屋根の雪止めはデメリットよりメリットが多い!3つの種類や費用を解説

外構

屋根雪の落下防止で設置される雪止めですが、使うとどんなデメリットがあるのか気になりますよね。

屋根の雪止めにはいくつかデメリットがありますが、落雪による事故や破損から家や家族を守ってくれるなどメリットもたくさんあります。

屋根からの落雪はさまざまな被害の原因になるので、もし何も対策していない場合は注意が必要です。

この記事では、雪国出身の私が過去の経験から得た雪止めのデメリットやメリットを細かく紹介していきます!

被害を出さないためには事前対策が必須なので、雪止めの特徴や注意点をしっかり理解してトラブルの無い快適な冬生活を送りましょう♪

最近は天候も安定していないので、これからのに向けてしっかり対策をするのがおすすめです。

雪止めのある屋根を雪下ろしするときは、最長5mのこの雪下ろし棒がおすすめです!

雪止めを超える雪が積もっても、この雪おろし棒で上から雪を除去すれば、雪止めの効果を保ちながら落雪被害を防止できます。

高さも4段階に調整できるので、屋根だけでなくカーポートや玄関上で雪が気になるときも使ってみてください♪

屋根の雪止めのデメリットは3つ!特徴や注意点も紹介

屋根に設置する「雪止め」は屋根からの落雪対策としてよく使われていますが、設置するとどんなデメリットがあるのか心配ですよね。

メリットが多い屋根の雪止めですが、金属でできていたり数を多く設置したりする場合があるため、注意すべきデメリットも3つあります。

雪が降るのは年に数回ですが、たった数回でも屋根の雪対策をしていないと、重い落雪などのさまざな危険があるので注意が必要です。

私の自宅でも屋根に雪止めを設置していますが、雪の量や状態を見て設置したので、これまでトラブルなく過ごせています。

私の実経験も踏まえて、雪止めのデメリットやメリット、管理上の注意点を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください♪

屋根からの落雪はかなりの重量なので、しっかり対策して冬を安全に乗り切りましょう!

雪止めは屋根からの落雪を防ぐために置かれる部材

そもそも雪止めとは屋根の落雪を防ぐために設置される部材のことで、設置するとさまざまなトラブルを未然に防いでくれる効果があります。

また、民法218条では、「近隣の土地に雨水を流さないようにしなければならない」と制定されています。

法律でも制定されているので、雪止めなどを用いて隣家の土地に雪や雨が流れないように対策が必要です。

周辺の家に配慮して生活することは法律で定められているので、見落としがちな屋根の対策を気軽にできる雪止めを取り入れる家庭が増えています。

雪止めが無いとどのような問題が起こるのか、分かりやすいように代表例をまとめてみました。

雪止めが無いと起こる問題
  • 落雪による破損事故
  • 雨どいの破損
  • 人身事故
  • ご近所とのトラブル

雪は1粒1粒で見ると軽くて小さいですが積もるとかなりの重量になるので、大きくなる前にしっかり落としてトラブルを未然に防ぎましょう。

経年劣化によるサビや雨漏りなどのデメリットがある

屋根に雪止めを設置すると多くのメリットがありますが、気をつけるべきデメリットも3つあります。

主なデメリットを下記にまとめてみました。

雪止めのデメリット
  • 経年劣化でサビてしまう
  • 雪下ろしがしにくくなる
  • 施工によっては雨漏りすることがある

雪止めは金属でできているため、時間が経つと雨や雪の影響でサビてしまいます。

サビた雪止めを伝って流れた雨水が別の雪止めに触れると「もらい錆」になるケースもあるので注意が必要です。

「もらい錆」とは、サビを含んだ水が他の金属に触れるとサビが広がってしまうことを言います。

また、積雪量が多い地域ではスコップや雪かきが引っ掛かって雪下ろしに時間が掛かってしまいます。

雪下ろしの頻度や雪の積もる量によっては雪下ろし棒などと並行して使うことで、雪の量に応じて対策ができるのでおすすめです!

設置業者が適切な施工をしていないと雨漏りの原因になることもあるので、業者に依頼するときは種類や金具を細かく確認するようにしましょう。

デメリットの他に家や人を守るメリットもたくさんある

雪止めのデメリットを紹介しましたが、落雪事故を防止してくれる雪止めはデメリットよりメリットの方が多いと言われています。

例として、どのようなメリットがあるかをまとめてみました。

雪止めのメリット
  • 雪によって家や雨どいが破損するリスクを軽減してくれる
  • 突然の落雪でケガをするリスクを軽減してくれる
  • 積雪による近隣トラブルを回避できる

ニュースでもよく目にしますが、雪による被害は人や物にダイレクトに降りかかるので、対策をしないと大変危険です。

昨今では突然大雪が降ったりと雪による気候トラブルも頻発しているので、人や物に被害が出る前に必ず対策をしておくことをおすすめします。

雪止めは落雪時の衝撃をやわらげてくれるので、屋根の近くに雨どいやカーポートがある場合は大きな破損が防げるなどより大きな効果を得られます!

屋根からの雪はどこに落ちるか分からないので、溜まった雪が隣家の塀や住宅を壊すことも考えられます。

そうなるとご近所さんとのトラブルに繋がってしまうので、落雪対策はしっかり行いましょう。

屋根の雪止めの種類を紹介!特徴も合わせて確認しよう

屋根の雪止めは大きく分けて3種類あり、それぞれ特徴や取り付けに向いた屋根の形状が異なります。

自宅の屋根に合った雪止めの種類を選べば落雪防止効果もより高く発揮されるので、雪止めの種類は適切な物を選ぶことが大切です。

3種類の雪止めは以下の通りです。

3種類の雪止め
  • 瓦タイプ
  • 金具タイプ
  • ネットタイプ

また、屋根の雪止めには新築のときに一緒に設置する「先付け」と、今の自宅屋根に後から雪止めを設置する「後付け」の2つがあります。

今ある屋根に後付けで雪止めを付ける場合、業者によっては屋根の塗装やリフォーム工事と一緒ではないと対応してくれないこともあるので、事前に業者へ確認するようにしましょう。

私は後付けで雪止めを取り付けましたが、屋根から雪が落ちてくる心配が無くなったので毎日安心して過ごせています!

これから3種類の雪止めについて細かく解説していきますので、ぜひ選ぶときの参考にしてください♪

瓦タイプは交換の手間が掛からず後付けもできる

まず1つめに紹介するのは「瓦タイプ」の雪止めです。

瓦タイプの雪止めは瓦自体に雪止め金具を設置する形式で、自宅屋根を雪止め付きの瓦に交換して設置するため手間が省けて楽に交換ができます!

必要な場所だけ交換できるので、積雪量に合わせて個数を選べるのも嬉しいわ。

後付けで設置できるので、今の自宅が瓦屋根で落雪対策をしたい家庭でよく利用されています。

また、持ち手のような突起状の雪止めが特徴で、瓦と同素材で外観の邪魔にならず綺麗に見えるのもメリットの1つです。

使われる雪止めの強度を高くしたいときは業者に相談すれば対応してもらえるので、必要に応じて相談しましょう。

今の自宅屋根が瓦でない場合は屋根自体を交換する必要があるので、見映えや家全体の雰囲気が変わる点に注意が必要です。

金具タイプはストレート屋根によく使われている

2つめは最もオーソドックスな「金具タイプ」を紹介します。

金具タイプの雪止めは屋根材の隙間に金具を取り付ける形式で、主にストレート屋根に使われています。

ストレート屋根とは、セメントを薄い板に加工した屋根材のことを言います。

ストレート屋根は日本の住宅の屋根材として最も普及しているので、修理やリフォームに対応している業者も多く、雪止めの取り付けもしやすいのが特徴です。

金具タイプの雪止めは、形状によってビス(金属を接合する際に使用する小ネジ)や釘を使わずに屋根の隙間に引っ掛けて取り付けができるので、長期で使えるのも嬉しいポイントです。

瓦タイプやネットタイプの雪止めに比べるとサイズが小さいですが、しっかりと雪を引っ掛けてくれるので効果面も安心できます。

私の自宅はストレート屋根なので金具タイプの雪止めを後付け設置しましたが、業者さんともスムーズに会話が進んで苦労無く取り付けられました♪

自宅屋根がストレートタイプの場合は、まず金具タイプの雪止め設置を検討しましょう。

ネットタイプは屋根の種類に関係なく設置できる

最後は「ネットタイプ」の雪止めを紹介します。

ネットタイプの雪止めは屋根自体にネットを張って落雪を防ぐもので、高さを付けて雪を落とさず貯められるのが特徴です。

ネットの色が自由に選べるので、今の自宅屋根の色味に合わせて個性を出したい家庭で良く取り入れられています。

希望の色が無いかもしれないから、事前に業者への確認が必要ね。

また、太陽光パネル付きの屋根の場合は高さが低いネットだと十分な効果が発揮されないこともあるので、積雪量が多い地域では高さのあるネットを設置しましょう。

雪止めネットは他の雪止めと比べて設置費用が高い傾向にありますが、自宅の外観に個性を出したい場合やおしゃれに見せたいときに検討してみてください。

雪止めがある部分もしっかり雪かきしたいときは、この幅40cmの雪下ろし棒がおすすめです!

一般的な屋根の雪止めは45〜60cm幅で取り付けられるため、この雪おろし棒なら雪止めと雪止めの中間部分もしっかり除雪できます。

雪止めが邪魔をして雪下ろしがしにくいときでも、この雪下ろしを使えば幅も高さも補えるので快適に雪下ろしができますよ♪

屋根の雪止め費用は10~30万円!工事費も確認が必要

屋根に雪止めを設置したくても、どれくらい費用がかかるのか気になりますよね。

屋根の雪止め設置にかかる費用は種類によって異なりますが、30坪の自宅の場合は平均で10~30万円程度が相場です。

下記のような場合は追加で費用がかかるため、当てはまるものがあるか確認してみてください。

追加費用がかかる場合
  • 屋根の傾斜がきつく足場を取り付ける必要がある場合
  • 雪止めの設置個数が多い場合
  • 雪止めの設置だけを受けてくれない業者の場合

屋根の傾斜がきついと工事のときに足場を要したり、通常より多くの雪止めを設置したりすることがあります。

特に、足場を取り付ける場合は足場の設置費用が20~40万円程度かかるので、事前に業者に確認しておきましょう。

また、雪止め設置だけを行わない業者に依頼すると屋根のリフォームや修理も一緒にしなければならないため、頼む業者がどこまで対応してくれるかは事前に確認が必要です。

これらの事項をしっかり確認すれば雪止め設置にかかる費用をしっかり準備できるので、事前準備は怠らずに行いましょう。

費用が変わるポイントはどの雪止めを選ぶかによる

先ほどはおおよその設置費用を紹介しましたが、どの雪止めを設置するかによってかかる費用が異なるので注意が必要です。

この記事で紹介した3種類の雪止めのうち最も費用がかかるのが「瓦タイプ」で最も安価なのは 「金具タイプ」なので、予算に合わせて選ぶ種類を検討してください♪

各種類の具体的な費用の目安を下記にまとめました。

雪止めの種類かかる費用の目安
瓦タイプ15~30万円
金具タイプ10~15万円
ネットタイプ10~20万円

瓦タイプは屋根の瓦自体を交換するため、1枚ごとに費用が発生します。

積雪量が少なく予防として設置する場合や、雪止めの数を増やしたい場合には、設置数が少なくなるのでその分安く取り付け可能です。

金具やネットタイプの場合は設置範囲に応じて費用がかかるため、どの範囲に取り付けたいかを事前に調べておくと費用の計算がしやすくなります。

施工費用を抑えるコツ3選!覚えてお得に取り付けよう

雪止め設置がお得になる方法はどのようなものがあるのか気になりますよね。

私がおすすめする施工費用を抑えるコツは3つあるので、自宅屋根の状態や予算に合わせて活用してみてください♪

それでは、早速3つのコツを確認していきましょう。

施工費用を抑えるコツ
  • 複数の業者に見積もりを依頼する
  • 屋根や外壁修理と一緒に依頼する
  • 雪害の影響がある場合は火災保険を利用する

業者によって施工費用は異なるので、見積もりは1社ではなく複数回で行うのがおすすめです。

見積もりを複数回行うと費用の相場や業者ごとの違いが分かるので、一番お得に施工できる業者を選べます!

私も3社で見積もりを行いましたが、取り付け方の違いも分かるし少しの差でもお得を感じるので、複数で見積もりを出してよかったです♪

また、業者によっては雪止め設置だけでは対応していなかったり、単体での修理は割高になったりすることもあります。

自宅の外壁や屋根に直したい部分があればまるっと1回で施工してしまった方が結果的に費用がお得になることもあるので、場合に応じて検討しましょう。

雪の被害で屋根周辺の設備に損害があると判断されれば火災保険が適用される場合があるので、その保険金を修理代に使用するのも1つの手です。

必ず保険金が下りるとは限らないので、あくまでも該当の場合は費用が抑えられるものとして覚えておきましょう。

自宅の状況によって、紹介した3つの方法を活用してみてください♪

まとめ

  • 雪止めは屋根からの落雪を防ぐために置かれる部材で、落雪による破損事故や人身事故などのトラブルを防ぐ効果がある
  • 屋根の雪止めのデメリットは、経年劣化によるサビ、雪下ろしがしにくい場合があること、施行による雨漏りの危険性の3つある
  • 雪による被害は人や物に直接降りかかるため、落雪事故の防止効果がある雪止めはデメリットよりメリットの方が多いと言われている
  • 雪止めの種類は瓦タイプと金具タイプ、ネットタイプの3つがあり、それぞれ特徴や取り付けに向いた屋根の形状が異なる
  • 瓦タイプの雪止めは瓦自体に雪止め金具を設置する形式で、今の屋根と交換するだけで設置できるので手間を省けいて取り付けられる
  • 金具タイプの雪止めは最もオーソドックスでストレート屋根への設置が適しており、施行費用も安く収まる
  • ネットタイプの雪止めは屋根自体にネットを張って落雪を防止するもので、屋根の外観に合わせて色が自由に選べるので外観重視の場合におすすめ
  • 設置する雪止めによるが30坪の自宅の場合は平均で10〜30万円の施工費用がかかり、傾斜がきついと追加費用が発生することもある
  • 複数業者に見積もりを依頼したり、屋根や外壁修理と一緒に雪止め設置施術をしたりすると、施行費用が抑えられる

屋根の雪止めはデメリットもありますが、雪による事故や被害を防止してくれるメリットもたくさんあります。

屋根の種類に応じて適切な雪止めを選び、お得に費用を抑えて設置することで、快適な冬暮らしを送りましょう♪

この雪下ろしは日本語の説明書付きで組み立てやすく、特殊工具が無くても分解できるのでメンテナンスも楽チンです。

高い屋根に使う雪下ろし棒は扱いやすさも重要ですが、重さが1.55kgなので軽い雪のときは私も1人で雪下ろしに使っています♪

また屋根に触れる雪かき部分はゴム製なので、雪止めと合わせて使えば屋根を傷つけずに落雪を防げるのでおすすめです!

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