最近の住宅は高気密高断熱で壁や床などの断熱性に力を入れていて真冬でも室内を温かく保つことができるよう工夫されています。
しかし意外と気になるのがコンセントやスイッチ周りからの隙間風ではないでしょうか?結構寒くてストレスがたまりますよね。
比較的安価で手に入りやすいテープを利用する他、専門業者に頼めばコンセントのカバーを取り付けられるので隙間風の悩みを解消できます。
また隙間風が侵入することでエアコンの効率が悪くなり光熱費が高騰している今、とても切実な悩みとなってしまいます。
この記事ではなぜコンセントから隙間風が入ってきてしまうのか?その原因を探り、テープなので簡単にできる解決方法などを説明します。
意外と身体に堪える隙間風の寒さ、ホームセンターなどで買うことができるテープをじょうずに使えば真冬でも暖かに過ごせますよ♪
コンセントからの隙間風はテープを使ってお悩み解消♪
コンセントからの隙間風は市販のテープを使って簡単につけることができて意外と「スースー」する嫌な寒さを解消することができます。
コンセントからの隙間風は意外と寒くて冬の寒い時期は結構身体に堪えますし、そのたびに暖房の設定温度を高くしなくてはなりません。
築年数が古い家はもちろんのこと最新の高気密高断熱の住宅でもこの隙間風はコンセントやスイッチから入ってきます。
隙間風ってけっこう寒いのよ!簡単にできる対策法を知りたいわ。
我が家は築25年の一戸建てなのですが、やはり冬は隙間風でとても寒かったのでテープを使ってコンセント周りを塞いだ経験があります。
今すぐにでもホームセンターやネット通販ですぐに購入できるテープを使って簡単に悩みを解消しましょう♪
隙間風には手軽に購入できる養生テープでブロック!
コンセントやスイッチ周りの隙間風をブロックするならホームセンターなどで売られている養生テープを使ってみましょう。
【養生テープの豆知識】
- ポリエチレンで作られている
- 表面に細かい網目があり簡単に手で切れる
- 粘着力が弱く剥がした痕が残りにくい
- 種類がいろいろあり用途別に使える
今回はコンセントやスイッチの隙間風対策に使用するので、透明タイプの養生テープを用意しましょう。
道具は必要なし!養生テープで簡単に隙間風を塞ぐ方法
コンセントカバーを外し、透明の養生テープで穴が開いている箇所を塞ぐだけ!たったこれだけです!!
めちゃくちゃ簡単だわ♪
しかも養生テープは手で簡単に切ることができるので必要な道具もありませんし、ちょうど良い長さにササッと切れて時間もかかりません。
これなら女性のみなさんも力も道具もいらないので家事の合間にパッとできちゃいますよ♪
コンセントから隙間風の原因は何なのか詳しく解説
コンセントの隙間風は一体どこからくるのか?その原因と隙間風が起きることにより影響することは何なのかを解説します。
近年の住宅は精度の高い建築部材や、防湿シート、断熱材、気密シートなどを使って、できるだけ隙間を作らないようにして建てられています。
「高気密・高断熱」の住宅は夏、冬共に快適に過ごすことができるのでこの工法で建てるお客さんが増えています。
高気密・高断熱の住宅は、冷房や暖房効率が高まり熱い真夏や寒い冬でも快適に過ごせることができるとハウスメーカーも重要視しています。
しかし良いことだらけと思われがちですが、実は思わぬ問題も起きているのです。
隙間風の原因と、隙間風が引き起こす影響について解説していきます!
隙間風の原因は住宅の経年劣化や配線が関係している
なぜ隙間風が侵入するかというと、住宅の経年劣化や配線の関係で穴が開いているなどの原因が考えられます。
私の家のように築年数が経っている古い住宅は今のような高気密、高断熱の製法が整っていないので特に隙間風を感じるようです。
- 住宅の経年劣化
- 通気性の良い材料を使っている
- 気密性の高い住宅では外気を取り込む力が加わる
- 配線の関係で穴が開いている
特に、古い木造建築では木材を湿気やカビから守るために通気性の良い材料が使われており、現代の家と比べると寒い場合が多いです。
さらに、気密性の高い住宅でも換気扇を回すことで部屋が減圧されて外気を取り込む力が加わるので、壁の中の空気が隙間から入ってしまいます。
古い家では、障子やドアに備わっている防風材の機能低下や壁断熱の低下が考えられます。
冷たい風が侵入することで身体と電気代に大ダメージ
隙間風が原因で身体にさまざまな影響を引き起こすため、どのような症状が起こるのは把握して早めの対策が必要です!
特に、室内の寒暖差が大きいと急激な身体の温度変化により、ヒートショックを引き起こして倒れる危険性もあります。
- 慢性的な冷え性、不眠、肌荒れなど
- ヒートショックを引き起こす可能性がある
- 部屋の暖房効率が悪くなり、電気代が高騰する
隙間風によって室内が冷えたままだと、慢性的な冷え性になりやすく、肩こりや疲労の原因となります。
冷え性は身体の不調を引き起こす原因になるため注意しましょう。
さらに、冷気の影響で室内が暖まりにくくなるため、暖房をフル活用することで電気代が高くなってしまいます。
隙間風を放置すると、身体にも経済的にも負担が大きくなるわね。
隙間風は窓や玄関からも侵入してくるので、こちらの記事も参考にして快適な空間を作り上げていきましょう。
コンセントからの隙間風対策!3つの方法を紹介
コンセントからの隙間風の原因を説明したところでこれらを防ぐ対策方法を3つ紹介します。
コンセントからの隙間風は近年の高気密・高断熱住宅でも起こり得ることがわかりましたが、築年数の経った家に住まわれている場合でも同様に悩まれているのでないでしょうか。
隙間風は冬に限らず、夏でも熱い空気が侵入するので冷暖房の効率が悪くなり電気代が高くなる可能性もありますね。
隙間風の対策をして快適な暮らしを手に入れましょう♪
隙間風の侵入を約90%カットする防気カバーで遮断!!
防気カバーはコンセントや電気スイッチの裏にはめ込むことで、外気の侵入を約90%防ぐことができ室内の空気を逃しません。
ホームセンターやネット通販でも購入することができ、後付けも可能で自分で簡単に取り付けることができます。
そして防気カバーを取り付けるのは冬に行うと良いとされています。
理由は湿度が関係していて、湿度の高い夏に防気カバーを付けてしまうと湿度の高い空気をそのまま壁内に閉じ込めてしまい結露の原因にもなります。
- 手順①ブレーカーを落とす
配線を切る作業はありませんが念のため落としたほうが安全です。
- 手順②コンセントのカバーをはずす
コンセントのカバーは2重構造になっているのでマイナスドライバーを差し込みながら外していきます。
- 手順③コンセント本体を取り出す
外側のコンセントの枠についているネジを外した後、内側のネジを外します。
コンセント本体が引っ張りだせるようになります。 - 手順④防気カバーに切り込みをいれて取り付ける
ここで注意することは電気工事士の免許がないと配線を外すことができないため、配線側は触らないで防気カバーに切り込みを入れてから取り付けます。
- 手順⑤切り込み箇所を気密防水テープで塞ぐ
切り込みを入れた場所にテープで補修していきます。
- 手順⑥コンセント本体を戻す
戻す時はコンセント本体と防気カバーについている穴の位置を合わせながらネジで留めていきます。
- 手順⑦コンセントカバーを取り付ける
外したコンセントカバーを取り付けて完了です!お疲れ様でした。
意外と簡単そうだし私もさっそくやってみます!
この対策方法はあくまでも自己判断ですが隙間風にお悩みの場合、おすすめできる方法です。
ただし、自分でできる自信のない場合は専門業者に依頼すると良いでしょう。
固まらないすき間パテなら賃貸でもOK!応急処置に最適
2つ目は「防気カバーを取り付けるのは休みの日にじっくり作業したいけど、でもとりあえずこの隙間風なんとかしたいわ」というときの対策方法があります。
それはセメダインから発売されている「すき間パテ」です。
コンセントと壁のすき間にこのパテで埋めることでいっときの隙間風なら防ぐことが可能ですが、見た目が悪くなる可能性もあります。
いろいろな使いみちがあるので1つ持っていると便利な商品なのではないでしょうか?
手で温めると柔らかくなり扱いやすく、ベタベタしないのでおすすです!
使わないコンセントに蓋をして隙間風をシャットアウト
隙間風対策の3つ目は、使わないコンセントに100円ショップなどで手軽に購入できるコンセントキャップを使い隙間風を防ぎます。
最近のコンセントキャップはデザインがかわいらしいものもあって選ぶのも楽しいでしょう♪
ホコリも入らないので漏電対策にもなりますね♪
使わないコンセント口にキャップをすることである程度の隙間風を防げますし、小さなお子さんがいる家庭には思わぬ事故や安全面にも優れています。
まとめ
- 近年の高気密・高断熱住宅でも、換気扇などから外からの空気により減圧されるためコンセントの隙間から風が侵入してしまう
- 真冬の隙間風は意外と身体に堪えることや、外からの寒い空気が侵入することによりエアコンの効率が悪くなり光熱費も上がる
- コンセントからの隙間風を防ぐにはテープを貼るだけなど簡単な対策方法があり、誰でも手軽に悩みを解決することができる
- ホームセンターなので購入できる養生テープを使い、コンセント内の穴をテープで塞ぐことで簡単に隙間風を防ぐことが可能
- 防気カバーを使えば、少しの手間で約90%の隙間風をカットすることができ快適な生活を送ることができ、安価で経済的にも最適
- 防気カバーをつける時は、ブレーカーを落としてから行うことと作業に心配な場合は専門業者に頼むほうが安心できる
- すき間パテやコンセントキャップは防気カバーを取り付ける時間がないときにとりあえずの応急処置で使えて、賃貸物件でもOK
気密性の高い住宅でも換気扇を使うことで部屋の気圧が減少し、外からの空気を取り込む力が加わるためコンセントから隙間風が入り様々な影響があります。
身近にある養生テープや防気カバーなどを使えば簡単に問題を解消することができるので一度トライしてみることをおすすめします。
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