シロアリ予防はホームセンターの薬剤でできる!!種類や注意点も紹介♪

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シロアリは昔からある古い木造住宅にしか発生しないと思っていませんか?

実はシロアリは予防していないと、築年数の浅い家コンクリート作りの家にも発生することがあるのです!

シロアリが発生した後に駆除するのでは、手遅れになるかもしれません。

せっかくの自分の家がシロアリに食い荒らされて倒壊寸前?!なんてことにならないためにも、未然に予防することが大切です。

最近では、ホームセンターでシロアリ予防の薬剤の豊富な取り扱いがあり、高い費用をかけて専門業者に頼む以外にも、薬剤を使い自分で対策することもできますよ。

ホームセンターで薬剤が手頃に買えるなら試してみたいですね。

ホームセンターに行く前に薬剤の違いを把握してから買いに行くと効率が良いので、薬剤の種類や特徴をご紹介しますね♪

シロアリ予防にはホームセンターで薬剤を買おう

シロアリ予防は業者に頼むと1坪平均5000円前後、30坪の家なら15万円前後の費用がかかることをご存じでしたか?

そんなにかかるの?とビックリされたかもしれませんね。

しかし、シロアリが一度発生してしまうと駆除にはさらに費用が掛かりますし、食い荒らされて修繕費もかかってしまいます。

シロアリ予防にはホームセンターで手に入る薬剤を使って自分で対策するのがおすすめです!

最近では何事もDIYがはやっていますよね。日曜大工で自分の家は自分で守りましょう!

ホームセンターで購入すれば約5000円前後で薬剤が手に入るので、費用をおさえるためにもシロアリが寄ってくる前に薬剤を使い、自分で予防してみてくださいね!

薬剤の種類と特徴や注意点を把握しておこう

昔のシロアリ予防で使われていた薬剤の主流は、臭いがきつい「有機リン系」でした。

しかし、シックハウス症候群が問題視されたことで、平成15年に建築基準法が改正され毒性のある薬剤は使用が禁止されたのです。

現在使われている薬剤は、基本的に安全性が確保されており、正確な用法と容量を守れば危険性は低いとされています。

シロアリ予防に使われている主な薬剤をご紹介いたします。

種類特徴
ネオニコチノイド系・たばこのニコチンが原料
・低臭で哺乳類には安全
ピレストロイド系・即効性がある
・目に入ると危険
フェニルピラゾール系・少量でも効果が広がる
・効き目は緩やか
ホウ素系・防腐剤としても使われる
・安全性はやや高め
脱皮阻害系・虫にのみ作用するため安全
・効き目は緩やか

薬剤の危険際は低いとされていますが、昆虫や魚類、小動物を飼っている場合は悪影響となるので、別の安全な部屋に移動させましょう。

ペットや妊婦さんに配慮した薬剤を選ぶことが大切

大切な家族が体調不良になったり、妊婦さんの赤ちゃんに影響があったりしないように、薬剤を使用する前には注意点も確認しておきましょう。

色々な薬剤があるけど、どれを選べばいいのかな?

シロアリを予防する以外にも駆除を目的とした薬剤があるので、目的に合わせて薬剤を選びましょう!

  • スプレータイプ
  • 庭にくタイプ
  • 土に埋めるタイプ
  • 床下に置くタイプ

薬剤によって効果は異なりますが、手軽な方法を選ぶなら置くタイプ、すでに発生しているシロアリを駆除する目的なら即効性のあるスプレータイプや庭に撒くタイプがおすすめですよ。

薬剤の種類によっては、天然成分と書かれていてもペットもしくは妊婦さんがいる家庭では注意が必要です

日本しろあり対策協会に認定されている薬剤なら、薬事法や農薬取締法に基づき安全性が認められていますよ。

ホウ酸団子を床下に置いておくだけで害虫予防♪

シロアリはゴキブリの一種なので、ゴキブリ予防にも用いられているホウ酸はシロアリ予防にも効果的です。

「ホウ酸団子」を床下に置いておけば、それを食べたゴキブリやシロアリ、それ以外の害虫も予防してくれる効果が期待できますよ。

ホウ酸とは鉱物から作られている物質で、身近なものだと目薬やコンタクト洗浄液にも使われるほど私たち人間にとっては無害です。

しかし、ゴキブリやシロアリなど腎臓のない生き物がホウ酸を食べると、体内で処理できず死に至る物質となっています。

害虫が発生しやすい床下にホウ酸団子を置いておけば、ペットや赤ちゃんが誤って食べてしまう事態も防げて安心ですよ♪

ホウ酸団子は手作りの場合は3カ月、市販の物なら4カ月程度で効果が弱まってくるので取り換えが必要です。

置くだけなら簡単なので、取り換えも続けやすそうですね!

ここで、ホウ酸団子の作り方も紹介しておきます♪

《ホウ酸団子の材料》

  • ホウ酸:20g
  • 小麦粉:70g
  • すりおろした玉ねぎ:60g
  • 砂糖:小さじ2杯
  • 牛乳または水:適量

《自分で作ってみよう》

  1. 牛乳以外の材料を混ぜ合わせる
  2. 牛乳を加えながら耳たぶ程度の固さになるまで練る
  3. 2~3㎝ほどの大きさに分けて丸める
  4. 1週間ほど天日干しする

作り方はシンプルですが、材料を混ぜる時はゴム手袋を着用することも忘れないでくださいね。

ホームセンターやドラッグストアで手に入るホウ酸団子を床下に置いておきましょう!

シロアリ予防の必要性とは?コンクリートでも被害に!

シロアリはアリという名前こそついていますが、ゴキブリの仲間です。

ゴキブリは、家の窓や排水溝、換気扇やエアコンの室外機など、あらゆる隙間から侵入してくる可能性があってとても厄介な害虫です。

一方、シロアリは気づきにくい建物の床下から侵入してくる場合が多く、例えコンクリートの小さな隙間でも侵入してくる可能性があるため予防が必要です。

シロアリには冬眠や活動がおさまる時期がなく、1年中活動しています。

被害を受けないためにも、シロアリの予防は今すぐにでもどんな家にでも必要と言えるでしょう。

さらに、隣の家に潜んでいるシロアリが地中から侵入してくる可能性もあるので、古い家が近くにある場合は特に注意が必要です。

シロアリが繁殖するほど巣は巨大化して家の床下まで伸びてくる可能性があるため、あなたの家でもシロアリ予防は欠かせませんよ。

シロアリの種類と発生地域を把握して予防に努めよう

日本には家に被害を与えるシロアリは大きく3種類存在しており、その中でもイエシロアリは建物全体に被害が出やすく、被害の進行も早いので特に注意が必要です。

近年、増加している外来種のアメリカカンザイシロアリは、シロアリには珍しく乾いた木材を好み、2階や屋根裏部屋にも被害が及ぶこともあります。

シロアリの種類と特徴を下の表にまとめたので、あなたがお住まいの地域と照らし合わせて確認してみましょう。

種類ヤマトシロアリアメリカカンザイシロアリイエシロアリ
発生地域北海道北部以外の日本全域宮城県、岩手県など太平洋側の暖かい地域
南西諸島、小笠原諸島
羽アリの特徴・大きさは3~6㎜くらい
・全体が黒色、背中が黄色
・大きさは6~8㎜くらい
・全体が黒色で頭と背中が赤褐色
・大きさは7~9㎜くらい
・全体が黄褐色
被害・建物の下に被害が出やすい
・床下や水回りに発生しやすい
・被害の進行は遅め
・建物全体に被害が出やすい
・乾いた木材を好む
・被害の進行は遅め
・再発しやすい
・建物全体に被害が出やすい
・立木、新しい木材やコントクリートにも出る
・床下や水回りに発生しやすい
・被害が早く進行する

シロアリの種類によって被害の進行頻度や発生しやすい場所が異なるため、床下の対策をしたからといって安心できません。

イエシロアリは新築でも、コンクリートでも被害が出るなんて恐ろしいですね。

床下や木材がある場所だけでなく、キッチンやコンクリートで作られた場所にもシロアリ対策は必要なのですね!

薬剤の効果が切れる前に対策することが大事!

シロアリ予防の必要さはお分かりいただけたのではないでしょうか。

シロアリを予防するためには薬剤の効果が切れる前に対策することが大事です!

薬剤の効果はどれくらいで切れてしまうのでしょうか?

新築の場合、建築基準法で防蟻ぼうぎ処理をすることが定められているため、約5年ほどはシロアリ予防の効果があるとされています。

しかし、5年経ったら効果はなくなってしまうので、6年目以降は対策をうっていく必要がありますよね。

お金に余裕があれば業者に頼んで、5年に一度約15万前後を払っていけるかもしれませんが、少しでも安く済ませたい…と思いませんか?

正直自分で対策するのは手間もかかりますし、素人では精度にも限界があるため、10年後は業者に頼む必要もあるかもしれません。

しかし、業者に頼むまでの年数を延ばすべく、その間の数年でも自分で対策をすることでかなりの節約になりますよね!

いずれにせよ、シロアリ予防は薬剤が切れる前に実施することが大事と覚えておきましょう。

築5年を過ぎたら自分で床下点検をしてみよう

シロアリ予防をする前に自分で床下点検をしてみましょう。

平成7年に起きた阪神淡路大震災で倒壊した家の大半はシロアリ被害が発生していたと言われています。

気付かないうちにシロアリが発生するなどの事態を防ぐためにも、築5年を過ぎたら床下点検をすることが望ましいです。

床下にもぐる時にあると便利なものをまとめてみたので、参考にしてくださいね。

・防護服
・防じんマスク
・軍手
・長靴
・懐中電灯
・タオルや雑巾など

すべてホームセンターで手に入るものなので、用意してから点検することがおすすめです。

また、点検する際に見るポイントはこちらです。

・シロアリがいないか、形跡がないか
・基礎にひび割れがないか
・配管の水漏れがないか
・断熱材がはがれていないか
・カビが生えていないか

もし、上記に問題があった場合は、シロアリが出やすいだけでなく危険な状態になっている可能性もあるので、自分だけで対策をせずに早めに専門業者に相談することが大切です。

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見積もりやキャンセル料も無料ですし、24時間365日受付していて素早く対応してもらえるので、怪しいと思ったら今すぐ問い合わせてみましょう。

シロアリ予防には自分でできる対策を3つご紹介♪

シロアリを発生させないためには、薬剤を使うこと以外にも自分ですぐにできる対策があります。

それは、シロアリの餌となる木材を庭に放置しないことや風通しを良くすること、水漏れや雨漏りを放置しないことなどです。

主なシロアリは木材や湿気を好み、寄ってくる習性があります。

自分で日頃からシロアリが好みそうな環境をつくらないことが大切と言えるでしょう。

普段からできるシロアリ対策について3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

使わない木材や不要物を庭に放置しないようにしよう

庭に切った木をそのままにしておいたり、使わない木材を置いたままにしたりしていませんか?

イエシロアリは新しい木材を好み、被害が起きるとその進行も早いので気付いた頃には手遅れになることもあります。

シロアリが庭の木材を食べて増え、地下を掘って家の周りの隙間や穴から侵入してくる可能性もあるので注意が必要です。

木材に限らずとも、置いてある物の下に住み着く可能性もあるので、庭に不要物を置いておかないようにしましょう。

すぐに使わない木材をとっておくなら包装し物置などにしまいましょう!

湿気の多い場所は除湿器を使って湿度調整しよう

ヤマトシロアリとイエシロアリは湿気を好みます。

洗面所やお風呂場、キッチンなどはどうしても湿気が多いため、注意が必要でしょう。

湿気をためないためにも、換気扇を回す、窓を開けるなどして風通しをよくする、除湿器を設置するなどして湿度を適正に保つことが大切です。

床下の湿度においても、カビが生えるほど湿気がある場合は調湿工事を検討してみましょう。

半年に一度は水漏れや雨漏りしていないか確認しよう

水漏れや雨漏りを発見したらそのままにせず、すぐに修繕の対策をとることが必要です。

水漏れや雨漏りを放置していると、シロアリの好む絶好の環境になってしまいます。

半年に一度は自分で家の隅々まで点検し、水漏れや雨漏りが発生していないか確認しましょう。

安全性も心配ですし、シロアリ以前に早急に対策が必要ですね!

まとめ

  • シロアリは予防していないと築年数の浅い家、コンクリート作りの家にも発生することがあり、どんな家でも必ず対策が必要である
  • シロアリ予防は業者に頼むと1坪平均5000円前後、30坪の家なら15万円前後の費用がかかることもある
  • シロアリ予防の費用を安く抑えるためには、ホームセンターで手に入る薬剤を使って自分で対策するのがおすすめ
  • 大切な家族が体調不良になってしまったり、妊婦さんの赤ちゃんに影響したりすることがないように、薬剤を使用する前には注意点も確認しておく
  • ホウ酸団子を床下に置いておけば、それを食べたゴキブリやシロアリ、それ以外の害虫まで予防する効果がある
  • 日本には家に被害を与えるシロアリは大きく3種類存在しており、その中でもイエシロアリは建物全体に被害が出やすく、被害の進行も早いので特に注意が必要
  • 新築でも5年でシロアリ予防の効果はなくなるので、薬剤の効果が切れる前に自分でシロアリの対策をすることが大切
  • 定期的に床下点検をすることが望ましく、何らかの問題があった場合は被害が拡大しないようになるべく早く専門業者を頼ると良い
  • 日頃からシロアリの餌となる木材を庭に放置せず風通しを良くすること、水漏れや雨漏りを放置しないことが大事

今回はホームセンターで売っている薬剤を使って、自分でシロアリの予防をするための方法を紹介しました!

シロアリ予防消毒を業者に頼むと確実で安心ですが、どうしても高額な費用が掛かってしまいます。

新築から5年経ったら床下を確認し、何も問題なければ自分でホームセンターの薬剤を使ってシロアリを予防するなど対策を考えておきましょう。

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