ベランダプールの水の捨て方はホースが便利!水はね対策して楽しもう

暮らし

夏の暑い日は、子どものためにベランダやお庭にビニールプールを出して水遊びさせてあげませんか?

ベランダでプールの水をくみかたや捨て方を考えると憂鬱ですが、ホースやバスポンプがあればキッチンや洗面所から効率よく水を運べますよ♪

ただし、ベランダでプール遊びをする時は水の捨て方に気をつけることが大切です。

なぜならマンションのベランダの排水口は大量の水を流すと水漏れしてしまい、階下や近隣の住民に迷惑をかけてしまうからです。

そのためにもプール遊びをする前にまず管理組合や管理会社に確認してから行いましょう。

また、子どもが興奮してあげてしまう水しぶきや水はねは近隣に迷惑を掛けてしまうことがあるので注意が必要です。

この記事では、プールの水の捨て方や水はね防止に気をつけて楽しむ方法を紹介しています。

水を入れたり、捨てたりするのにホースが手軽で便利ですが、このバスポンプを取り付けることでキッチンからプールへ、プールからベランダやキッチンへと電動で水を流せます。

これがあると普段のお洗濯に浴槽の水を使うこともできるので、プール以外にも用途が広くおすすめです。

ベランダプールの水は捨て方に気をつけよう

ベランダで子どもたちにプール遊びをさせようと考えたら、まず大前提としてマンションの管理組合や管理会社にやっても可能かどうか確認することから始めましょう。

規則的にベランダでのプールが禁じられている場合は住民同士や管理組合とのトラブルのもとになってしまうので諦めておいたほうが無難です。

また、OKだとしてもプールを始める前に近隣の住民に挨拶しておくことで信頼関係が得られ多少のことも目をつぶってくれるでしょう。

何も知らされずに干してあった布団や洗濯物が濡れてしまったら不愉快ですものね。

では実際にベランダにビニールプールを出して遊んだ後の水の捨て方を説明します。

ベランダに水を捨てる前にやっておくことや注意点

ベランダには排水溝と排水口が柵側についていますよね。私の家は目の前に桜の木が生えていて、満開のあとは花びらが、そのあとは若葉などが入り込んでしまい排水溝の掃除はかかせません。

普段なかなか目の届かないところだけに、ちゃんと水が流れるようにゴミや泥、草などはきれいに除去して目詰まりを解消しておきましょう。

そしてマンションの排水口はお風呂やキッチンと違い、大量の水を流せるわけではなく、あくまで雨水をちょろちょろと流すために作られています。

屋根の雨どい替わりだからね、一気に水を受けると漏れてしまうんだ。

そのためプールの水の捨て方は一気に流さない事!!これをしっかりと心掛けないとプールの水があふれて近隣への水漏れトラブルにつながります。

トラブルを避けるために、「マンションのベランダの排水溝は掃除が肝心!つまりを予防し浸水対策!」を参考にしながら掃除してみてください♪

ホースを使ってプールの水を排水口にゆっくり誘導

プールからベランダの排水口に水を捨てるにはホース一本あればとても簡単にそして大量に流さないため、水漏れの心配もなく安心して排水できますよ♪

そんなに長くなくてもいいので、プールから排水口に届く長さのホースをプールの中に沈め、空気を出し両口をしっかり指で押さえて水が漏れないようにします。

そのまま片方だけ排水口近くに置き、指を離すとゆっくりとプールの水が外に排水されます。

水槽の水を捨てる時も砂が流れないから便利だよ。

これはサイフォンの原理という水が高いところから低いところに流れる原理を利用した排水法で、水面が排水口より高ければ必ず排水できます。

バケツでくみ出すよりも時間がかかるのが難点かもしれませんが、逆にベランダの排水口には大量の水を流すのは危険なのでちょうどいい方法ですね。

バケツで風呂場にくみ出すかベランダに少しずつ流す

休日でパパが手伝ってくれるならバケツを使ってプールの水を風呂場などにくみ出すという方法もあります。

またバケツを使ってベランダに流すなら少しずつにすることが大切で、間違ってもプールをひっくり返してドバッと水を捨てないようにしましょう。

水漏れすると階下の住民に迷惑をかけてしまうばかりか、隣のベランダの床に水が流れ出してびしょびしょになってしまう恐れがあります。

電動排水装置を使ってプールの水を自動で楽に捨てよう

バスポンプと呼ばれる、浴槽から洗濯機に水を移す装置があり、これを使うと自動でプールの水を排水口に捨てることができます。

ただかなりの水量が出る場合は様子を見て止めたり出したりしながら使うといいですね。水漏れが一番のトラブルになるので細心の注意を払いながら使いましょう。

また排水装置にプールに水を入れる時に使った長いホースをつなげば、キッチンや風呂場に水を捨てることができますよ。

水漏れを気にせず安心できる水の捨て方ですね。

バスポンプは本来洗濯機に使うものなので、買っておけば普段の洗濯に浴槽の水を使えて一石二鳥ですね。

おすすめバスポンプ
  • 洗濯ポンプ:ホースとポンプが一緒になってプールの排水に便利
  • バスポンプ:お手持ちのホースをつなげて使うタイプで水を入れる時にも使える

バスポンプは一方通行の水流を作る装置ですが、例えばキッチンにバケツを置いて水を貯めたところにバスポンプを設置すれば簡単にプールに水を入れることもできますよ♪

おすすめしたバスポンプはホースがついていないため、逆に使いたい長さのホースにつなげることができるメリットがあります。

水量を設定できるので、キッチンや洗面所から水を流す時はプールから水があふれることもなく安心して使えますよ。

プールで使った水は捨てずに掃除や水やりに再利用♪

ホースや電動排水装置など紹介しましたが、ただ水を捨てるのはもったいないなと感じたらプールの水を再利用してみましょう。

いくつかのアイデアを紹介します。

プールの水再利用のアイデア

◆植物や花へのみずやり
プールに使ったあとの水は水温が高いのでくみ貯めておき夕方や翌日の朝に使うと良い

◆ベランダの掃除
普段なかなか手の届かない外窓を洗い流す、ベランダをデッキブラシで水を流しながら掃除するなど

◆打ち水
プールに入るほど暑い日には夕方の打ち水が効果的なので、ベランダだけでなくバケツにくんで玄関前にまいても体感気温が下がるのでおすすめ

また駐車場が近ければ洗車に利用するという手もありますね。いずれにしてもプール後の水は汚いので直接肌に触れない利用の仕方がおすすめです。

プールの水はもったいなくても毎回替えるのが大切

せっかくプールに張った水、もったいなくて翌日も遊ばせてあげようかなと思うのは当然ですが、ちょっと待ってくださいね!!

そのプールの水は果たして翌日も清潔でしょうか。

プールの水は夏なら気温も高く、中にいる雑菌が繁殖してしまう恐れが多いため子どものためにも毎回水は替えるのがおすすめです。

子どもは知らないうちに鼻水や汗をかき、また幼児なら水中でおしっこなどをしてしまうこともありますから不衛生なので毎回プールの水は取り換えましょう。

プール遊びの頻度が高くてどうしても水を取り替えずに何回か使いたいならこんなプール専用の除菌剤もあります。

家庭用除菌剤プールきれい」は水量ごとに計る面倒のない粉末剤が5包入りで598円というお手頃価格で、プールのぬめりを防止します。

ベランダプールの水の入れ方はホースで簡単に解決!

バケツを使って水を何往復も運ぶのは重くて大変ですし部屋が水浸しになってしまうのが嫌な時はホースを使ってプールに水を張りましょう。

ベランダでの水遊びをしようと思ったらプールの水の入れ方、水を張ることから考えないといけないですね。それでは今度は水の入れ方を紹介しましょう。

ベランダには水道がない場合もありキッチンやお風呂場から水をくむことも多いですが、バケツでくむよりも体力を使わずホースで水を入れましょう。

プールの水の入れ方にはホースを使うのが一番楽ちん!

プールの水を捨てるのと同様に水の入れ方もホースを使うのが最適な方法です。

ではホースの使い方の前に選び方を紹介しましょう。まず、ベランダから一番近い水場の長さを計り、ブラスアルファの長さのホースを用意します。

それで水道口からベランダにホースでつなげればいいのですが、最近の蛇口は泡沫蛇口といってシャワータイプが多く、昔ながらにホースをそのまま付けることはできません。

そこでこのコネクターを付けてからホースをつなぎベランダまで水をはこびます。

泡沫蛇口用ニップル

  • キッチンの泡沫蛇口とホースをつなぐ
  • 4種類のニップルがさまざまなタイプに対応

ホースリール

  • 軽量でコンパクトに収納できる
  • 10m・15m・20mの3種類ある
  • ワンクリックで水を出したり止めたりできる

上記の2つがあればキッチンやお風呂場からしっかりホースで水を入れることができますし、洗車やベランダの植物への水やりにも便利ですね。

シャワーヘッドがついているから楽しく遊べるね!

プール遊びの水は夏でも暖かくして風邪予防しよう

くみたての水や冷たすぎる水は子どもや赤ちゃんにとって身体の毒になるので、プールに水を入れてすぐに遊びたいなら水温を上げる工夫が必要です。

プールの水温は20~23℃が最適とされていますが、外の気温も併せて考えてみることをおすすめします。

外気温が30度を下回ると水浴びには肌寒く感じて入ろうと思えません。

水温と気温を足して、45℃以上というのが学生がプールの授業を受ける時の規則ですが、小さい子どもの場合は水温+気温を50℃と考えておきましょう。

プールの水温を上げる工夫
  • ポットでお湯を沸かして足す
  • キッチンやお風呂場からぬるめのお湯をホースで入れる
  • 朝早いうちからプールに水を張っておくと気温とともに水温も上昇

子どもは一度言い出すとどうしても入る!と言い聞かせるには大変な努力が必要になりますが、仕方なく肌寒いのにプールに入れると体調を崩すことになりますので注意しましょうね。

ベランダでプールの水はね防止はシェードやすだれでも

プールの水を捨てる時だけでなく、遊んでいる間も気を付けなくてはいけないのがベランダでの水はね、水しぶきによる近所への配慮です。

子どもは興奮してくるとダメといったことをあえてやるなど、ジョウロや水鉄砲で水をどうしても外にまき散らしがちですよね。

水遊び楽しいな~!水がキラキラはねているのがきれいでウキウキしちゃう♪

それを防止するには外に水がはねないように外溝に水はね防止のシートなどをベランダに貼り付けるのがいちばんの方法です。

またベランダの中を見せないよう目隠しをすることもできるので、安心して子どもを水着や裸で遊ばせることができますね。

水はね防止シートを張って水が外に飛ぶのを防ぐ

ベランダで水遊びをさせるなら子どもが興奮して水が外にはねないように、シェードを施すのが一番の安全対策です。

お庭ならともかく、2階以上での水遊びなら階下の洗濯物や干した布団などに配慮すると良いでしょう。

せっかく干したお布団が濡れると嫌ですよね。

そのため、物理的に水を防ぐ水はね防止シートをベランダの柵に張りつつ、子どもにはしつけを兼ねて「迷惑がかかる遊びはしてはいけません。」と諭すことも大切です。

バルコニーシェードもおすすめで、ベランダやバルコニーの柵に合わせてサイズを選べたり、紫外線対策もできたりするので良いですよ♪

風通しもよく、暗くならないので水はね防止だけでなくベランダでのガーデニングや目隠しにも最適ですね。

水はね防止にはすだれやレジャーシートで代用できる

年に1~2回くらいしかベランダでのプール遊びをしないなら、わざわざ防水シートを買わなくても、レジャーシートなどを代用するのもおすすめです。

バルコニーシェードの替わりに

◆レジャーシート
ペグのためのハトメがあるので、結束バンドなどで外溝に取り付ければ簡単に設置できる。水に濡れてもそのまま乾かせばいいためお手入れも楽。

◆シーツ
洗う予定だったシーツをベランダの柵に掛けて裾をしっかりと洗濯ばさみで止めれば簡単に目隠しシェードが出来上がる。使用後もそのまま洗濯機へGO。

◆すだれ
立て掛けておくだけでも効果は十分で、サンシェードと同様に風通しが良く、目隠しになるため夏の間はそのまま置いておくのも良い。

薄い布一枚でも何も対策しないよりは水はねは防止できますので、身近なものでベランダの柵から水が飛び出さないように工夫してみましょう。

お風呂の蓋を立て掛けておくというアイデアもありますよ!

水はねが心配なら日焼け止めを兼ねてサンシェード

子どもはどうしても冷たくて気持ちのいい水を水鉄砲で飛ばしたり、お友達にかけたりして遊ぶものですよね。

私の子どもが小さい頃もマヨネーズやケチャップの容器を水鉄砲代わりにしてよく水をかけあって遊んでいました。

そこで横や脇の水はねだけでなく上方向からの水はね防止も考え日焼け防止をかねてサンシェードを活用しましょう。

昨今の夏の日差しは日光浴という健康的な範囲を超えて皮膚にとってダメージが多すぎこれは子どもにとっても同じで、強い日差しの中長時間のプール遊びは子どもの皮膚に悪影響を及ぼしてしまいます。

また毎日の洗濯物の出し入れやガーデニングなどのシーンにもサンシェードは紫外線から守ってくれるのでプール遊びの時だけでなく活躍してくれますよ。

窓枠に取り付ける簡単なタイプや突っ張り棒でより手軽に付けられるものなど種類はたくさんありますので家のベランダの方向やサイズによって考えてみましょう。

ベランダサンシェード
ハトメを好きなところにつけられるので結束バンドなどで窓枠や軒下とベランダ柵にしっかりと取り付けられ、紫外線もカットできる

突っ張り棒タイプのサンシェード
何も引っ掛けるところのないベランダにも使いやすく、突っ張り棒を利用してしっかりとしたサンシェードを設置

ベランダ用ビーチパラソル
約2mのパラソルで足場は別売りだが、不要な時はたたんで収納できるため便利

最近は紫外線ケアも大切なため屋根付きのビニールプールもありますので、ベランダでのプール遊びにはサイドと上方向の水はね防止と紫外線対策を考えましょう。

ベランダプールでの水道代は普段のお風呂の2倍

ついついプールに水をいっぱい張るとどれくらいの水道代がかかるのか心配になりますよね。

実は子どもが2人くらいは入れるくらいのビニールプールだと、浴槽の2倍くらいの水が必要で、かかっても水道代は大体40~50円くらいです。

もっと大きい滑り台などがついたアミューズ型プールはその10倍ほどの水が必要ですが、ベランダで使用する場合は浴槽の2倍程度と考えておけば大丈夫です。

たくさん水を使いますが、子どもをプールに連れていくよりは費用も体力もかからないのでベランダプールは安全でおすすめです。

後片付けは大変だけど、子どもは目の前で遊ぶから安心だし、市営プールまでの行きかえりを考えたらベランダプールは楽ですね。

プールの水道代を節約するには水を少なめにすること

子どもは水が少なくてもちゃぷちゃぷとはしゃいで涼しさを感じられれば楽しんでくれるので、水道代を節約するためにも水は少なめで良いでしょう。

おもちゃや水鉄砲があれば案外水は浅くても満足してくれますよ。

ビニールプールに水をたっぷり張りたい場合は、プールの大きさにもよりますが、水を入れたペットボトルを入れておくと水かさが増しますし、ペットボトルの水はお風呂の残り湯などで十分です。

また乳幼児は10㎝の水深でもおぼれてしまうため、プール遊びの際は側について目を離さないように

来年のためビニールプールを簡単きれいに片付けよう

最後に、ビニールプールの簡単な片付け方を紹介しましょう。

プールから水を捨てる時、少し残った状態で浴槽用洗剤とスポンジで軽く洗ってそのまま流してしまうとわざわざ風呂場で洗う手間はありません。

しっかりと洗剤を落としたら次の工程に移ります。

ビニールプールの片付け方
  • STEP①
    きれいに洗った後、ベランダなどに立てかけて乾かす

    空気が入ったままでOK

  • STEP②
    また遊ぶならそのまま、来年まで使わないならたたむ

    空気の入れ口にストローを刺して体重をかけると早くしぼむ

  • STEP③
    たたむ場合はビニール同士がくっつかないように気を付ける

    軽くベビーパウダーを振ってからたたむとくっつかず劣化しにくい

いつまで使い続けるのか、子どもの成長は早いのでわかりませんが、次に使う時までちゃんと保管しておくと安心ですね。

まとめ

  • ベランダでプールの水を捨てる前に排水溝や排水口の掃除をして、マンションの管理組合や管理会社にプール遊びが可能か確認すること
  • ベランダプールの水の捨て方はホースを使えばサイフォンの原理でゆっくりと水を排水口に誘導することができる
  • 一気に排水しないように気を付けて、電動排水装置を使っての水の捨て方もあるし、捨てる予定の水は植木にやったり掃除や洗車、打ち水に使ったりすると無駄がない
  • プールの水を毎回捨てるのはもったいないが衛生的に毎回入れ替えるべきであるが、ぬめりを防ぎ水をきれいにする除菌剤も販売されている
  • プールの水の入れ方はホースが便利で、水温と気温に気を付けて子どもが体調を崩さないように気をつける
  • プールで遊ぶ時の水はねはサンシェードやベランダシェードなどで防止して紫外線対策や目隠し効果にもgood
  • ベランダプールの水道代は約40~50円ほどで、プールに連れていくより安全で楽だが、水を節約するなら浅く水を張る、ペットボトルを入れるなどの対策がある
  • 来年もベランダプールを使うならきれいに洗いしっかり乾かしベビーパウダーをはたいてから畳むと劣化しなくて安心

子どもが小さいうちは自宅のベランダでビニールプールを出して水遊びさせるのが一番安全安心で親も楽しい時間を過ごすことができます。

ビニールプールに水の捨て方、入れ方を知ればこれから気軽にプールを出してあげられますし、電動ポンプを買えば浴槽の水を洗濯に利用できて一石二鳥ですね。

小学生になればもうビニールプールで一緒に遊んではくれなくなりますよね!今のこの小さくてかわいい時期を逃さず、紫外線予防しながら夏の楽しい思い出を作ってみませんか。

プールの水の捨て方を考えるとホースや電動排水装置があれば水を漏らさず安心して使えますし、バケツなどを使えばキッチンからプールへ水を入れることも可能です。

プールの排水を楽に行いながら普段の洗濯に浴槽の残り湯を使えるのは大きなメリットですね。

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