台風での被害が増えている昨今、大切な家族や家を守るためは台風対策が必要不可欠です。
強い台風が来たときの窓割れ防止対策として、養生テープを×の形に貼りつけるなどはよく聞きますが、強風を防ぐ対策では何が思いつくでしょうか?
防風ネットは風の勢いを弱めたり流れを変えたりする効果があるため、家の広い範囲を風から守る役割を果たしてくれます!
「防風ネット」と言われても、農作物の保護に使用されるイメージが強いので、家を守るための活用方法がわかりにくいですよね。
実は、私の家は台風が多い地域なので、防風ネットを活用した台風対策をしっかりと行っています。
台風の多い6月頃には、防風ネットが家を守る強風対策として大活躍です♪
この記事では台風の時期に役立つ防風ネットの活用方法や台風対策を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
建設現場にも使われるこちらの防風ネットは、風による抵抗を弱める風圧抵抗に優れたメッシュ状のシートです。
駐車場やベランダなどに設置すると、風を通しながらも日除けや防虫対策にもなる優れものですよ♪
防風ネットは台風から家を守り風向きや風圧も調整可能
防風ネットは通常のネットとは違って細かな網目になっているので風の通りが細かくなり、台風の強風の流れも変えてくれて、風圧の軽減効果も持ちます!
畑以外に設置するイメージがあまりないかもしれませんが、防風ネットは家全体を守ってくれることと同時に、台風対策に役立つことをご存じですか?
農作物のテントとか学校では見たことあるけど、台風対策になるイメージはないかも…。
実は、風向きを調整して風の勢いを弱める効果があるんです!
風向きの調整と風圧軽減効果が本当に大きいので、ネットの高さの20倍程度の距離まで風の勢いを弱めることができます!
網目の目合いで家にもたらす効果が変わりますが、基本的な目合いは2~4mmが主流です。
網目は小さければ小さいほど受ける風を細かく分散することができるため、より高い防風効果を家にもたらしたい場合は網目が小さいものを選ぶと良いでしょう。
また、風向きの調整を行う場合は、風の主方向に対して直角に防風ネットを設置することで、急な風向きの変化にも対応することができます。
防風ネットは強風対策に使われるため、家の支柱などにしっかりと固定して使用する必要があります。緩い設置だと飛んでしまう可能性があるので注意しましょう。
通気性確保や運ばれてくる障害物の衝突防止に役立つ
台風の強風から家を守ってくれる効果を持つ防風ネットですが、台風ではないときでも、普段から風による被害の軽減効果を発揮します!
家のベランダやリビング窓付近に設置することで、通気性の確保や窓を傷つける大きなの障害物を避けることが可能です。
なんと、防風ネットを使えば風の影響を約50~90%程度も抑えることができるんです!
広範囲で風の力を抑えたい場合などは、普段から取り付けることを検討しましょう。
窓を守ってくれるだけなく、網目が風を通してくれるのでこもった空気を入れ替えてくれることも魅力です♪
砂利や砂などが飛んできて起こる劣化被害を防止する
防風ネットを取り入れることで、外からの砂利や砂などの飛散の低減してくれます!
学校のグラウンドなどをイメージすると分かりやすいのですが、学校のグラウンドはよく、校庭に砂が入らないように防風ネットで覆わされていますよね。
子供の安全のためだと思っていたけど、砂が飛び散るのを防ぐ効果もあったなんて…!
劣化防止のために、防風ネットは海や公園が近い家などに取り入れられることが多く、家の壁の汚れや劣化の軽減にも効果的です。
周囲の住環境に配慮する目的も含めて、海岸沿いや大きな公園の近くに住んでいる家庭では積極的に取り入れると良いでしょう♪
ブラインド効果で外部の目を遮断しプライバシー保護も
近所からの視線が気になったり防犯対策に悩んでいたりするなら、防風ネットを使ってブラインド代わりにしちゃいましょう!
目合いの小さいものを選ぶことで、編み目が濃くなって外からの目を防いだり、遮光効果や日よけとしても使えたりするのです。
空気の流れも保ちつつ、外からの目を遮断したいときはぜひ活用してみてください♪
降雪時の保護効果が抜群!大切な庭を守るのにも大活躍!
雪の多い地域だと、雪が家や庭に入り込んでしまうこともありますよね。
私も雪国に住んでいた経験があるのでよく分かります…!
庭や窓際など、雪が積もりやすい場所に防風ネットを設置することで、雪の侵入を防いで通気も確保することができます。
強力な防風ネットも販売されているので、雪の侵入を防ぎたい場合は効果が高いタイプのネットを選ぶと良いでしょう♪
防風ネットは台風から窓破損を防ぎ風圧軽減効果も抜群
風の強さばかりに目が行きがちですが、防風対策で大切なのは、強い風によって飛んでくる物から窓を守ることにあります。
窓は家のさまざまな場所にありますが、道路に面していたり物が多い所に設置されていたりする窓があれば、しっかりと対策が必要です。
風で窓が割れて家の中がぐちゃぐちゃになったというニュースもよく見ます。
窓際にネットを貼れば障害物を防げますよ!安心してくださいね♪
先ほどは防風ネットが家にもたらす効果について紹介しましたが、窓を守るための効果もバツグンなので、より詳しく紹介していきます!
風をどうやって受け流し、家に障害物が当たらないようにするかを考えられれば、台風被害で一番気を付けたい窓の破損を防ぐことができます。
風向きに合わせて防風ネットを設置することで、細かい網目が窓を破損させる障害物を窓まで届けない役割を発揮し、家の窓をしっかり守ってくれますよ♪
張り方を工夫しないと風の動きに持っていかれてしまう可能性もあるので、注意してください。
風で飛んでくる障害物はどんなもの?窓周り対策を紹介
台風の風の強さは大小さまざまですが、風速10m/sを超えると小さいゴミや軽いものなどが飛ばされ始め、大きくなると看板も飛んでくる程の脅威になります。
少し風が強いなと感じる日でも、外に干している選択物やベランダに置いている鉢植えなどが飛んでしまうこともありますよね。
雨戸やシャッターを設置することで窓を守ることもできますが、それらを取り付けていないおうちも多いと思いますので、ぜひ防風ネットを検討してみてください。
シャッターは設置に大きな作業がかかりますが、防風ネットなら設置も簡単です!
また、台風の時期には、極力窓周りに飛ばされそうな物は置いておかないことも大切です。
外からの障害物は防げても、軽くて飛ばされやすい物を窓付近に置いておくと自宅の窓を割ってしまう脅威になることもあるため、気を付けましょう。
防風ネットは2年で張り替え?長持ちするには風対策を!
防風ネットの効果について紹介してきましたが、どれくらい効果が持つのか気になる方も多いのではないでしょうか?
台風から家を守るために張るので、強い風を受ければその分劣化は早まってしまいます。
台風の強風以外にも紫外線による劣化もあるので、基本的には2~3年で張り替えなければいけない場合が多いです。
受ける風速や環境によって差はありますが、風の対策を行っていれば長持ちさせることができますよ!
また、台風による風向きを事前に調べその向きに合わせて設置をすることで、広範囲からの風を防げぐことができて長持ちさせることができるので要チェックです♪
防風ネットを選ぶときに耐久力の高い強力なタイプを選ぶことで、さらに高い耐久力と持続力のあるネットを取り付けることもできます。
設置に手間がかかるため、できるだけしっかりとしたネットを選ぶようにすると良いでしょう♪
こちらの防風ネットは国内で作られた安心の高品質素材であり、1枚ずつ丁寧に仕上げられています。
5色の中からご自宅の雰囲気に合わせて選択することで、家の景観を損なわずに台風の対策ができますよ。
無料でカットサンプルがもらえるため、色や耐久性に問題がなさそうが実際に確かめてから買えますよ!
防風ネットの張り方で大切なポイントは支柱の固定!!
防風ネットの張り方の工程で最も大切なのは、土台となる支柱をしっかりと固定することです。
支柱は地面に深く差し込むことで強度が増し、風の影響を受けやすい場所に設置することで大きな効果を発揮します。
防風ネットを張る土壌が緩かったり砂地だったりすると、風によって引き抜かれる力への抵抗が弱くなってしまうので注意が必要です。
二階の窓際に張りたいけど、地面じゃないからどうしよう…。
地面が無い窓際などに設置するときは、手すりなどのフレームにロープで編み込めばOKです♪
ここでは、防風ネットを庭や窓際に設置するときの張り方について紹介していきます!
防風ネットを張る4STEPを紹介!支柱固定で強度UP♪
防風ネットを張って台風から家を守るためには、台風の風向きを事前に調べ、その風向きに対して垂直に張ることが大切です。
庭やベランダなど家に防風ネットを張る場合は大きく分けて4つの作業工程があり、強風に負けないようにしっかりと固定するのがポイントです。
ネットを設置する前に、必要な材料を確認しておきましょう。
支柱を地面に埋めるためのハンマーや、防風ネットを支柱に固定するためのロープやワイヤーも忘れずに用意しておいてくださいね。
それでは、台風などの強風がきても倒れない防風ネットの張り方について解説していきます!
- 手順1防風ネットを張るための支柱を用意
支柱は単管がおすすめ
- 手順2地面に穴を開けて支柱を埋める
風を防ぎたい場所を囲うように設置
外側のラインに沿って1~2m間隔で深さ30~50cmの穴を開ける
- 手順3地面に支柱を打ち込みネットを固定する
支柱が倒れないように深くまでしっかり打ち込む
- 手順4ネットの両端を支柱に固定する
ネットの固定にはロープやワイヤーが便利
穴を掘る作業は少し大変ですが、穴が浅いと支柱が緩くなってしまう可能性があります。
地盤となる地面に水が溜まっていたりぬかるんでいたりすると支柱が倒れる恐れもあるので、しっかりと地面深くに差して強度を高めましょう。
ハンマーを使って支柱を埋める際、手や指などにケガをしてしまう可能性もあるので、取り扱いには十分注意してください。
最近は防風ネットの取り付けに便利なアイテムも販売されているので、取り付けるのが難しい場合はチェックすると良いでしょう♪
防風ネットは種類と間隔を見極めることで強度が上がる
先ほど防風ネットの基本の設置方法を紹介しましたが、ネットの種類や設置の間隔を検討すればさらに強度を高めることができます!
例えば支柱を打つ間隔は1~2mと紹介しましたが、この間隔を約40~45cm程度に狭めることで、風が通る幅を小さくできて強風の影響を弱められます。
特に強い風が吹く地域では、柱と柱の間に斜めに入れるタイプの補強材を使用するなど、市販で売られている強度UPのアイテムを活用するのも良いでしょう。
また、防風ネットにもさまざまな種類があります。特徴と選び方を紹介しますので、家に取り入れる際の参考にしてみてください♪
機能性の高い防風ネットを使えば強風の影響も最小限に
強度の強いものといってもいくつか種類があり、例えば国産で安心の品質を持つ防風ネットや、超協力タイプと謳っているネットもあります。
防風ネットにはたくさんの種類があり、機能性の高いものを選ぶことで強風による影響を抑えられますよ。
防風ネットは目合いが細かければ細かいほど風を通しにくく、石などの危険物も通りにくくなります。
家や窓を守るためには、目合いが細かいものを選ぶようにしましょう。
ただし、目合いが細かくなると通気性が悪くなったり光を通しにくくなったりしてしまうので、窓付近に置く場合は特に注意が必要です!
付加機能もさまざまですが、防炎機能が備わっていたり景観を壊さないように複数の配色展開をしていたりと、家に馴染むデザインが数多くあります。
家の窓付近に設置する場合は外からの見え方も気にしたいですよね!
設置の間隔や設置する防風ネットの種類を細かく理解することで、より家に馴染み効果的な張り方をすることができますよ♪
まとめ
- 防風ネットは風の勢いを弱めたり流れを変えたりする効果があり、家の広い範囲を台風の強風から守ってくれる
- 家のベランダやリビングの窓付近に設置することで、通気性の確報や窓を傷つける障害物を避ける効果を持つ
- 編目の細かい防風ネットを選ぶことで、受ける風を分散することができ、より高い防風効果をもたらす
- 防風ネットは台風対策の他に、プライバシー保護や家が砂利や砂で劣化する被害を抑えることにも役立つ
- 台風の強風や紫外線による劣化から約2~3年で張り替えることが基本だが、受ける風向きに合わせて設置することで長持ちできる
- 効果的に防風ネットを張るためには、土台となる支柱をしっかり固定して雨などで緩まないようにすると良い
- 家を台風から守るために台風の風向きに対して垂直に防風ネットを張ることで、風を広い方向で受けることができる
- ネットの種類や支柱の間隔幅を検討することで、用途に合った強度に調整することができる
防風ネットで台風から家を守るためには、設置するネットの種類や支柱の間隔をしっかり検討することで、より高い効果を得ることができます。
台風の強風対策以外でもさまざまな効果を持つため、家の幅広い箇所で設置してみてはいかがでしょうか♪
風圧抵抗に優れており、防雨や防風対策にも効果的なので、台風や強風からあなたの家を守ってくれますよ。
台風対策以外にも雪の吹きこみ防止をはじめ、鳥や猫などの侵入を防ぐなど、さまざまな用途で役立ちます!
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