障子を張り替える季節は梅雨がおすすめ!綺麗に貼るための手順や道具

家づくり

あなたのお住まいに障子の部屋はありますか?隅々まで掃除をして足元やテーブルの上もスッキリしたのに障子がボロボロではきれいさが半減してしますよね。

私の家の客間がくすんで見えた原因は障子でした。

障子の張り替えの季節は梅雨が望ましいですが、梅雨の季節以外でも思い切って障子の張り替えをしましょう。

季節は梅雨ではない場合もありますが張り替えは思い立ったが吉日です。まず障子紙の張り替えに必要な材料と道具を確認してみましょう。

材料は大掃除の季節ではなくても普段利用されているホームセンターで通年販売されていますので安心してください。

ただ障子紙の柄や張り替え方法が異なる障子紙が販売されているため、張り替え作業より障子紙を選ぶことに時間を費やしてしまうかもしれません。

障子を張り替える季節は湿度が高い梅雨がおすすめ

障子の張り替えの季節を選ぶなら梅雨の時期がおすすめです。

梅雨の季節はお天気が不安定なため外出の予定が立てにくく、室内で過ごす日も多いですよね。

しかし逆に考えれば障子の張り替えの予定は立てやすいので、その時間を利用して障子を張り替えてしまいましょう!

外がすっきりしない空模様でも、気分は晴れること間違いなしです。

障子の張り替えは見た目の汚れや破れだけで判断しない

破れたり汚れたりしていなくても障子は徐々に黄ばんでくるため、張り替える目安として2~5年と言われています。

障子は紙なのでカーテンのように洗濯機で洗うことはできず、畳むこともできないためほこりや繊維が絶えず付着している状態です。

上の画像は1枚の障子を部屋の中から撮影したものです。

障子の上部は張り替えしておらず下部は張り替えされた後ですが、上部の障子紙が黄ばんでいることがわかりますよね。

梅雨に障子を張り替えると紙が破れにくく貼りやすい

障子紙は和紙なので湿気を含むと伸びるため貼りやすくなります。

逆に乾燥した季節は和紙の湿度が少ないため、紙自体が硬くなり破れやすくなるため梅雨の季節に張り替えが望ましいのです。

湿気を含んだできたシワならエアコンで乾燥させておけばピンとなります。もちろん乾燥という点ではドライヤーでも乾かせます!

張り替え作業を行う場合、どうしても古い障子紙をはがすため部屋の中に紙くずやほこりが舞ってしまいます。

そのため、障子を張り替えるなら大掃除の予定に合わせて行うと良いですね。

湿気の季節ではない夏や冬は仕上げに障子紙全体を霧吹きで保湿すると良いですよ!

張り替えの材料はいつものホームセンターでそろう

障子を張り替えるための材料は、ホームセンターでそろうものばかりです。

障子紙とのり以外に霧吹きやセロハンテープ、作業道具としてカッターやヘラが必要となります。

セロハンテープの代わりにマスキングテープも使えますよ!

障子の張り替えは下記の6品が揃えばすぐにでも始められるので、お近くのホームセンターで確認してみましょう。

もちろん近所のホームセンターまで行くことが困難な場合は、インターネットで購入して取り寄せることもできますよ。

  • 新しい障子紙
  • のり
  • 新聞紙(障子枠を置くため)
  • カッター(障子枠に合わせて不要部分の障子紙を切り取るため)
  • セロハンテープ(障子紙の仮止めに使用)
  • 霧吹き

障子紙や霧吹きなど100均で販売されている材料も多いので、費用を抑えたい場合は確認してみてくださいね。

障子の張り替えにのりは不要⁉両面テープタイプもある

障子の張り替えで必要なものの中に、接着用ののりがありました。

しかし、障子の張り替えでのりを用意しなくても、最初から粘着剤が付いている障子紙があったのです!

のりを使って張り替える時は少なすぎて足りなかったり多めに用意しすぎて余ってしまったりと、どれくらいの量を準備すべきか難しいですよね。

今回はのりを使わずに張り替えられる障子紙の特徴や使う時の注意点についても紹介していきます。

障子紙の接着材も手軽なものに変化している

これまで障子の張り替えをする機会もなければ、障子紙を購入することもありませんでした。

しかし最近の障子紙には加工が施してあり、アイロンの熱を利用して付着させるものや両面テープで貼り付けてしまうものもあるのです。

今はアイロンで貼り付けられる障子紙があることにびっくり!!

また、柄や種類も豊富でデザイン性の高いものもありますが、初めての張り替える場合は柄が入っていない無地の障子紙がおすすめですよ!

柄の入っている障子紙だと、季節や模様替えで部屋の雰囲気を邪魔する恐れがあり、柄が大ぶりなものになるとカットする位置も難しくなります。

素敵な柄より、ベーシックな無地が良いですね。

迷ったらスタンダードなのり接着タイプにしておこう

のりを使わないと手も汚れず楽そうですが、アイロンを使って貼る障子紙は桟の部分だけでなく障子枠全体にアイロンをかける必要があるため面倒かもしれません。

湿気が少ない梅雨以外の時期に張り替えるなら、のりを使ったほうが障子紙が伸びやすく切れにくくなりますよ。

私はのりを塗った部分を目で確かめられないことが不安で、アイロンでの加熱接着タイプと両面テープタイプは断念しました。

両面テープで貼り付けるタイプも、貼り直しができないため一発勝負です。

桟にのりを塗って障子紙を貼るのは昔ながらの方法なので面倒に思われがちですが、失敗してしまったや貼り直しやコスパを総合的に考えると安上がりですね♪

障子の張り替えをdiyするならゆとりのある部屋で

洋室にドアがあるように障子は和室のドアであり、一般的な障子は木の枠に木の格子で作られているので、洋室のドアと比べると重厚には感じないかもしれません。

しかし、障子の枠は畳1枚分より大きいので、diyで張り替える場合は作業スペースをきちんと確保して、新聞紙やビニールマットを敷くなど準備が大切です。

障子の張り替えといえば、両親が客間で真剣に障子の張り替えをしていたことを思い出します。

私は張り替えをしている障子の周りをうろうろしていましたのでかなり邪魔だったはずです。

障子の張り替えをdiyするには室内でしかできないので、障子のある部屋やその付近の部屋に張り替えるスペースを用意してください。

この項目では、diyで障子を張り替える時の注意点やうまく貼るためのコツを紹介していきます。

繰り返す湿気や乾燥でこびりついてしまっている

あなたの自宅の障子はのりで接着されている一般的なものでしょうか?

のりで接着されているタイプなら、障子のさんに沿って水を含ませたタオルを使い、古い障子紙に十分な水分を含ませます。

障子の桟とは、障子紙が付いている四角の部分です。

古い障子紙は、金魚すくいの和紙のように水分を含んでおり、かなり切れやすくなっているので注意が必要です。

湿り気を帯びてきたらゆっくりと障子紙をはがしますが、桟に紙が残らないようにタオルやヘラでこすり落としてくださいね。

桟に古い障子紙が残ったまま新しい障子紙を重ねて貼り付けてしまうと、仕上がりが悪くなるため気を付けましょう。

障子枠はきちんと乾かしてからのりを塗ろう

障子紙をはがすために水を吸わせたので、今度はのりがしっかり粘着するように障子枠を乾燥させて水気をとばしましょう。

直接指先で触れてみて湿っぽさを感じなければ大丈夫です。

のりを塗る前に触れてみてまだ湿り気を感じた場合は、乾燥時間を長めにして様子を見てみましょう。

私は初めてdiyで張り替えをした時に、横着してすぐにのりを塗ったのでのりがゆるくなってしまいました

きれいに貼るためにはセロハンテープで仮止めをしよう

張り替える障子枠に障子紙をのせ、セロハンテープやマスキングテープを使って仮止めしてください。

障子枠からはみ出ている不要な部分はカッターで切り取ります。

私は定規を添えて切り取りましたが、定規がプラスチック製だったため刃が定規に食い込んでしまいました。

力の入れ具合に気を付ければよかったと後悔しています。

桟にのりを塗り、気持ちシワを伸ばすような気持ちで一定方向に向かって貼り付けていきましょう。

初めての張り替えでも躊躇ちゅうちょしてはいけません。障子紙を引っ張るような気持ちで一気に貼り付けてしまいましょう!

仮止めがずれないよう引っぱりすぎにも注意です。

障子を張り替える料金は業者や紙の種類によって変わる

地域によって多少の違いはありますが障子の張り替えを業者に頼んだ場合、3,000円~10,000円前後の作業料金がかかります。

作業料金は施工するための技術的な値段ではなく、障子の紙の種類と張り替える障子枠の枚数で料金に違いが出てきます。

張り替え作業が完了するまでの日数はどれくらい?

平均的な作業日数はお預かりから納品までで3~4日間です。

古い障子紙をはがして、障子枠の大きさに合わせてカットし張り替えるという作業ですが、事前に障子枠の寸法や障子紙の種類を打ち合わせしてから作業となります。

天気によって納品できない場合を考慮し3~4日間という作業期間が一般的です。

もしあなたのご自宅に、作業可能で天候に左右されない室内の広さがあれば持ち帰らずに張り替えてもらえる場合もあるので予約の際に業者さんに確認してみましょう。

張り替えを頼むなら障子紙以外に破れにくい材質もある

「掃除機がぶつかって穴が開いてしまった。」という経験をされたことはありませんか?

柄はもちろんですが、近年はペットブームということもあり破れにくい素材のものや撥水加工のもの、消臭機能が施されているものもあります。

誤って障子紙を食べてしまい具合が悪くなってしまったという事態を未然に防げるように、家族の生活スタイルにあった障子の材質を選ぶことも選択肢のひとつです。

障子枠1枚すべてを張り替えるほどではないが穴だけはふさぎたいという場合には、A4サイズの補修シールも販売されています。

日焼けが気になる場合は、黄色味の強い障子紙を選ぶと良いですよ!

おもてなしの日が予定にあるなら頼むことも視野に

障子の張り替えを自分でした場合、障子紙にこだわりがなければ、材料費の購入だけで済むのであなたの予定さえ合えば手軽に張り替え可能です。

しかし顔合わせや法事など特別な訪問がある場合は、プロの業者さんに頼むという手もありますよ。

あらかじめ予定がわかっているなら、きれいな部屋でおもてなしできるようにプロに相談してみてくださいね♪

まとめ

  • 障子が破れていない場合でも2~5年で黄ばみやしみが出てくるので張り替えたほうが良い
  • 張り替えの季節が梅雨ではない乾燥している季節の作業なら、接着剤にのりを使用したり霧吹きで障子紙の乾燥を防いだりすると貼りやすい
  • 張り替えの材料はホームセンター以外ではインターネットでも豊富に販売しているが、費用を抑えたいなら100均でそろえることも可能
  • 障子紙の貼りつけにはのりだけでなく、アイロンタイプや両面テープタイプの手を汚さずに張り替えられるものもある
  • diyで新しい障子紙を貼りつける時は必ず仮止めをし、障子枠と障子紙の大きさを確認して不要部分をカットする
  • 障子の張り替えを自分でする場合、障子枠を外し古い障子紙をはがすため広さが必要なためスペースを充分に用意する
  • diyで張り替える場合は古い障子紙を残さないようはがし、障子枠の乾燥をしっかりするとのりの付きが良くきれいに貼れる
  • 障子の張り替えを業者に頼む場合3~4日ほどかかるが、撥水加工や消臭機能など豊富な素材があり生活スタイルに合うものが選べる

障子の張り替えは季節を選べれば梅雨時期がベストですが、急な用事で張り替える必要があったり大掃除のついでにきれいにしたくなったりもするでしょう。

自分で張り替える場合は本記事で紹介した手順や注意点を参考にしながら、挑戦してみてくださいね♪

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