まっていると言っても過言ではありません。
複数当てはまる場合はカビが発生しやすい物件と言えます。
内見する場合は、季節や天気・時間帯などで見落としてしまうこともあるので、確認することをメモして当日を迎えましょう。
子供の足音が気になってどうしても1階にしか住めないという場合は、不動産会社の担当者にカビが生えた場合について確認することが大事です。
私の友人もアパートの1階に住んでいましたが、結露がひどくてカーテンがカビで真っ黒になっていたことがありました。
子供が1階に住んでいるから、遊びに行った時に壁や結露を確認してみなきゃ。
退去時に余計な原状回復費用を請求されないよう、不安なことは不動産会社の担当者へ相談し、引っ越せるといいですね♪
まとめ
- 壁紙の内側にカビが生えてしまった場合、賃貸物件の壁紙はビニールクロスが使われていることが多く、外側からは除去できない
- 壁紙が破れたり貼り直して汚くなったりするリスクはあるが、リフォーム業者に頼らなくても作業することはできる
- 壁紙の表面のカビを掃除しても、ボヤッと影が残る場合は壁紙の内側からカビが発生している可能性が高い
- カビを放置すると咳や鼻水、呼吸器系の病気になってしまう場合がある
- 広範囲にカビが発生している場合や再発を繰り返している場合は、自分での作業を諦めて業者に任せるのが好ましい
- 塩素系漂白剤を使用すると場所によっては傷んだり色落ちする場合があるので、最初は目立たない場所で試してから作業しよう
- 小さな子供がいる場合やカビが初期段階の場合は、エタノール成分70~80%の消毒用アルコールが安全に掃除できる
- カビ対策は物件探しから始まっているので、引っ越しの際は通気性や日当たり、設備面などの確認が大切
- 余計な原状回復費用が請求されないよう、日ごろから換気と清掃は定期的に行うと良い
- 壁紙内側に発生したカビの責任は、入居者の責任になる場合とオーナーの責任になる場合があるので契約書や建物の構造を確認しておく
- 入居者には「善管注意義務」と「報告義務」があるので、借りている部屋の不具合はオーナーへ報告しなければならない
- 壁紙内側に生えてしまったカビを掃除した後は、しっかり乾燥させることが重要
カビが生えて汚い独特の匂いがする空間では帰るもの嫌になってしまうので、定期的な換気や清掃が欠かせません。
住んでいる賃貸物件の壁紙内側までカビが生えてしまうと、壁紙を慎重に剥がし・貼るなど掃除に手間が掛かったり、原状回復費用の問題など少し面倒になったりします。
新しい物件に引っ越しを考えている場合は、カビの生えやすい条件の物件を避けて選ぶようにしましょう♪
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