ウッドデッキの塗装で失敗しないコツは下準備にあり!成功への6STEP

外構

ウッドデッキの塗装を自分でやってみたいけど、失敗が怖くてなかなか手をつけられないとお悩みではないですか?

DIYでも失敗のないウッドデッキ塗装のポイントは、下準備をしっかりと行うことと、自分の理想の仕上がりになるように塗料を選択することです

実は私もDIYが好きなのですが、ウッドデッキは大面積のに高価な物なので失敗が怖くて自分で塗装する決心がつかないでいました。

そんな時実家のウッドデッキを両親が自分で塗装したと聞き、なぜか負けていられないと競争心がめばえてしまい、ただいま塗装を計画中です。

この記事では、ウッドデッキを自分で塗装する際のポイントや塗料の選び方をお伝えしていきますので、美しいウッドデッキを手に入れましょう。

塗料選びは好みが分かれるため難しいですが、DIYでウッドデッキを塗装した私の両親や友人は水性の塗料が扱いやすくておすすめだと教えてくれました。

ニッペホームプロダク社製の「水性ウッディガード」は嫌な匂いも少なく、扱いやすい上に防腐・防カビ・UVカットなど、機能性も抜群ですよ。

ウッドデッキの塗装で失敗する原因と成功への道すじ

お庭で存在感を放つウッドデッキの塗装で失敗してしまったらとてもショックですよね。しかし残念ながらDIYによるウッドデッキの塗装は失敗することが多いのも事実です。

一方、失敗の原因は主に塗装の工程や役割を把握せずに自己流で作業してしまうからであり、これからお伝えする作業方法とポイントを押さえれば美しいウッドデッキの塗装ができるはずです。

まずは、ウッドデッキの塗装の大まかな流れと、よくある失敗例を見ていきましょう。

工程作業内容失敗例
1. 洗浄汚れやほこりなどをできるだけ取り除く
2. 補修釘や金具などの不具合、割れなどを直す
3. 下処理塗料つきをよくするために、ヤスリで研磨する下処理が不十分で、すぐに塗装が剥がれた
4. 養生塗料が周囲へつかないよう、周りを養生する外壁に塗料がついて取れなくなった
5. 塗装準備塗料をよく混ぜる
6. 塗装3回重ね塗りする(1回ごとにしっかり乾燥させる)色むらがあり、見栄えが悪くなった

ウッドデッキの塗装は工程が多いのですが、どれも大事な作業ですので面倒臭がらずに着実にステップを踏んで完成させましょう。

難しそうな作業ばかりだけど、私でもできるかしら。

作業工程を見て自信がない場合は業者に依頼するのも1つの手ですよ。

DIYする場合の手順を以下で説明していきますので参考にしてみてください。

塗装前にしっかり洗浄すれば塗装精度がアップ!

塗装準備で掃除をするかどうかで、仕上がりに大きな差が出ますので面倒臭がらずに、しっかりと洗浄しましょう。

早く塗装に取り掛かりたい気持ちで準備を怠ると、失敗する可能性が高いので焦らず手順をしっかりと踏んでくださいね。

ウッドデッキの洗浄は基本的には、雑巾やウエスなどで水拭きをすればOKですが、しつこい汚れがある場合は中性洗剤を使うと綺麗になります。

カビやシミがある場合は、ブラシなどを使うと良いですよ。

ウッドデッキの掃除は中性洗剤を使えば綺麗に出来るので、「ウッドデッキ掃除は洗剤で綺麗に!お手入れを楽にする劣化対策も紹介」をご覧ください。

塗り替えの際に不具合のチェックをして安全を確保する

ウッドデッキは経年劣化により、釘や金具が飛び出てくることがあります。

日頃から注意することも大事ですが、塗り替えの際に全体を観察して、危険なところがないかしっかりチェックしましょう。

また、ウッドデッキのひび割れがある場合はパテで埋めるなどして対応しましょう。

木材は劣化によってささくれが出てきますが、これは本当に危険です。私は小さい頃、古い木の椅子のトゲが刺さって病院で抜いてもらいました。

小さな劣化も見落とさないように念入りに確認しましょう。

下地処理がウッドデッキの仕上がりを決める!

ウッドデッキのような木材は、研磨刷りによって表面がとても綺麗になりますので、頑張って表面を磨きましょう。

研磨は木材の荒れた表面を整えるだけでなく、古い塗料を落とすところまでしっかり行ってください。

古い塗料が残っていると、新しい塗料をはじいて塗料の効果を発揮できなくなってしまうのです。

#180番の研磨紙で綺麗に表面を研ぎげば美しい木目が出てきます。電動の研磨機があると短時間で作業が終わりますよ。

電動の研磨機を持っていない場合でも、ホームセンターで500円以下でレンタルすることも可能なのでぜひ利用してみてください。

養生をすれば外壁が塗料で汚れる心配なし

ウッドデッキの塗装の際に養生を行うことで、外壁や窓サッシとの境目を簡単、綺麗に塗装することができます。

養生しなくても作業ができてしまうので飛ばしてしまいがいな工程ですが、境目の綺麗な直線を出すには養生は必須です。

私はせっかちな性格なので、塗装の養生工程をとばしがちだったのですが、境目を慎重に塗り進める方が結果として時間がかかることに気づきました。

ポイントとしては、養生した塗装用のマスキングテープに少しはみ出すくらいに塗り進めると、剥がした時にとても綺麗な直線になりますよ。

また、塗装の際に外壁に塗料がついて取れなくなるという失敗は意外に多いので、養生してしっかりと予防しましょう。

養生用のテープはホームセンターで安く手に入れることができるので、用意してから作業にとりかかってください。

塗料はよく混ぜて使用しないと色むらの原因に

塗料は、使用前に必ず上下に振って撹拌こうはんした後に蓋を開け、混ぜ棒などでそこからすくい上げるように攪拌してください。

塗料は、塗膜を形成する樹脂や油の中に色を出すための顔料が混ざっていますので、時間が経つと顔料が沈殿してしまいます。

しっかり攪拌しないと、色が均一にならずに色むらができてしまうので、できれば塗装している最中も定期的に攪拌してくださいね。

ドレッシングも、振ってからかけないと油だけ先にでてきてしまうものね。

塗装は丁寧に1枚ずつ3回重ね塗りをしよう

塗装は、一度塗りでは色が薄く木材の保護としても弱いので、最低でも3回重ね塗りをする必要があります。

塗る時のポイントとしては、ローラーなどで一気に塗布せず1枚ずつ丁寧に塗り進め、塗布後5分ほどたっても残っている塗料は、ウエスなどで丁寧に拭き取りって乾燥させることです。

重ね塗りは前の塗料がしっかり乾いてから次の塗装を行わないと、塗料がうまくのらず、むらになってしまいますので注意してくださいね。

丁寧に作業を進めることによって塗料むらを防ぎ、木目の雰囲気をとても美しく出すことができますよ。

せっかく多くの手順を踏んできたので、最後にあせらずに納得のいく仕上がりにしてくださいね。

ウッドデッキの塗装におすすめの塗料と選び方

ウッドデッキの塗料はタイプがいろいろあるので、何を購入すれば良いのか迷ってしまいますよね。

それぞれ商品にはメリットデメリットあり、タイプによって塗装後の仕上がりも随分異なりますのであなたの好みに合わせて選んでくださいね。

これから、ウッドデッキ用塗料のタイプ別の特徴や選ぶポイントを紹介していきますので参考にしてみてください。

木目を残す浸透性タイプorカバー力のある造膜タイプ

ウッドデッキの塗料は大きく「浸透性タイプ」と「造膜タイプ」に分けることができ仕上がりの雰囲気に大きな違いがあります。

下の表にそれぞれの特徴を示しますので参考にしてみてくださいね。

タイプ原理特徴
浸透性・木材に塗料が染み込む
・内側から防腐効果を発揮する
・表面の木目が残り、木材そのものの雰囲気が残る
・木の手触りや温かみを感じられる
造膜・木材の表面に膜を形成
・水をはじくことで木材を保護する
・表面をしっかりとコーティングする
・木材が劣化していても塗料でカバーできる

造膜タイプよりも浸透性タイプの方が耐久性に劣るので、塗り替え時期が早いといった違いもありますよ。

耐久性の高い油性塗料or安全性の高い水性塗料

浸透性塗料は水性と油性があり、主に安全性と耐久性のトレードオフになっていますので目的に合うのはどちらかをしっかり選んでくださいね。

これからそれぞれの塗料の特徴や、私のおすすめを紹介していきます。

油性塗料は耐久性が抜群

油性塗料は水をはじきやすいため耐水性があり、耐久性も高いので木材の保護効果が長持ちします。

一方、粘度が高いので薄める必要があるのですが、その際にシンナーを使用する必要があり、匂いがきついことがデメリットでしょう。

私の隣のお家はDIYが趣味のようで木材に塗装をよくされていますが、塗料の匂いが結構きつく頭痛がしてしまう時もあります。

耐久性の高さはとても魅力的ですが、匂いに敏感な場合は油性塗料は避けた方が良いでしょう。

塗装の際には近所のへの気配りも必要ね。

安全性で選ぶなら水性塗料

DIYで塗装をする時に一番気になるのは塗料の臭いではないでしょうか。

水性塗料の最大のメリットは安全性の高さであり、油性塗料に比べて匂いも格段に少ないです。

また、塗料に粘り気が少ないので刷毛はけで塗りやすく、薄める際も水で良いので特殊な溶剤を準備する必要がありません。

ペットや小さな子供がいても安心ね。

一方、耐久性は油性塗料に比べて劣ってしまうのがデメリットになります。

私のおすすめは安全で扱いやすい「浸透タイプの水性塗料」で、塗装後もウッドデッキの柔らかい木目調が塗装後を残せます♪

中でもおすすめなのが、ニッペホームプロダク社製の水性ウッディガードという製品で、撥水効果も自然に優しい蜜蝋みつろう成分によるものなので安心ですよ。

ウッドデッキの塗装時期は3年を過ぎた頃から考えよう

ウッドデッキは、劣化防止のために3〜5年で再塗装するのが良いとされています。

ウッドデッキの塗装は、紫外線や水分などからウッドデッキを守る目的もあり、時間とともに剥がれて効果が薄くなっていきます。

塗装時期にしっかり塗り直しをしないと木材が痛んで腐食する可能性もあり、ウッドデッキの寿命を縮めてしまいます。

塗装が剥がれて痛んでしまう前にコーティングし直すことが大事だね。

塗装する季節は暖かくて乾きやすい春や秋がベスト

塗料はしっかりと乾燥させることが需要なので、乾燥していて天候も安定している春と秋が塗装に適した時期だと言えるでしょう。

塗装に適した条件
  • 気温 : 15〜30℃
  • 湿度 : 40〜80%
  • 塗装面に結露がない

しかし、以下の条件に当てはまらなければ基本的にはウッドデッキの塗装は1年中いつでも可能です。

塗装ができない条件
  • 気温が5℃以下
  • 湿度が85%以上
  • 雨や雪が降っている
  • 結露していたり霜が降りている

これらの条件の場合は、塗料が乾かずに次の工程に進めなかったり、塗料が雨などで流れ落ちたりする可能性があるためです。

特に真冬や梅雨は塗装ができない条件にあてはまりやすそうね。

ウッドデッキに劣化が見られたらすぐに対応を!

塗装時期の目安が3〜5年と幅があるように、ウッドデッキが置かれている環境や日頃のメンテナンスによっても塗装時期は変わってきます。

塗装時期にかかわらず、もしウッドデッキに劣化のサインが現れたらすぐに対応する必要があります。

ウッドデッキの劣化のサイン
  • ウッドデッキ表面の色褪せや塗膜の剥がれ
  • 藻や苔などの繁殖

色褪せや塗膜の剥がれは、症状としては軽傷でありこの段階で早めに手をうっておけばウッドデッキを長持ちさせることができるでしょう。

一方、藻や苔などの繁殖には要注意です。苔などが根を張ってしまうと、その後腐食が進み塗装だけでカバーすることが難しくなってきます。

藻や苔などが見られたらすぐにきれいに除去し塗装し直す必要があります。

藻や苔などが発生しないように日頃からウッドデッキに水分をためないように注意したいですね。

また、劣化が激しく修理が大面積に及ぶ場合などには業者へ依頼した方が安心でしょう。

ウッドデッキの塗装を業者に依頼した際、費用の相場は4,000~6,000円/㎡程度であり、一般的なサイズの場合5〜10万円程度になります。

まとめ

  • ウッドデッキの塗装で失敗する原因は、塗装の工程や役割を把握せずに自己流で作業してしまうからである
  • ウッドデッキの塗装は下処理をしっかり行わないと、塗装が剥がれる失敗につながりやすい
  • 養生をせずにウッドデッキの塗装をすると、外壁などについて汚れが落とせなくなる場合がある
  • ウッドデッキの塗装は3回塗り重ねると良いが、1回ずつしっかり乾燥させないと色むらができて見栄えが悪くなる
  • ウッドデッキの塗料は浸透性タイプと造膜タイプがあり、木材の雰囲気を生かしたい場合は浸透性タイプ、劣化をカバーしたい場合は造膜タイプを選ぶと良い
  • 塗料は水性と油性があり、水性は安全性が高いことがメリットであり、油性の場合は耐久性が高いという特徴がある
  • ウッドデッキの塗装は、時間とともに剥がれて保護効果が薄くなるため、3〜5年で再塗装するのが良い
  • ウッドデッキの塗装は1年中可能ではあるが、乾燥していて天候も安定している春と秋であれば、作業をスムーズに行うことができるため失敗しにくい
  • 塗装時期にかかわらず、ウッドデッキに色褪せや苔の繁殖などの劣化サインが現れたらすぐにメンテナンスと再塗装を行う必要がある

ウッドデッキの塗装はしっかりと手順を踏めばDIYが可能です。工程は長いですが仕上がった時の喜びも大きいでしょう。

ぜひ自分にあった塗料を選び、美しいウッドデッキでお庭を飾ってみてください♪

水性の浸透性塗料であれば臭いもきつくなく、扱いやすい粘度なので初心者でも失敗せずに使いこなすことができるでしょう。

ニッペホームプロダク社製の水性ウッディガードは木材に浸透して木の腐食を内部から防ぎ、紫外線による木材の劣化を防ぐ機能もあるのでとてもおすすめです!

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