建売の住み心地に後悔して引っ越したいと思っても、購入した家を手放すのは勇気が必要で踏み出せない方も多いです。
引っ越しを考えたら、まずは売却でローンが完済できるか知るために、一括査定サイトで複数の不動産会社から売却価格の見積もりを取りましょう。
建売の売却には住宅ローンの完済や手続きが必要ですが、引っ越したいほどの精神的ストレスがある場合、手放したほうが後悔なく暮らせます。
陽当たりが悪くて気分が落ち込み辛かったので、朝日が見える家に引っ越しました!
この記事では、住み替え手続きやローンが完済できない場合の方法を、順を追って解説しているため引っ越したいあなたに役立ちます。
建売からの引っ越しは簡単とは言えませんが、後悔して生活するより快適な家を選んだほうが豊かな人生を送れますよ。
建売に後悔して引っ越したい6つの理由と実体験を紹介
購入した建売から引っ越したいと考える理由は大きく2つあり、1つは精神的ストレスから解放されたい場合、2つ目は家族や環境の変化で引っ越しが必要な場合です。
建売を購入して憧れの一軒家に住んでからすぐに、引っ越したいと考える方は少なくありません。
実際に住んでからしか分からないことも多く、毎日過ごす家だからこそ住み心地が悪いと精神的ストレスが溜まってしまうのです。
yahoo!知恵袋や教えて!gooに掲載されていた経験談をもとに、建売を購入後にしている後悔や引っ越したい理由をまとめました。
ご近所さんとの相性が悪くて引っ越したい!
実際に住んでからでないと分からないのがご近所のさんとの相性で、隣人との関係に苦しんでいる場合は引っ越さない限り精神的ストレスが続きます。
持ち家になると、町内会の仕事が回ってきたり地域の行事への参加が必要だったりしてご近所付き合いは多くなるものです。
小さな争いが重なり修復できないくらいのトラブルになると、ご近所としてやっていくことが困難な場合もあり、住み続けるのが辛く感く引っ越したいと考えるようになります。
私が噂話の仲間に入らないせいか、徐々にみんなが冷たくなって最近は家族でよそよそしくされています。
長く住んでいるご近所さんが多いとコミュニティーに馴染めず、地元のつながりにストレスを感じる方も少なくありません。
ノックなしで勝手にドアを開けて入ってくるのが耐えられません。
引っ越しをして日々の精神的なストレスから解放されるのであれば、建売が築浅なうちの売却も方法の1つです。
深夜や早朝の騒音に悩まされて体が休まらない
家の周りの環境からある程度の騒音は予想できても、夜や早朝などの騒音までは分からないもので、入居してすぐに騒音を理由に引っ越したいと考える方もいます。
自分が寝ている間の騒音は特に気になり、夜寝付けなかったり早朝に目が覚めてしまったりして精神ストレスが溜まるのです。
騒音は近隣住民の生活音以外にも、近くに飲食店がある場合は人の話し声や車の音なども騒がしく感じて後悔します。
騒音が気になるので涼しい時期も窓を閉め切って生活しています。
子供がいる家庭は、勉強や就寝時に影響が出るため引っ越しを考える大きな理由にもなります。
家の前を通る車の音にびっくりして目が覚めちゃうの!
私は子供のお昼寝中に騒音で悩んだ経験がありますが、それが夜間もだと親子ともに十分な睡眠が取れなくて辛いなと感じます。
住んでみたら思っていたよりも住みづらかった
購入前に生活をイメージしていても、いざ住み始めると間取りや日当たり、断熱性などに不満が出てきて後悔を感じる方もいます。
建売の価格や立地を優先して購入した場合によくみられる後悔で、立地の良い場所で安く買えたけど実際住んだら住みづらい!と不満が出てくるパターンです。
私は注文住宅で間取りから家づくりをしましたが、それでも実際に住むと「窓の位置」「照明の場所」などで後悔があるため、全く後悔のない買い物は難しいと考えています。
キッチンの高さが私には合わなくて腰が痛くなります。毎日キッチンに立つのでストレスです。
暮らし方の工夫でカバーできる場合は良いですが、日当たりや間取りなどは簡単に改善できず引っ越たいと考えたくなりますよね。
1階で洗濯して2階に干す、1階に収納という効率の悪い動線で、洗濯物の持ち運びに疲れました。
ほかにも、「断熱性が悪くて光熱費が高い」「すぐに雨漏りする」「収納が足りない」など、住み心地の悪さは多様で、それを理由に引っ越しを考える方は多いです。
不満がある家で生活を続けるのは大きなストレスになるため、リラックスして過ごせる家に住み替えることも検討しましょう。
立地が不便で毎日の通勤通学に負担を感じている
家から会社が遠く出勤に時間がかかる立地だった場合、家には満足していても毎日の通勤が負担になって家の立地に後悔する方もいます。
場所によっては子供の進学先の選択肢にも影響が出るため、子供の進学をきっかけで建売からの引っ越したいと考える方も多いです。
バスに乗らないとどこにも行けない立地に後悔しています。
「少し郊外のほうが子育てに良い環境だから」という理由だけで駅から離れた建売を購入すると、とても不便に感じるでしょう。
ここまでは後悔や不満によって建売を手放す原因でしたが、手放したくなくても引っ越さなければならない場合を紹介します。
急な転勤が決まってすぐに引っ越す必要がある
家族の急な転勤で建売から引っ越したい場合もあり、後悔して引っ越すわけではありませんが、せっかく購入した建売を手放す理由の1つです。
単身赴任の家族もいらっしゃいますが、家族の時間や子供の成長を優先して今の建売を手放して引っ越す方も多いのが実態です。
夫が転勤が決まり、2年しか住んでいない家を売却するか迷っています。
転勤の予定があるのに家を購入する方はあまりいないので、「まさかの転勤」になり引っ越す場合が多いです。
大きな買い物で手に入れたマイホームを、購入して間もない時期に手放すのは、それまでの手間や費用を考えると後悔してもしきれませんよね。
転勤が2~3年程度なら家を貸すという選択肢もありますよ。
家族構成が変化して家が自分たちの生活に合わない
離婚や親との同居など家族構成の思わぬ変化によって、現在住んでいる家が生活に合わなくなり引っ越しを考える方もいます。
3組に1組が離婚するとも言われている日本では、結婚を機に購入した家が負担になることもあるのです。
親の介護で一緒に生活する場合は、現在の間取りでは狭かったりバリアフリーにしたかったりしてリフォームよりも引っ越しを選ぶ方もいます。
戸建てを購入してすぐに離婚してしまったので、売却しました。
一緒に生活する家族が増える場合は、今のままの間取りだと互いにストレスを感じることもあり、住み替えを考えるタイミングと言えます。
後悔だけではない!建売住宅にして良かったポイント
建売住宅の購入は、立地が良い場所の家を安く購入できるというメリットもあり後悔ではなく、満足している方もたくさんいます。
間取りや設備のグレードにこだわった建売住宅も多く、自分たちが気に入る家が見つかると短期間で購入・入居ができます。
注文住宅だと設計から入居まで年単位でかかる場合もあります。
同じ間取り、設備を注文住宅で立てるよりも値段が安く建てられ、立地条件が良い場所をリーズナブルな値段で買えるメリットもあるのです!
浮いた時間やお金で家具選びを楽しめたのでインテリアにこだわれました♪
建売に後悔して引っ越すならデメリットを理解してから
建売の購入を後悔し新たな場所に引っ越すのは、費用や手間がかかるというデメリットを考えても簡単に行動に移せるものではありません。
まずは引っ越しするほどの後悔なのかよく考えましょう。
「立地は良い」「陽当たりは良い」など後悔ばかりでなく良いところを探し、不満な部分はリノベ―ジョンやDIYで可能な限り変えてみる方法もあります。
住み替えには初期費用が必要!売却にも手数料がかかる
新居に引っ越す場合は、賃貸または購入どちらにしても新たに初期費用が発生し、売却にも手数料がかかるため費用面でのデメリットが大きいです。
新たな家にかかる初期費用は以下のように言われていて、家賃10万円の賃貸でも約40万円で、それに加えて引っ越し費用も必要です。
今住んでいる戸建てを売却した金額で支払いたくても、少し住んでいると築浅物件でも「中古」扱いになるため相場は下がります。
もし購入時と同額以上で売れても、建売の売却で利益が出ると「譲渡所得税」を支払う義務があり、手元に大きなお金は残らないと考えたほうが良いです。
購入希望者が出てこないために売却価格を値下げるケースも多いです。
売却した金額でローンの支払いが済めば良いほうで、今の建売が売れたとしても引っ越す費用などでマイナス収支になる可能性が高いです。
売却活動と住み替え手続きに手間がかかって忙しい!
売却や引っ越しに手間がかかるデメリットもあり、売却の取引中は不動産会社との連絡や内覧の対応、それに合わせて新居の内覧、引っ越しを行わなければいけません。
一般的に建売の売却には3カ月から6カ月程度かかると言われていて、その間何度も物件の内覧に応じる可能性はあります。
引っ越す際は住み替え先の新居選びに「もう後悔したくない」と慎重になるため、何件もの物件に足を運ぶことが予想されますね。
フルタイムで働いていると、この時間をつくるのはかなり大変そう。
私は家族4人分の引っ越し経験がありますが、一軒家の荷物量はとても多いのと、ガスや水道の契約、ご近所への挨拶まわりなどかなりの手間がかかりました。
問題解決で人生を変える!建売からの引っ越しメリット
金銭的なデメリットが大きい建売からの引っ越しですが、現在抱えている問題が解決できるため人生を変えられるメリットがあります!
引っ越しをすれば「隣人とのトラブル」「騒音」「住みづらさ」など建売で後悔しているポイントがすべて解決しストレスが大幅に減少します。
特に人間関係は、引っ越しでその環境から離れるだけで精神的に元気になれ、新たな地で前向きに暮らせますよね。
長期的な視点から考えて引っ越したほうが結果的に得をするケースもあり、例えば現在立地に不満がある場合は通勤通学の時間と費用を節約できます。
高気密高断熱な家に住み替えれば光熱費の節約にもなります。
メリットのほうが大きく人生を変えたいと考えるあなたに、住み替えのスケジュール立てや手続き方法を解説していきますね♪
建売を後悔して売りたい際は計画的に!手続きと注意点
建売から賃貸や注文住宅に引っ越す場合、建売の売却と購入(賃貸契約)を同時に行う必要があるため、計画的に進めることが大切です。
家の購入や売却は人生で何度も経験するものではなく、契約手続きや不動産会社との連絡業務など慣れないことが多いですよね。
建売に後悔しているから売りたいと考えたら、どのような手続きで引っ越しを進めていけば良いのか具体的に解説します。
新居への住み替えがスムーズにできますよ♪
売り先行で引っ越しスケジュールを組む!売却5ステップ
引っ越しスケジュールは「売り先行」と言って、今住んでいる家を売却してから新しい家を購入する順番で進めることをおすすめします。
売り先行は期限を気にせず売却活動ができるため「高く売りたい」とこだわれ、売却で得た資金を住宅ローンの返済や引っ越し資金に充てられます。
建売住宅を売りたい場合は、まず不動産に査定を依頼し、不動産会社との間で媒介契約を結ぶと売却活動が行えます。
早くて3カ月程度で売却が済みますが一般的には6カ月程度で、その間に不動産会社や内覧希望者とのスケジュール調整が必要です。
新居に引っ越す際には、「もう後悔しないように」と気に入る物件が見つかるまで内覧に行き、契約や住宅ローンの手続き、初期費用の支払い手続きを行います。
売買と新居どちらの契約も同時に進める必要があり、体力的にも精神的にもかなりハードだと言えるでしょう。
一括査定サイトで売却価格の相場を把握しよう
実際に建売がいくらで売れるのかを把握しておかないと、住宅ローンの返済計画や新居への引っ越し計画が立てられません。
具体的な売却価格は立地条件や建物の状況によって変化するため、査定のプロである不動産会社に査定してもらうのがおすすめです。
査定は1社ではなく複数の会社に依頼しましょう。
不動産の査定には厳密なルールがなく査定額は会社によって異なり、1社だけではその価格が妥当なのか判断できず、安い金額での売却は後悔する場合があります。
不動産の一括査定サイトを利用すれば、一度の入力で複数の会社の査定を受けれられるので、少しでも手間を省きたい方におすすめです。
一括査定サイト | 特徴 |
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LIFULL HOME’S | ・提携企業数が突出して多く4500社以上 ・査定依頼できる不動産会社の情報が詳細に書いてある |
スーモ売却査定 | ・利用者満足度91%で、購入時期や金額の指定、連絡時間の指定も可能 ・スーモカウンターを利用すれば無料で新居の相談ができる |
オウチーノ | ・総提携企業数2100社以上で地方や郊外にも強い ・希望金額で売却した場合の手数料や税金なども確認できる |
イエウール | ・大手不動産会社との提携数が14社と多い ・査定できる物件の種類が幅広く、売却時期や希望金額も入力できる |
試しにLIFELL HOME’Sの一括査定サイトを利用しましたが、住所や土地建物の広さ、間取りなどおおよその面積の入力で査定に進めます。
「なるべく売りたい」や「近所に知られたくない」などの希望も入力できて、自分の要望に合った売却ができると感じました。
売買価格の値段で媒介契約をする不動産会社を決めるのもひとつの方法ですが、営業担当者の対応もチェックして不動産選びで後悔しないようにましょう。
一括査定サイトに登録されている不動産会社は審査をクリアしているため、質の悪い不動産会社を選んでしまうリスクを避けられますよ。
少し手間は増えますが、不動産一括サイトも2つ以上を同時にに利用すれば、過不足なく不動産会社が選べておすすめです。
住宅ローン残高の確認で完済できるかの見通しを持つ
今ある手持ちの資金や建売の売却利益で住宅ローンを返済できるか確認するために、住宅ローンがいくら残っているかの把握は重要です。
住宅ローンが残っている場合は、まずローンを完済し抵当権の抹消を行う必要があります。
抵当権があると売りたくても自分の建売を売却できませんし、新居分の新たなローンも組めないため年末残高証明書を確認しましょう。
生活資金や教育資金などで困らないためには、ローン返済計画をしっかり立て、無理のない範囲での住み替えが大切です。
売却の目途が立ってから新たな住まい探しを始める
建売の売却活動を進めている最中でも、売却の目途が立ったら並行して新居探しを始めましょう。
住みたい家が見つかれば1カ月未満で入居できるケースもあり、物件が決まればそう時間がかからずに新居に引っ越しできます。
新居探しは、建売での後悔をいかして絶対に譲れない条件を明確にしておくとスムーズに進みやすいです。
不動産会社にも相談してくれると、お客様に適した物件が紹介できます。
焦りは禁物!売却価格の値下げは慎重に進めること
建売を売り出し始めてなかなか買い手がつかないと、早く売りたいと売却価格を下げたくなりますが、値下げは慎重に行わないと後で後悔します。
もちろん購入希望者が現れないと売却価格を値下げる必要はありますが、焦って金額を下げると損してしまう場合もあるので、不動産会社との相談が必要です。
こういうケースを考えると、やはり不動産会社選びが重要ですね!
買取保障を利用すれば必ず買い取ってもらえるという安心感はあっても、相場よりも低い金額での買取になるため注意が必要です。
建売に後悔してもローンが残っていると売却できない!
建売の売却時に住宅ローンが残っている場合は一括返済が条件で、売却額だけで返済できない分は手持ち資金での返済が必要です。
自分たちの貯蓄から支払うことが理想ですが、不可能な場合親や親族、金融機関から借入れて返済するか、戸建てを賃貸に出す方法があります。
お金の問題で親や親族との関係が崩れると後悔してもしきれないため、身内から借りるときには注意が必要です。
ローンが残っていても新たに組める「住み替えローン」のしくみと、建売を賃貸に出す手続きについて解説します。
新居分と建売分合わせて借り入れできる住み替えローン
建売を売却しても住宅ローンを返済できない場合、「住み替えローン」を利用すれば新たにローンを組めて引っ越しの負担が減ります。
住宅ローンが原因で建売からの住み替えを諦めていた方は、上乗せにはなりますが、新たにローンが組めるため引っ越し可能になり、もう後悔しなくて済みます。
新居分の通常のローンに残債分も上乗せされて高額な借り入れになると、審査に通るのが難しいというデメリットがあり注意が必要です。
また、住み替えローンを組むためには売却と購入の決済日をそろえることが条件で、スケジュール調整も必要になります。
賃貸にして家賃収入をローン返済に!管理の手間がかかる
住宅ローンの完済が難しい場合は建売を賃貸に出して、家賃収入でローンを支払っていく方法もあります。
ファミリー世帯では子供の生活音で周りの住人に迷惑をかけたくないと、一軒家を希望する方も多く、戸建ての賃貸需要は結構あるものです。
毎年の住宅ローンの返済額と固定資産税、住宅の維持費が賃料でまかなえれば、費用を気にせず建売を所有しておけますよ。
賃貸に出すと、家賃収入として確定申告が必要になるため収入に合わせた所得税や住民税を支払う必要が出てきます。
住宅ローン控除も使えなくなります。
戸建ての維持管理を行う責任が出てくるため、修繕費や保険料、不動産会社への業務委託料の費用が必要になるのと、それらの実務的な事務作業もありです。
維持管理費がかかり、家賃収入があっても実質の利益はそれほど多くないことと、入居者がいない間は自己資金で維持費を支払わなければいけない点に注意しましょう。
家で生活するとキズや汚れは避けられず、禁止でも内緒でたばこを吸ったりペットを飼ったりというトラブルも少なくないため、大切な持ち家にキズがつき後悔する場合もあります。
建売を賃貸に出すにも手間はかかり、貸している間には確定申告や管理手数料の支払い、貸し終わったら物件の修繕という管理が必要です。
賃貸需要があり高額な家賃収入が狙えるエリアであれば有効な方法と言え、賃貸を考えたらまずは資金のシミュレーションをしてみましょう。
建売に後悔して住み替える場合の失敗しないコツ!
住み替えが現実的になると、次の家選びや引っ越しでもう後悔したくないと具体的に考えるようになるものです。
家探しのときに疑問に思ったことは何でも質問し、引っ越し時期の調整、不動産会社選びを工夫すると、戸建てからの引っ越しで後悔しないで済みますよ。
住み替えにかかる費用は高額で、少しでも金額を押さえて良い物件に出会えるように、親身に話を聞いてくれる不動産会社で慎重に家探しをしましょう。
引っ越し先の選び方ポイント♪売却理由を確認しよう!
建売の購入で後悔しているため、住み替え先の家を選ぶ際にはもう失敗できないと慎重になってしまいますよね。
自分たちの後悔ポイントで選ぶことはもちろん、家の構造を確認したり、購入の場合は売主に売却理由を聞いたりするのも住み替えで失敗しないコツです。
建売の後悔で多く挙げられた「騒音トラブル」や「寒い」は周りの環境も原因ですが、防音性や断熱性の高い家に住み替えることで解決する場合があります。
一般的な建物構造は、木造・鉄骨・鉄筋コンクリートの3種類があり、最も防音性が優れているのは鉄筋コンクリート造で造られた家です。
木造の家は夏涼しく冬暖かい特徴があり、コンクリート造の家は暖まるのに時間がかかりますが一度温まれば冷めにくい特徴がありますよ。
家の内覧に行ったときに売却理由を聞いてみましょう。
「転勤や転職」「家族構成が変わるため引っ越す」という理由であれば問題ないですが、売却理由ネガティブな場合は注意してください。
ご近所さんの様子や日当たりなど、住んでからでないと分からない情報は、遠慮なく売主に聞いて後悔せずに住める家なのか確認しましょう。
時期や会社選びを工夫すれば費用を抑えて引っ越せる
できればなるべく費用を抑えて住み替えしたいと考えますよね。
売却や引っ越し金額は時期によって変動するため安い時期がおすすめで、不動産会社も選び方の工夫で費用が抑えられます。
建売の売却で利益が出た場合にかかる税金は、所有している期間で税率が変わり、5年未満だと39.63%で5年を超すと20.315%に下がります。
約半分の税率になるなら、5年間は我慢して住むという選択肢も出るわね。
敷金礼金0円の物件、仲介手数料の低い不動産会社を探すと住み替えの費用を抑えられますが、条件が狭まり希望物件がない場合もあり注意が必要です。
仲介手数料が安くなるのは、不動産会社が購入希望者から仲介手数料をもらう代わりに、物件の売主から広告費を得ているというしくみになります。
売主から広告費がもらえる物件しか紹介されないため選択肢が少なくなりますが、条件に合った物件が見つかることもありますよ。
進学や就職、転勤などの引っ越しラッシュが落ち着く5月~8月上旬は賃貸物件を探す人が少なくなるため、入居者の決まらない物件の家賃が値下げされることも多いです。
11月~12月上旬も引っ越す人が少ないので狙い目です
建売など家の購入は値下げの交渉をしますが、賃貸でも少しでも安く抑えたいなら家賃交渉する方法もあります。
3~4月は引っ越し業者も繁忙期で相場が高くなるため、可能ならそれ以外の時期に引っ越しをすれば費用を抑えられますよ。
まとめ
- 建売から引っ越したい理由は精神的ストレスと、家族構成の変化や転勤で引っ越しが必要な場合の2つがあるが、建売には短期間で安く購入できる良さもある
- 新居に引っ越す場合は新たに初期費用が発生し、売却にも手数料がかかるため費用面でのデメリットが大く、売却の取引や引っ越しの手間もある
- 住み替えは後悔をすべて解決して人生を変えるメリットがあるため、今の家に引っ越したい程のストレスを感じているなら、建売を手放すのも方法のひとつ
- 建売から新居に引っ越す場合は「売り先行」と言って、今住んでいる家の売却手続きを先に行い、売却の目途が立ってから新しい家を探す順番で進めるのがおすすめ
- 売却価格は立地や建物によって変化するため、複数の会社の見積もりが取れる一括査定サイトを利用すると相場が分かり、審査をクリアした優良不動産会社にも出会える
- 今ある手持ちの資金や建売を売った利益で住宅ローンを返済できるか知るためにも、住宅ローンがいくら残っているかの把握が重要
- 売り出し始めてなかなか買い手がつかないと、焦りから売却価格を下げたくなるが、値下げは慎重に行わないと後悔するため不動産会社との相談が必要
- 売却しても住宅ローンを返済できない場合は手持ち資金で返済か、「住み替えローン」を利用して新たにローンを組んで返済か、賃貸に出す方法がある
- 家賃収入でローンを支払う方法は、維持管理の費用や手間がかかるため高額な賃貸料でないと利益は期待できず、入居者がいない間はむしろマイナスになる
- 家探しのときに疑問に思ったことは不動産会社や売主に何でも質問し、引っ越し時期の調整、不動産会社選びを工夫すると建売からの引っ越しを後悔しないで済む
購入した建売の売却には住宅ローンの完済が必要で、そのほかにも住み替えに必要な費用や様々な手続きなど簡単ではないことが分かりました。
精神的ストレスで日々の生活が辛く引っ越したいと感じているあなたは、まずは一括査定サイトで売却価格の見積もりを出すと、具体的に住み替えが可能かどうかの見通しが持てますよ。
勇気が必要な選択にはなりますが、不満のある家は手放してしまったほうが毎日を気持ちよく暮らせるでしょう。
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