夏場や冬場に欠かせないエアコンですが、つい他にも家電を使っていると電気の使い過ぎで急にブレーカーが落ちることはありませんか?
しかし急にブレーカーが落ちた時の原因は電気の使い過ぎだけではないのです!
我が家もエアコンをつけ、朝ご飯を作っていたら突然「バンッ!」と音がしてブレーカーが落ちたこともありました。
そんな時ついすぐにブレーカーを上げようとしますが、実は原因を確認せずにブレーカーを上げてしまうと故障や火災につながるかもしれません。
この記事では、エアコンを使用している際にブレーカーが急に落ちた時の原因と対処法をご紹介します。
ブレーカーが落ちても慌てずひとつひとつ確認しましょう。
エアコンの使用中にブレーカーが急に落ちないように役に立つのが、このエアコンの室外機を守ってくれるカバーです。
ブレーカーが急に落ちる原因の一つに室外機の劣化が故障があり、これらは汚れや強い刺激が原因で起こります。
こちらのカバーを使うと、雨や汚れ、紫外線などから守り、エアコンの室外機が長持ちしますよ♪
エアコンでブレーカーが落ちる急なトラブルの原因
エアコンのブレーカーが急に落ちるようなときは、まずは原因を探りましょう!
エアコンと一緒に炊飯器も電子レンジもなど電気の使い過ぎに心当たりありませんか?
急にブレーカーが落ちるような心当たりがない場合は、電気系統で漏電などの問題が発生しているかもしれません!
ブレーカーが落ちる原因は上記のようなものになります。
原因を探るために知っておきたいブレーカーの名称など見方を確認しておきましょう!
エアコンのブレーカーはどれ?ブレーカーの見方!
一般的にブレーカーは、分電盤と呼ばれる四角いボックスにアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーの3つがまとまっています。
ブレーカーの役割などを知り、エアコンを使用中にブレーカーが急に落ちるような事態に備えましょう。
ここからは、我が家のブレーカーを参考に名称など確認していきましょう。
アンペアブレーカー
ご自宅の電力会社と契約した電力以上に電力を使うと自動的にこのブレーカーが落ちます。
我が家は50Aの契約をしていますので、50A以上使うとブレーカーが落ちるということですね!
このアンペアブレーカーが落ちていると家じゅうの電気が消えます。
漏電ブレーカー
漏電ブレーカーは、電気回路の中で漏電が発生している時に落ちるようになっています。
この漏電ブレーカーが落ちていると、漏電している可能性が高いので、むやみに触ってしまうのは危険です。
こちらの漏電ブレーカーについては後で詳しく見ていきたいと思います。
安全ブレーカー
安全ブレーカーは一つひとつの回路に分かれています。そのため一つの部屋など、一つの回路で電力を容量以上に使うと自動的に落ちます。
もちろん注意が必要なのですが、漏電でブレーカーが落ちた場合この安全ブレーカーを使うことによって漏電の箇所を調べることができます。
ブレーカーが落ちる原因は漏電の可能性がある
漏電は、エアコンの本体や室外機の漏電が原因でブレーカーが急に落ちることもあります。
漏電もさまざまな原因があり、原因を知っていれば、気づいたときに対策できますね♪
エアコン本体の内部の想定されている結露は外にホースで流れるよう設計されています。
しかし、エアコン運転中、特に冷房運転中にエアコン本体から水が落ちてくるような時は注意が必要です。
その場合想定されているはずの結露がうまく外に流れず、エアコン内部の大切な制御基板などに水がかかると漏電を起こしてしまう可能性があります。
エアコンの周りで雨漏りすると、エアコン内にも雨漏りして漏電することがあります。
ナメクジや蜂が本体に入り込んで漏電する場合があるって聞いたこともあるわ…。
室外機は外に設置するためある程度は雨水対策がされていますが、経年劣化や衝撃などで破損などがあると、水が浸入し漏電の原因となります。
このように考えていくと、漏電の可能性は気づかないところで発生していることが多くあることが分かりますよね。
契約したアンペアはどのくらい?使い過ぎに注意!
同時に家電を使っていたなど心当たりがなければ、契約したアンペア以上に使いすぎているのかもしれません。
エアコンを使用している時に急にブレーカーが落ちる時、他にも同時に電子レンジやオーブン、IHクッキングヒーターなど使っていませんでしたか?
我が家はオール電化だけど、エアコンを使いながら朝ご飯の用意中にブレーカーが落ちるわ。
そんな時、分電盤を見るとアンペアブレーカーが落ちている可能性があります。
各家電がどのくらいのアンペアを使うか確認しておきましょう!
家電 | アンペア数 |
---|---|
エアコン(起動時) | 冷房:14A 暖房:20A |
IHクッキングヒーター | 14A |
炊飯器(炊飯時) | 13A |
電子レンジ | 15A |
オーブン | 14A |
テレビ | 2.1A |
ドライヤー | 12A |
つまり同時に使っている家電のアンペアを足すと、合計のアンペアがわかるのね!
例えば暖房(20A)を使いながら、ご飯を炊飯器で炊き(13A)、電子レンジ(15A)で温めながら調理すると合計で48Aとなります。
また、50Aで契約していた場合、ほかの家族がドライヤー(12A)を使うと合計60Aになるので、オーバーしてブレーカーが落ちるということです。
このことから同時に使える範囲内でブレーカーが落ちるということは別の原因がある可能性があると考えることができます。
また、一つの部屋だけでたくさん使うとその部屋だけの安全ブレーカーが落ちることもあります。
10年経過したエアコンは本体や室外機の老朽化の影響も
もしエアコンが10年近く使っているものなら、寿命が近いかもしれません。
一般的にエアコンの寿命は10年が目安と言われており、そのあたりには本体や室外機にさまざまな症状がみられるようになります。
10年近く使っているエアコンは経年劣化によって故障している可能性が大いに出てきます。
なかでも、エアコンが効かない、異音がする、使用中に漏電ブレーカーが落ちるなどが起きるときは室外機にあるコンプレッサーの故障かもしれません。
エアコンのブレーカーが落ちる時の修理などの対処法
ここまでエアコンの使用中などに急にブレーカーが落ちる原因を見てきました。
原因によって対処法は異なりますが、まずは確実な原因や対処法を教えてくれる電気修理業者に見てもらうことをおすすめします!
ここからはエアコン使用中にブレーカーが落ちる原因ごとに対処法を確認していきましょう。
漏電が原因でブレーカーが落ちたら分電盤を確認しよう
エアコンのブレーカーが急に落ちるような時は、漏電の可能性もあるので何も確認せずにブレーカーを上げてしまうのは危険です!
以下の手順で漏電の箇所を調べて、どこが漏電しているのか分かりましたら、電気の業者に修理依頼をしましょう。
- step1すべてのブレーカーを下げる
- step2アンペアブレーカー、漏電ブレーカーを気をつけながら上げる
- step3安全ブレーカーを順番に上げる
- step4上げても落ちてしまうブレーカーがあれば、そのブレーカーには触らないようにし、業者に連絡をする
感電などの危険性もあるので、漏電ブレーカーが落ちている時は確認と応急処置をして修理業者を待ちましょう!
漏電の箇所が分かり、修理業者を呼んだら応急処置をしてください。
- STEP1漏電している箇所のブレーカーを落とす
- STEP2しばらくしてしっかり乾いている手でコンセントを抜く
- STEP3しばらくしてアース線を抜く
修理業者が来るまでブレーカーを上げたままだと電気が流れるので漏電が進み、火災や感電など危険です。
ブレーカーを落とし、コンセントを抜くなどしっかり対処しましょう。この時感電を防ぐため、しっかりと乾いた手で行ってください。
ただし、感電の恐れもあるので注意して行い、無理をしないようにしましょう!
家電の使用で落ちるブレーカーは自分で復旧できる
エアコンと一緒に家電などを同時に使うなどした場合にブレーカーが落ちたのであれば、アンペアブレーカーを元に戻せば復旧します。
この場合は、そのまま戻すとまた電気が各家電に流れてブレーカーが落ちる可能性があります。
そのため、緊急性のある冷蔵庫など常に電気が必要なものを除いて、コンセントを抜いてからアンペアブレーカーを戻しましょう!
長く使ったエアコンが原因の場合は買い替えも検討
エアコンの寿命が原因でブレーカーが落ちるようなことがあれば、買い替えも検討しましょう。
先述したようにエアコンを10年近く使用している場合、コンプレッサーの経年劣化など重大な故障によりブレーカーが落ちることも出てきます。
そのため電気業者に見てもらったところ買い替えを勧められるということも出てきます。
エアコンの寿命は10年くらいと言われていることからも買い替えを検討する必要が出てくるかもしれませんね。
10年程経っているとエアコンの性能もよくなり、10年前のものより省エネになっているものが多いので、ブレーカーが落ちにくくなることも!
このようにエアコンのブレーカーが急に落ちる時は、主に修理業者に頼む、買い替えるの二つの方法で対処することになります。
エアコンのブレーカーが落ちるのを防ぐ方法3選
エアコン使用中にブレーカーが急に落ちることがないように、契約アンペア数の変更やこまめなクリーニングなどで対策しましょう!
すでにブレーカーが落ちるなどの症状が出ている場合は、先述の対処法を試してみてください!
しかし、なるべくならエアコンの使用中にブレーカーが落ちるなんてことになりたくないですよね?
しっかり対策をしてそんな事態にならないように備えましょう!
エアコンの室外機を紫外線などから守り劣化を防ぐ
エアコンの室外機は雨や直射日光などの刺激から守るためにカバーを付けることをおすすめします。
エアコンの室外機は、もちろん屋外に設置することを暫定で作られていますが、毎日直射日光や紫外線に触れていると過熱になり劣化が早まります。
また屋外は雨だけやなく強風や雪など天気によるリスクもあり、そんな天気による刺激や汚れの侵入なども故障や経年劣化が早まる原因となってしまいます。
しかし室外機カバーの種類によっては熱の放出ができずに、エアコンが効きにくくなるというものもあるので、注意が必要です。
私がおすすめしているのは、このエアコンの上にのせて固定する簡単なタイプの室外機のカバーです。
固定ベルトがあるので簡単に取り付けられて、天気の影響から室外機を守れ、室外機の故障や経年劣化を遅らせることができます♪
アンペアの容量を増やして同時に使える家電を増やす
まずは自宅の契約アンペア数を確認してください。
アンペア数と使用する家電の合計アンペア数によって、契約アンペア数の変更やエアコン専用回線、ブレーカーの増設も検討しましょう。
家族構成や家の間取りなどからおすすめされるアンペア数で契約されている方も多いかと思います。
家族が増えたりお子さんが大きくなって部屋を分けたりした時には、契約アンペア数を見直すことも必要かもしれません。
我が家は4人家族で50Aになっているわ。これだと足りないのかしら?
一日の中で、同時に使うアンペア数が50A超えていなければ、変更の必要はないですよ!
自宅のアンペア数を確認したうえで、一日の中で、同時に使うアンペア数が契約しているアンペア数を超えているかいないかが、変更の目安になります。
契約の範囲内のアンペア数を使うのであれば、変更する必要はありません。
契約アンペア数を変更すると電気料金が上がるなどのデメリットもありますので契約している電力会社に確認してみてくださいね♪
同時に使う家電の合計アンペアは48Aなので変更しなくて済むのね!
そのほかにもブレーカーや回線を増設する方法があります。
しかしこれらは素人の判断では増設した方がいいとは言い難いので、電気の業者に見てもらって判断した方がよいでしょう。
こまめにエアコンの掃除やメンテナンスをする
エアコンのフィルターの掃除をしていないことによっても、ブレーカーが落ちる可能性があります。
エアコンのフィルターが目詰めりすると、エアコンの中のコンプレッサーがうまく動かなくなってしまい故障につながります。
エアコンの掃除をしないデメリットは、ブレーカーが落ちることに限らずたくさんあるのでこまめに掃除をすることをおすすめします。
まとめ
- エアコンの使用中にブレーカーが急に落ちる原因は、漏電、電気の使い過ぎ、エアコンの寿命が原因の可能性が高い
- 漏電ブレーカーが落ちていれば、正しい方法で漏電している箇所を特定して電気業者に連絡する
- 電気の使い過ぎでブレーカーが急に落ちるのであれば、アンペアブレーカーを上げることで復旧できる
- 10年くらい使っているエアコンの場合、老朽化で寿命が近いことも考えられるので買い替えも検討する
- エアコンの室外機にはカバーを付けて天気による刺激で故障や経年劣化を遅らせることができる
- 使用する家電の合計アンペア数によって、契約アンペア数の変更やエアコン専用回線、ブレーカーの増設を検討する
- エアコンのフィルターを掃除しないと目詰まりを起こし、コンプレッサーがうまく動かなくなるため、ブレーカーが落ちる可能性がある
エアコンを使っている際、急にブレーカーが落ちるような時は、エアコンの本体や室外機に原因があるということが分かりました。
漏電が起きてしまうと、自分では対処できないため、修理業者に頼むことになり、暑い中もしくは寒い中修理をまたなければいけませんよね。
夏場の暑い日や冬の寒い日に、エアコンが使えない状態にならないためにも対策をして、ブレーカーが急に落ちてしまわないように対策してみてください!
このエアコンの室外機のカバーは、エアコンの上に固定するだけの取り付けが簡単なところがおすすめです!
少し室外機に手をかけてあげるだけで、エアコンの室外機が天気による汚れや刺激から守られるので、ぜひ使ってみてください♪
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