グリーンカーテンの作り方を100均の道具で紹介!光熱費削減の効果も♪

家づくり

暑い夏の日よけになるグリーンカーテンの作り方が知りたいけど、なんだか難しそうという印象を持っていませんか?

実は100均で売っている道具だけで簡単に設置することができるグリーンカーテンの作り方があるのです!

私は夏が近づくと、いろいろな植物を庭に植えるついでに、グリーンカーテンの基礎となる支柱やネットを100均で買ってきて準備するようにしています。

ただ涼しいだけでなく、植物を育てることで達成感を味わえたり癒やされたりもするなどさまざまなメリットがあるのです♪

しかし生きた植物の扱いに慣れていないと、少し面倒に感じられるかもしれません。

この記事では、100均の道具だけで作るグリーンカーテンの作り方や特徴、おすすめの植物からインテリアまで幅広くご紹介します!

手入れが面倒なあなたは、季節問わず年中使えるグリーンフェンスがおすすめです。

フェイクリーグなので虫の心配もなく、育てる手間もいらないので手軽に設置できますよ

グリーンカーテンの作り方を100均アイテムで紹介

そもそもグリーンカーテンとは何かというと、つる性の植物でベランダ先や窓をおおい、日よけにすることです。

私は戸建ての家に住んでいるので、庭に面した大きな窓をグリーンカーテンでおおいましたが、植物の緑が一面に広がって見えるので爽やかな気分になりますよ。

しかし家に庭がない場合でも大丈夫、グリーンカーテンの作り方は100均の道具を使って、ベランダなんかでも簡単に設置できます。

100均の道具を使って庭にグリーンカーテンを設置

戸建ての家で設置するグリーンカーテン作りに必要な道具は、プランター、支柱、ネット、ひも、ブロックの5つです。

それぞれの役割や必要な数を紹介します。全て100均でそろえられるので近くのダイソーなどで探してみてください♪

  • プランター(必要に応じて):植物を植える
  • 支柱×4:ネットを設置する基礎
  • ネット:植えた植物の成長を支える
  • ひも(結束バンドも可):支柱同士やネットをくっつける
  • ブロック:支柱をさして固定

直接地面に植物を植えるならプランターは必要ありませんが、プランターを使う場合は土も一緒に用意することを忘れないでくださいね。

では、実際にグリーンカーテンの作り方を手順ごとに紹介します。

グリーンカーテン基礎の作り方
  • 手順1
    植物を植えたプランターを挟める幅で、支柱を2本置く
  • 手順2
    ①で置いた2本の支柱に、残り2本の支柱を組み合わせてひもで固定する

    ①の支柱の上下10㎝の位置にそれぞれの支柱を垂直に組み合わせる

  • 手順3
    上下の柱にひもでネットを取り付ける
  • 手順4
    支柱の足をブロックの穴の中に入れて、下部を固定する
  • 手順5
    上部も、家の幹などにひもで固定すれば基礎は完成

あとは植物がネットにからまりながら成長すれば、自然のにおいがする鮮やかなグリーンカーテンが完成です。

植物は成長するほど当然重くなっていくので、しっかりと固定されていないとバランスを崩して倒れたり、風で壊れやすくなったりしてしまいます。

安全のために、基礎作りはしっかりと行いましょう!

ベランダのグリーンカーテンは簡単に設置できる

マンションやアパートのベランダにグリーンカーテンを設置する場合、大まかな作り方は上記の方法とほぼ変わりませんが、範囲が狭い分比較的簡単に設置することができますよ。

必要な道具
  • つっぱり棒タイプの支柱
  • ネット
  • ひも(結束バンド)

普通の支柱でも構いませんが、突っ張り棒タイプのほうが設置するのは簡単になります。

しかしつっぱり棒タイプの支柱は100均では売っていないので、楽天などのネットショッピングで探すことをおすすめします。

グリーンカーテンの作り方ベランダVer.
  • 手順1
    支柱を窓の幅に合わせて置き、床から天井に突っ張らせて固定
  • 手順2
    ひもを使ってネットを支柱にくっつける

街中に住んでいたとしても、グリーンカーテンを通して自然を感じることができるので、遠くに出かけなくてもリフレッシュすることができますね。

ベランダだと土の処理に困るという場合は、「ベランダガーデニングが土を使わないで簡単に楽しめる方法と虫対策」が参考になりますよ!

育てる植物には水やりや誘引などの手入れを忘れずに!

植物を植えたら、枯れないよう定期的に水やりや誘引などお世話をしてあげる必要があります。

お世話を怠ると虫害にあったりおかしな方向に伸びたりしてうまく成長できず、グリーンカーテンが完成しなかったということになりかねません。

植物によって多少お世話のコツは違いますが、大まかな必要事項は共通しているので、知っておくと便利ですよ!

植物のお世話方法
  • 土が乾いたら水をやる
  • 茎が成長してきたら、伸びてほしい方向に向けてネットに固定する(誘引)
  • 定期的に肥料を加える(追肥)
  • 古くなった茎や葉を摘む(摘心)
  • 害虫がついていないか、病気になっていないか確認する

もししっかりとお世話しているのに元気がない、成長しない、といった場合には日光の強さや温度などがその植物の好みではないのかもしれません。

少し植物が育つ場所を移してあげたら元気に育ち始めたことがあったので、困ったら環境を変えてみてくださいね!

グリーンカーテンは作り方や効果を知れば試したくなる

グリーンカーテンは日よけになるだけでなく、CO2削減や消費電力を減らせるなど地球環境への負担を軽くする効果まであります

私がグリーンカーテンの設置を決めた理由は、作り方が簡単なのに加え、環境に優しく光熱費を減らせたり育てる植物によっては食べられたりするからです。

環境に優しいということは人体にも優しいということですが、虫も寄ってきやすくなりますから苦手な場合は注意してくださいね!

サステナブルな社会に貢献できる効果がある思うと、嬉しいです♪

経済面や環境にも優しい緑のカーテンのメリット

グリーンカーテンがもたらす効果はなんといっても日陰ができて涼しくなることですが、経済面と環境面、健康面にも良い効果があります。

グリーンカーテンを取り入れることで太陽からの熱を80%カットしたり、節電につながったりするのです

暑い夏はどうしてもクーラーや扇風機を使いますが、苦手だったり具合が悪くなったりする場合、グリーンカーテンで少しでも部屋の温度を下げると快適になりますよ。

グリーンカーテンのメリット
  • 日陰ができ、部屋が涼しくなる
  • 消費電力が減る
  • 光熱費が浮く
  • ヒートアイランド現象に有効
  • CO2削減につながるので地球温暖化の対策になる
  • 植物の癒やし効果がある

初めの作り方自体も100均の道具で事足りるので経済的ですね♪

生活費の負担が増えたり、環境破壊が問題視されたりしているからこそ両方に良い効果があるグリーンカーテンは非常におすすめです。

光熱費を抑えるためにはエアコンのフィルター掃除も有効なので、「エアコンはフィルター掃除で全然違う! 驚きの効率アップと電気代節約!」をチェックして節約に活かしてみてください♪

意外と手のかかるグリーンカーテンのデメリット

グリーンカーテンの作り方は簡単でも、生の植物を扱うので先述したような良い効果がある反面、扱いに慣れていないと面倒に感じることもあります。

私も初めは水やりを忘れたり、枯れた花を摘み忘れたりして植物の元気がなくなってしまうことがありました。

グリーンカーテンのデメリット
  • 虫が集まりやすくなる
  • 植物のお世話が必要
  • 撤収する際ゴミが出る
  • 遮光性が強すぎる

植物のお世話が日課になればあまり面倒にも感じなくなり、虫も怖くなくなりますよ!

またグリーンカーテンは完全に光が遮られることはありませんが、十分日陰になりますし一度設置すると簡単には動かせないので、閉鎖的に感じる可能性もあります。

生い茂っているグリーンカーテンをイメージして、設置する場所などを考えるようにしましょう。

グリーンカーテンの作り方はゴーヤや朝顔でおしゃれに

グリーンカーテンにするつる性植物は、種類によって葉の大きさや成長時期、好みの環境が違うのでちょうど良いものを選ぶ必要があります。

グリーンカーテンの作り方を考えていると必ず悩むところですが、あなたのニーズに合った植物を選ぶ時に参考になるポイントをご紹介しますね!

  • 葉の密度
  • 成長速度
  • 直射日光への耐性
  • 茂る時期

葉が大きいほど日よけとしては良いですが、暗すぎると感じたり、逆に葉が小さすぎて日差しを遮れなかったりすることもあります。

また植物の種類によってはゴーヤなど食べられる実をつけるものや、美しい花が咲くものもあるので、好みの植物を選ぶとお気に入りのグリーンカーテンを作れますよ♪

密度の高いグリーンカーテンを作るには、植物をジグザグに誘引することです!

おいしい実のなる植物で日よけと家庭菜園を両立♪

グリーンカーテンにゴーヤなどの食べられる植物を使えば、日よけと家庭菜園の両方を同時に実現できて一石二鳥です。

私はグリーンカーテンとしてきゅうりを植えていたので、夏にたくさん収穫することができ、サラダやカレー、味噌につけて食べました♪

正しい作り方で育てていけば無農薬でもうまく育ちますし、達成感もあって一段とおいしく感じられますよ。

グリーンカーテン向きの食べられる植物と、種まきや水やりのコツをご紹介します!

植物種まき/植え付け時期収穫時期水やりの目安
きゅうり5月上旬7~9月下旬たっぷり
ゴーヤ5月中旬開花後20~30日後たっぷり
ささげ4月上旬~5月中旬6上旬~10月下旬土表面が乾いたら
パッションフルーツ3月末~5月末6~8月末土表面が乾いたら
オカワカメ5月上旬~中旬9~10月末土表面が乾いたら

きゅうりやゴーヤはかわいい花も咲くので、実を食べられるだけでなく観賞用としても楽しむことができます。

なかでもパッションフルーツはトケイソウという花の一種で、面白い形の花を咲かせますよ!

窓を美しい花や実でおおって観賞用としても楽しもう

食べられる植物も良いですが、グリーンカーテンを作れば窓からの景色は一気に植物に覆われるので、美しい花などの観賞用として優れた植物もおすすめです。

ヘチマやひょうたんは実の形が面白いので、花が枯れたあとまで楽しむことができますよ。

植物種まき/植え付け時期収穫時期水やりの目安
トケイソウ3月末~5月末9~10月土が根元まで乾いたら
バタフライピー5~6月6~9月表面が乾いたら
朝顔5月中旬~下旬8月たっぷり
ツンベルギア4月中旬~5月末5~10月たっぷり
ヘチマ3~5月9~10月たっぷり
ヒョウタン5月7月下旬~9月たっぷり

バタフライピーは鮮やかな美しい花を咲かせますが、この花はハーブティーとして飲むこともできる優れものなのです。

私はハーブティーが好きなのでたまに飲みますが、バタフライピーのお茶にレモンを少し混ぜると色が変わるので、飲んでいて楽しいですよ♪

朝顔のグリーンカーテンが、かわいいので憧れです♪

グリーンカーテンの作り方初心者は1年中使える植物を!

多年草を選んだり、人工の植物を設置したりすることで、季節問わずグリーンカーテンを楽しむことができるので初心者でも安心です。

通年のグリーンカーテンであれば植物が減って物寂しい冬でも緑で彩ることができますし、面倒な撤去作業をしなくて済みます

ただ、冬場も窓をおおってしまうことになるにで、日差しをカットしすぎて暗くならないよう季節ごとに設置場所を変えるなどして対応しましょう。

多年草の植物は成長に時間がかかるが長く楽しめる

一年草の植物は夏が終わればほとんど枯れてしまいますが、多年草であれば冬でも枯れず常に緑なので、初心者のあなたでも気軽に取り組めますよ。

作り方は一年草とほぼ同じですが、グリーンカーテンの全面を覆うほど成長するには数年かかるので、先を見越して植える必要があります。

グリーンカーテンに使える多年草
  • カロライナジャスミン
  • アイビー
  • トケイソウ
  • スイカカズラ
  • クレマチス

カロライナジャスミンはジャスミンと名前がついていますが、有毒なので食べてしまわないよう気をつけてくださいね!

人工グリーンフェンスなら手軽に通年使える!

初心者のあなたに私が最もおすすめしたいのは、作り方が簡単なうえに手入れなしで通年使うことができる、人工のグリーンカーテン「グリーンフェンス」です。

主にホームセンターで購入することができるので、それぞれのメーカーの平均金額とあわせてご紹介します♪

取扱店平均金額サイズ
ニトリ9,000~10,000円50cm×50cm
カインズ3,000円100cm×200cm
コーナン3,000~4,000円100cm×200cm
楽天5,000~7,000円100cm×200cm

多くの場合、グリーンフェンスのカラーバリエーションは2色で、ノーマルかライトグリーンから選べます。中にはUV加工されたものもあるので、日よけとして完璧です!

育てる手間がないので、面倒くさがりの私でも手軽に取り付けられそう♪

人工グリーンフェンスは商品によって多少作り方が変わってきますが、難しくはないので、気になったらぜひ挑戦してみてくださいね!

人工グリーンフェンスの取り付け方
  1. グリーンフェンスを広げた状態にし、完成像をイメージします
  2. グリーンフェンスについている結束バンドを使って、取り付けたい場所に巻き付け、固定します

人工のグリーンには他にもグリーンパネルやスタンドなどいろいろな種類があり、室内でもおしゃれを手軽に楽しめますよ♪

日よけや電気代の節約にグリーンカーテンを設置しようと考えてみたものの、きれいに育てられる自信がない場合もありますよね。

薄いグリーンが爽やかなこちらのグリーンフェンスなら、種や苗から育てる必要がないので届いたその日から設置可能です!

日差しが暑くて植物が育つまで待っていられない場合は、自然なイメージでおしゃれに日よけできるグリーンフェンスを試してみてください。

まとめ

  • グリーンカーテンの作り方ではプランター、支柱、ネット、ひも、ブロックを使い、100均の園芸コーナーでアイテムをそろえることができる
  • 戸建て家の庭からグリーンカーテンを設置することができるが、アパートやマンションのベランダからでも、100均の道具でできる簡単な作り方がある
  • 定期的に水やり、誘引、追肥、摘心をすることで植物が枯れるのを防ぎ、グリーンカーテンを完成させるための成長を促すことができる
  • グリーンカーテンを取り入れることで夏の暑さを軽減し、クーラなどに使われる電力の消費量を下げられるので、光熱費が少なくて済む
  • グリーンカーテンは結果的に、CO2の削減や地球温暖化を防ぐ効果があるので、環境面でも有効である
  • アブラムシなどの虫がついていたり、植物が病気にかかったりして枯れてしまうことがあるので、注意して定期的に状態を確認する
  • 植物の種類によって成長速度や好む環境、葉の大きさによる遮光性が異なるので、自宅の環境にあった特徴の植物を選ぶようにする
  • ゴーヤやきゅうりなどのつる性植物は実が食べられるのでグリーンカーテンによる日よけと家庭菜園を両立することができる
  • 多年草は一年草に比べて成長速度が遅く、グリーンカーテンを完成させるまで数年かかるが、越冬するので冬でも緑を楽しむことができる
  • 人工のグリーンカーテンであるグリーンフェンスはニトリやカインズなどのホームセンターで売っており、手入れの必要がないので手軽に取り入れられる

グリーンカーテンを取り入れることで夏を涼しく過ごすことができ、光熱費を削減するだけでなく、地球環境にも良い効果があります。

グリーンカーテンは100均のアイテムを使った簡単な作り方があるので、ぜひ実践してみてくださいね♪

緑のカーテンでおしゃれに目隠ししたい場合は、山善のリーフラティスがおすすめです。

人工造花なので虫が発生することもなく、葉っぱが隣家の敷地内に入り込む心配もないのでアパートやマンションにも設置しやすいですよね。

見た目も涼しげなグリーンカーテンで、暑い夏を爽やかに乗り越えていきましょう♪

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