物をぶつけた、猫に引っかかれた、経年劣化。さまざまな理由で賃貸なのに壁紙が剥がれた!ということは案外よくあります。
剥がれた壁紙を放っておいたら傷が悪化して補修費用が高くついてもったいないことになるかもしれません!
そんな事態を防ぐために、自分で簡単に補修しちゃいましょう!百均で道具を一式そろえられるので少ない費用で壁紙をきれいに直せますよ。
「引っ越す時の補修費用はどのくらい?」「大家さんに怒られるかな…。」など賃貸だと不安に思うこともあるでしょう。
この記事では、剥がれた壁紙を直すのに必要な費用ややり方、また賃貸の場合どこまで責任があるのかをご紹介します。
日々の暮らしを快適にするために、少し剥がれた壁紙は自分で貼り直してみましょう♪
壁紙を自分で貼り直すなら、デザインやバリエーション豊富なウィリアムモリスの「壁専用マスキングテープ」がおすすめです。
貼り直しできるので、DIY初心者や不器用なあなたでも部屋の雰囲気を簡単に変えられますよ♪
賃貸の壁紙が剥がれた時の費用や責任の所在を解説
剥がれた壁紙にどのような対処をするかで費用は異なり、自分で直すのか、大家さんに任せられるのか、業者を呼ぶかなど状況によりさまざまです。
まずは、その壁紙の傷は誰が負担する必要があるのかを確かめる必要があります。
もしかしたら負担しなくて良いものまで負担しているかもしれません!
法律を参考にしながら、費用を負担する義務が誰にあるのか責任の所在や張り替える場合にかかる費用などを説明していきます。
誰が壁紙の補修費用を負担するかは法律を参考にしよう
壁紙が剥がれたと言ってもその状況によって責任の所在が変わってくるので、民法第606条で定められているルールについて確認しておきましょう。
賃貸人は、賃貸物の保存及び収益に必要な修繕を行う義務を負う。ただし、賃借人の責めに帰すべき事由によってその修繕が必要となったときは、この限りでない。
引用:民法第606条第1項|e-Gov法令検索
賃貸の場合、基本的には大家さんが負担しますが明らかに借りている人のせいで物が損傷した場合は、借りている人が責任をとってくださいねということです。
わかりやすく言うと、「自分のものは当然壊れたら自分で直すけど、誰かに貸した時に相手が自分の物を壊したら直してもらいたい」というのと同じことです。
では、自分で直さなければいけない場合ってどんな状況でしょうか?
家を借りている人が費用を負担する場合の具体例を紹介
家を借りている人が壁紙の補修費用を負担する場合というのは、通常使用では傷つかないような損傷があった場合になります。
というのも、借りていた家から退去する際借りていた人は原状回復義務というものが課せられるのです。
これは物を借りた当初の状態に戻して帰す、という意味ですが故意や過失による傷や汚れを指しています。全く同じ状態に戻せなんていう無理難題を押し付けているわけではありません。
どういう場合に補修費用を負担する義務が課せられるのか、具体例を確認してみましょう。
私の友人も賃貸なのに壁を殴るなり蹴るなりして傷つけてしまったということがあったので、意外とよくあることなのかもしれませんね。
猫の爪とぎで壁紙が傷つかないか心配なら、「猫の爪とぎだらけの柱を補修しよう!おすすめDIYと修理の頼み方3選♪」を参考にして対策しておくと良いですよ。
壁紙が剥がれた時は、審査から保険申請のサポートまでしてくれる「全国建物診断サービス」を利用してみてください♪
補修費用を大家さんに負担してもらう時の状況や注意点
借りている人がどうしようもない損傷なら、原則大家さんが負担することになっています。
本当は負担しなくて良い費用を請求されて損してしまったという状況を防ぐために、費用の負担が必要ない場合も見ておきましょう。
ただし損傷を大家さんに報告せず長い時間放置していると、原状回復義務として修繕費を負わなければいけなくなることもあります。
あなたがお住いの賃貸に何かあったら、できるだけ早く大家さんに相談・報告しましょう。
経年劣化についてですが、壁紙の価値は6年で1円になります。
長く住んでいる場合や入居時から古い壁紙だったという時は、経年劣化による壁紙の価値を参考にしてみてください。
また、入居時からすでにあった損傷なのに請求されることもあり得るので、事前に確認をして写真など証拠を残しておくと安全です。
私は引っ越した際家具を搬入する前に気になる部分の写真を撮っておいたので、その部屋から退去する時も安心して出られましたよ!
壁の面積で違うが1平米1000円前後が目安
仮に剥がれた壁紙を補修しなければいけなくなったとしても、とんでもない額がかかるわけではないので安心してください。相場を知っていれば違法請求も見抜けるので、見ておきましょう!
一般的に、張り替えるクロス1平米あたり800〜1000円です。
壁紙の破れであれば20cm以下で5000円から、それ以上の大きさであれば8000円程度です。
ただし、壁紙の張り替えは平方メートル単位で行うので一面分請求されても不自然なことではありません。
見た目が気になる少しの剥がれなら、自分で応急処置や補修すると良いですよ。
賃貸の壁紙が剥がれたら補修してきれいにしよう♪
では、賃貸の壁紙が剥がれた時に自力で補修する方法を紹介していきます。道具は大抵百均のもので十分なのでかなり低コストで済みますよ!
多少の剥がれでもそれがきっかけとなって大きな剥がれになってしまう可能性もあるので、何かしら手を施しておくほうが良いでしょう。
今回は簡単にできる応急処置やDIYで壁紙を張り替える方法などを紹介しているので、自分で補修したい場合は参考にしてください♪
少しの剥がれならマスキングテープで応急処置
最も簡単な応急処置としてマスキングテープを使用するという方法があります。
壁紙が剥がれた部分にテープを貼り、これ以上悪化しないようにしたり見た目をきれいにしたりできますよ。
ここで一つ注意点があるのですが、何も考えずに普通のマスキングテープを貼ると簡単に剥がれてしまう可能性があるということです。
一番良い対策は、壁専用のマスキングテープを貼ることですよ。
壁専用マスキングテープは通常のものよりも太く、大体50〜250mmまで幅広い種類があります。
壁用、防水など用途に見合った機能を備えているものもあり、さらにシンプルなデザインからオシャレな柄まで自分の好みに合ったものを選択できるのが魅力です。
amazonなどからネットショップを探せば様々な種類が見つかりますが、百均でも壁専用マスキングテープを購入できますよ。
ただし、長時間貼るとなれば百均のマスキングテープではきれいに剥がれなくなったという失敗例もあるので商品を選択する時は注意しましょう。
私は、自室の雰囲気を変えるために、マスキングテープを使ってインテリアを楽しんでいます。まだ壁紙が剥がれていなくても保護できるため一石二鳥です♪
壁専用のマスキングテープをお探しなら、16種類ものデザインが揃っているこちらの商品がおすすめです。
きれいに剥がせるので賃貸でも安心ですし、アイデア次第でお部屋の印象をガラリと変えられるので、おしゃれな部屋を友達にも見せたくなりますよ♪
殺風景だった空間をあなた好みにアレンジすれば、日々の疲れも癒やされてリラックスできるでしょう。
百均の道具で壁紙をおしゃれにDIY!張り替え方法を解説
賃貸の壁紙も自分でDIYしてきれいに貼り直す方法もあります。
必要な道具は、壁紙・壁紙用の接着剤・ローラーなどで、全て百均で手に入るため費用は1000円前後で済みますよ。
壁紙張り替え用キットとしてセットになって販売されている場合もあるので、使い方を見てみましょう。
《壁紙張り替え用キットの使い方》
- 剥がれた部分に古い接着剤が残っていれば丁寧に剥がす
- 接着剤を塗り、空気が入らないようローラーなどを使って壁紙を貼る
- 接着剤が壁紙からはみ出していたら拭き取る
- 接着剤が乾くまでマスキングテープなどで固定しておく
- 乾いたらテープを外し、完成
もしめくれた壁紙を貼り直せるようでしたら、一度ドライヤーなど熱に当ててカーブを真っすぐに直してから上記の方法に従って補修することもできますよ♪
マスキングテープを貼ってからリメイクシートで補修
マスキングテープを全面に貼ってから、壁紙シートやリメイクシートを貼るという方法もあります。
こちらは私がダイソーで見つけたリメイクシートですが、レンガ柄や木目調、大理石柄などさまざまなデザインがありました!
マスキングテープを使って補修する場合も必要な道具は百均で一式そろえられるので、以下の5つを準備しておきましょう。
リメイクシートを置いてあるところにシートを貼るためのローラーも一緒に置いてあったので、探す手間が省けて便利ですよね!
壁紙の張り替えに必要な道具がそろったら、下記の手順に沿ってさっそくDIYしてみましょう♪
《マスキングテープを使った補修》
- リメイクシートを貼りたい範囲に下地用マスキングテープを貼る
- リメイクシートはマスキングテープを貼った範囲より5cmほど余裕を持たせて切る
- マスキングテープの上にリメイクシートを重ねて、空気が入らないように接着する
- カッターで大きさを整える
- 壁とリメイクシートの境界が目立たなくなるよう、ローラーでなじませて完成
手順①で説明した下地用のマスキングテープを貼るのには、賃貸の壁紙を保護する目的があるため忘れずに行いましょう。
また、手順③の壁紙シートを接着する時はヘラを使うと、空気が入らずきれいに張り替えられるので試してみてくださいね♪
大きな傷でも隠せますし、雰囲気がガラッと変わってオシャレなお部屋になりますよ!
賃貸の壁紙が剥がれたら費用について大家さんと相談!!
「剥がれた壁紙を自分で直すのは大変…。」という場合は、業者さんを呼んで直してもらうという手もあります。
また比較的大きな損傷の場合や広範囲の張り替えを希望する場合も、業者に修理を依頼したほうが良いでしょう。
業者に依頼する前に確認しておきたい注意点や張り替え費用について紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
自分で修理する前に管理会社か大家さんに相談して検討
賃貸に住んでいる場合はトラブルを避けるためにも、まずは管理会社または大家さんに相談するのが無難です。
交渉次第では自分で費用負担しなくて良い場合もあるので、壁紙が剥がれた場合も焦って補修を依頼せず相談してみましょう。
賃貸の壁紙を無許可で張り替えると、退去する時に費用を請求される可能性もあるので注意してください。
また、原状回復するための義務を果たせない場合も損害賠償責任が発生するため、火災保険に加入する際は一括見積もりサイトを利用してあなたにぴったりの保険を検討してみましょう。
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張り替え業者に頼んだ時の費用は1カ所あたり約15000円
剥がれた壁紙の張り替えを業者に頼んだ場合、相場は10000〜17000円くらいになります。
やはり自分で直すよりお金はかかりますが、失敗することはないですしきれいに仕上がりますよ!
どのみち修繕費を請求されるなら、自分で頼んで張り替えてもらおうかな…。
壁紙の張り替えを業者に依頼する場合、さまざまな業者に見積もりを依頼して比較したりうまく交渉したりすると値段を安く抑えられるかもしれません。
無料で複数の見積もりを依頼できるサイトもあるので、試してみてはいかかでしょうか♪
アクセントクロスにしてインテリアを楽しもう!
一面を全て張り替えてもらい、別の壁紙にすることでアクセントクロスとしてインテリアを楽しむこともできます。
先述したマスキングテープの方法でも可能ですが、失敗した場合は修繕費を依頼されるので気を付けましょう。
自分で張り替える自信がない場合は、業者に頼んでやってもらうほうが安心かもしれませんね。
賃貸のリメイクに対応した業者もいくつかあるので、複数の業者を比較して安いところを探してみると良いでしょう。
まとめ
- 賃貸の壁紙が剥がれた時、家を借りている人が補修費用を負担する場合は通常使用では傷つかないような損傷があった場合
- 家を貸している人がどうしようもできない経年劣化や自然災害による損傷の補修費用は、原則大家さんが負担する
- 壁紙を張り替える時の費用は一般的に1平米あたり800~1000円で、壁の面積によって費用は異なる
- 少しの剥がれならマスキングテープで応急処置できるが、壁専用のマスキングテープを使うと簡単に剥がれるなどのトラブルを防げる
- 百均で壁紙張り替え用キットや壁紙シートなどを買って自分でDIYすれば、安くて簡単に補修できる
- 賃貸の壁紙が剥がれた時はトラブルを避けるためにも、まずは管理会社や大家さんに相談するのが無難
- 業者に張り替えを頼んだ場合の相場は10000~17000円くらいになるが、さまざまな業者に見積もりを依頼して比較すると値段を抑えられる可能性がある
- 部分的に補修するだけでなく、一面を全て張り替えてもらい別の壁紙にすることでアクセントクロスとしてインテリアを楽しむこともできる
自分で張り替えるにしろ業者に依頼するにしろ、賃貸の場合は管理会社や大家さんとの契約によって条件が違うので確認は怠らないように気を付けましょう。
剥がれた壁紙もインテリアとして楽しめるので、ぜひあなたのセンスが光るお部屋にアレンジしてみてくださいね。
賃貸でも安心して使える壁専用のマスキングテープなら、壁や床を傷つけることなくDIYできますよ。
壁紙だけでなく家具や窓にも貼れるので、暮らしの中に色やデザインをプラスして明るい毎日を過ごしましょう♪
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