リビングのワークスペースは仕切りでメリハリを!集中できる空間作り

リビング

リビングをワークスペースとして作業している場合家族の話し声が聞こえたり、リビングにあるものが視界に入ったりして集中できずに困っていませんか?

私もリビングで作業していますが、ダイニングテーブルでの作業で仕切りがなく、オンオフのメリハリがつかないため効率が悪いと感じています。

リビングのワークスペースを集中できる空間にするために仕切りを設置して、作業する場所と休憩する場所を分けましょう。

家族の気配を感じたり子どもの様子を見ながら作業できたりするというメリットを活かしつつ、集中できるワークペースにしましょう♪

この記事では簡単に設置できる仕切りの種類やワークスペースのレイアウトの方法を紹介するのであなたのワークスペース作りの参考になれば嬉しいです。

リビングのワークスペースは仕切りで集中しやすくなる

在宅で仕事する場合は集中力を維持できるか、仕事とプライベートの切り替えがしやすい環境であるかが重要です。

リビングで仕事をしていますが、集中しづらく効率が悪いので悩んでいます。

家族構成によっても自宅での仕事環境は大きく変わりますし、一人なら集中できても他の家族がいると途切れることもあるでしょう。

私もリビングで仕事をしていますが子どもの様子を見守れる反面、走り回ったり話しかけられたりして全然集中できません。

リビングで仕事をする場合、上手に仕切りを取れ入れると集中しやすいワークスペースを作ることができますよ♪

仕切りのメリットをご紹介します。

仕切りのメリット
  • 家族の気配を感じにくい
  • テレビやゲーム機器など仕事に不要なものから隔離
  • 仕事とプライベートのオンオフが切り替えやすくメリハリがつく

リビングでの仕事は家族の話し声や姿で仕事に集中しづらく、話しかけられて中断するなど効率が悪くなることがあります。

またテレビやゲーム機器などが視界に入り、ついつい誘惑に負けそうになることもあるでしょう。

しかし仕切りをすればオンオフのメリハリがつきやすく、視界から誘惑をシャットダウンして集中できる環境になりますよ♪

では次にリビングとワークスペースを仕切る具体的な方法を紹介します。

集中するワークスペースを本格的に作るなら壁で仕切る

確実に仕切る方法は壁を作ることで、オンオフを切り替えやすく集中しやすいスペースを作れます。

理想に近いあなただけのワークスペースを作りやすいですが、他の方法に比べ予算がかかります。

相場は約15万円〜30万円ですが、他のリフォームと合わせたら安くなる可能性があります。

これから注文住宅で新築する場合は、リビングにワークスペースを作りたいと設計士に相談すると良いですね。

私が家を建てた時は夫のワークスペースが必要で部屋ではなく、2階のホールに作りました。

コンセントや壁紙の色・照明などの希望が叶い、満足度の高いワークスペースで今でもお気に入りです。

近年自宅にワークスペースを作りたいという需要が高いため、家づくりのサイトでは施工事例がたくさん掲載されています。

理想のワークスペースをイメージするのにとても参考になります。

カーテンやブラインドで仕切るのはDIY初心者でも簡単

天井にカーテンレールを取り付けたり壁に突っ張り棒を取り付けたりすると、カーテンやブラインドで簡単に仕切れます

DIY初心者でも簡単で、取り外しができてレイアウトの変更もしやすいですよ。

しっかり仕切りたい場合は遮光・遮音機能のあるカーテンがおすすめです。

カーテンは色や種類も豊富ですしリビングの雰囲気に合ったものを選べばおしゃれな空間を演出できますよ♪

布製品なら汚れたら洗濯もできるのもポイントが高いですね。

パーテーションは種類豊富で素材や色を選ぶとおしゃれ

パーテーションは素材や色をお部屋に合わせて選んで設置するとおしゃれなワークスペースができます。

部屋を仕切る以外にも部屋をおしゃれにしたり、衣類やかばんを収納できたりするのが良いですね♪

パーテーションの種類は大きく分けて3つのタイプがあります。

パーテーションの種類
  • 突っ張りタイプ
  • 衝立タイプ
  • 卓上タイプ

それぞれの特徴を表にしました。

種類特徴おすすめのポイント
突っ張りタイプ・天井と床をポールで固定
・工事が不要で壁をキズつけないので賃貸でも設置できる
・フックや棚をつけられるものは壁面収納にもなる
衝立タイプ・置くだけで設置可能
・折りたたみ式は使用しない場合片付けられる
・キャスター付きは移動が便利
卓上タイプ・コンパクトで安価なものが多い・カバンに入れて持ち運べるものもある

自宅でパーテーションを使う場合の素材は木製や布製、スクリーンタイプなどがあるので部屋の雰囲気に合ったものを選ぶと良いですよ。

またパーテーションは遮音機能やブラインド機能を持つタイプもあるので欲しい機能に合わせて選ぶのもおすすめです。

パーテーションはオンライン会議の背景としても活用できて便利です。

本棚や収納棚で仕切れば狭いスペースも有効活用できる

本棚を使って仕切りをすれば蔵書が整理でき、収納棚を使うとデスク周りがすっきりして一石二鳥です

整理整頓されているワークスペースなら資料もすぐ見つかるので効率よく仕事ができますね。

ただし十分なスペースがない場合は、本棚は奥行きがあるので圧迫感につながってしまいます。

そのような場合はカーテンやパーテーションなどの厚みのない仕切りを選択すると良いですよ♪

本棚や収納棚を仕切りにする場合は地震などで倒れないよう対策をしましょう。

個室型デスクは置くだけでワークスペースが手に入る

個室型デスクはデスク・仕切り・本棚をコンパクトにまとめた便利家具で置くだけで隠れ家のようなワークスペースになります。

個室型デスクには完全個室型と、半個室型の2種類があります。

商品名個室型デスク特徴値段
COZY ROOM 完全個室タイプ・吊戸棚や引き出しの収納あり
・LED照明
・個室なので仕事や勉強に集中しやすい
198,000円
KOMORU 半個室タイプ・工事不要で約15分で設置できる
・パーテーションで周囲からの視線を遮断し集中できる
88,000円

個室型デスクは集中できるワークスペースを作るという点ではかなり理想に近いですが、その分費用はかかりますね。

リビングがワークスペースならレイアウトが重要

レイアウトは作業スペースと休憩スペースを決めて余計なものが視界に入らず、必要なものが近くにある状態が理想です。

自宅で仕事するニーズが高くなっていますが、ワークスペースを新たに一室設けるのは物理的・予算的に厳しい場合が多いですよね。

レイアウト次第でリビングに集中できるワークスペースを作れます。

リビングにワークスペースを作る際のレイアウトのポイントを紹介します。

レイアウトを決めるときのポイント
  • 作業スペースと休憩スペースを明確にする
  • 作業の中断につながる不必要なものは視界に入れない
  • 作業に必要なものは近くに配置

具体的に説明します。

仕事と休憩する場所を決めてメリハリのある環境を♪

作業に必要なスペースを考えて作業場所を決め、在宅勤務専用のデスクを設置するのがおすすめです。

デスクの大きさは仕事に必要な道具のサイズで検討しましょう。

設置するもの奥行
ノートPC1台70cm45㎝
ノートPC1台
+作業スペース
100cm60cm
デスクトップPC
+ディスプレイ
+資料や本なども置きたい
120cm70cm

上記に加えて、椅子をひく広さとしてデスクの奥行+80cm程度のスペースも考慮しましょう。

仕事専用のデスクを用意すると、食事や休憩のタイミングで毎回仕事道具を片付けなくても良いのがメリットです。

仕事をすぐ再開できるので時短にもなりますね。

また休憩する場所であるソファはテレビや外の景色が見える向きに設置すると良いですよ♪

デスクは視界に不要なものが入らない壁向きがおすすめ

リビングをワークスペースにする場合、デスクは不必要なものを視野に入れないように壁向きに設置しましょう。

リビングで作業するとテレビやゲームが気になったり、ソファを見れば休憩したくなったりしませんか?

私は海外ドラマが好きで気づいたら2時間も視聴していたなんてことがときどきあります。

人間が受け取る情報の8割は視覚からなので視野を意識したレイアウトは大切です。

作業に必要なものが手の届く位置にあれば効率アップ

必要な資料や筆記用具、プリンターなどはワークスペースから手の届く範囲に配置すると仕事がはかどります。

手が届く範囲といってデスクに物を置きすぎると効率が下がり集中が切れるので注意しましょう。

デスクに収納が少ないなら本棚や収納棚を置くと仕切りになり、必要なものを手に届くので便利です。

デスク周りがすっきりしていて必要なものにすぐ手が届けば、気持ちよく仕事ができます。

またパソコンなど電子機器をよく利用する場合、電源の確保は重要なのでコンセントの位置も意識してレイアウトすると良いですね。

長時間の仕事でも疲労しない快適な椅子を選ぼう

ワークスペースで使用する椅子は長時間使用するため、体の負担にならないよう座り心地の良いものを選びましょう。

選ぶポイントは価格やデザインも重要ですが、座り心地に影響する機能はさらに大切です。

ワークスペースの椅子を選ぶポイント
  • アームレストの有無
  • 背もたれの高さ
  • ヘッドレストの有無

それぞれのポイントについて説明します。

①アームレストの有無

アームレストがあれば肘を置いて休めて正しい姿勢を維持しやすく、肩こりや腰痛を和らげるため疲れが溜まりにくいです。

長時間作業する場合はアームレストはあるほうが良く、アームレストの高さが調節できるタイプを選ぶのがおすすめですよ。

あぐらをかく、椅子を奥まで収納したい場合はアームレストは不要です。

②背もたれの高さ

背もたれが肩甲骨の上まで支える「ハイバック」と肩甲骨の下まで支える「ローバック」の2種類があります。

ハイバックは後ろにもたれかかったら背中全体を支えるので、長時間の作業をする場合におすすめです。

ローバックはもたれかかっても肩や首、頭をしっかり支える機能はないので長時間の作業には不向きです。

ただし、背もたれ部分が低いので見た目がコンパクトで圧迫感がないのでインテリアに馴染みやすいのは良いですね。

③ヘッドレストの有無

ヘッドレストは頭や首を支えて負担を軽減するため長時間作業する場合はある方が良いです。

軽く首をもたれさせるので、首から肩にかけS字カーブを維持しやすく肩こりや腰痛をやわらげる効果がありますよ。

夫の椅子はアームレストがあり、背もたれはハイバックでヘッドレストがついているので確かに座り心地は快適です。

適切な照明で集中しやすく疲れにくい環境を作ろう

ワークスペースの照明はすっきりと青みがかった昼光色や自然な明るさの昼白色がおすすめです。

仕事で必要な照明の明るさは300ルクス以上が望ましいとされており、手元が明るく、文字が読みやすいのが集中しやすい環境です。

右利きの方は左側、左利きの方は右側にライトを置くと手元が暗くなるのを防げます。

手元の明るさはデスクライトで補えますが、机上と部屋全体の明るさの差が大きいほど眼は疲れやすく感じます。

ワークスペースをレイアウトする際には手元の照明だけではなく、部屋の明るさを上手く利用できると良いですね♪

観葉植物やお気に入りを置けば快適な作業場所になる♪

快適なワークスペースを作るのには機能性も重要ですが、インテリアも重要な要素になります。

色彩心理を利用して青色の壁紙やカーテンにしたり、青色のアイテムをワークスペースに配置したりすると集中しやすい効果があります。

下の写真は夫のワークスペースになります。

夫のワークスペースは壁紙とカーテンが青色で、とても集中できるらしいですよ♪

デスクに置く仕事道具をかわいいものにしたり、お気に入りの小物を置いたりするのも気分が上がりますよ。

香りでリラックスできる場合はアロマデフューザーを置くのも良いでしょう。

他にも観葉植物はリラックス効果だけでなく集中力アップする効果もあるので、うまく取り入れて素敵なワークスペースを作りましょう♪

リビングにワークスペースをリフォームで実現する

作業スペースがせまく感じたり仕事道具が散乱したり、オンオフを切り替えるスペースがほしいなどの悩みが自分で解決できなければリフォームのタイミングです。

在宅での仕事が日常になった今、即席で作ったワークスペースに限界を感じている場合があるでしょう。

仕事に適した環境でなければ毎日の仕事が憂鬱になり、作業もはかどりません。

リビングにワークスペースを作るリフォームは大掛かりな工事ではなく、費用も抑えられます。

ワークスペースをリビングにリフォームを検討する場合のポイントです。

リフォームの計画を立てる場合の注意点
  • 希望と予算のバランスを考える
  • 暮らしと仕事のバランスを考える
  • 配色を工夫する
  • コンセントを増設する

それぞれ具体的に説明します。

リフォームするなら理想と予算のバランスを考える

希望するリフォームにはどのくらい費用がかかるか、ワークスペースをうまく活用するためにどこに費用をかけるべきか検討が大切です。

せっかくリフォームするなら希望通りにしたいとあれもこれもと思うかもしれませんが、大掛かりなリフォームは予算がかかります。

簡単な工事内容であれば10万円以内でもできるリフォームはあります。

リビングのワークスペースに理想のデザインが決まっている場合は、リフォーム業者に相談してみましょう。

暮らしと仕事のバランスを考慮に入れると家族も満足♪

リビングにワークスペースを作るなら暮らしを楽しむ場所、仕事に集中する場所と分けてバランスをとることが重要です。

仕事に集中できるワークスペースを整えるのも大切ですが、リビングは家族みんなが安らぐ場所です。

ワークスペースを設けたら仕事に没頭するあまり家族とのコミュニケーションが減り、家族もリラックスできなくなってしまったらかなしいですね。

家族がのんびりしているリビングでひたすら仕事に打ち込むのも良いですが、その状態が長く続くとまわりが気を使うのでコミュニケーションが大切です。

壁やクロスの配色で集中できるワークスペースが実現

ワークスペースの壁やクロスの色を決める場合は仕事に集中できる色を選ぶのがポイントです。

仕事に集中できる色は、心と体がリラックスする青、本能的に安心できリラックスできるのはベージュや茶色などがあります。

他にも、黄色やオレンジは新しい発想を生み出しやすいのでワンポイントで使うのがおすすめです。

一方で、赤は興奮作用を高めるため、集中しづらいのでワークスペースにはあまり向かない色です。

好きな色だからという理由だけではなく、色が心身に与える影響を意識して選ぶと良いですよ♪

電子機器を使う仕事ならコンセントは必ず増設しよう

ワークスペースをリビングにリフォームするならコンセントを増設すると使い勝手が良く便利です。

デスクやパソコンのレイアウトを考えて、コンセントをどこにいくつぐらい増やせば仕事がしやすいか考えると良いでしょう。

パソコンや携帯、プリンターなど仕事には多くの電子機器を使います。リビングには生活で必要な数しかコンセントが設置されていません。

子どもと共有のワークスペースでテーブルすっきり♪

リフォームするならリビングの一角に子どもと共有できるワークスペースを作ればダイニングテーブルがすっきりします。

子どもの学習を親がリビングで見守るご家庭は多いですよね。

私の自宅でもダイニングテーブルで勉強するため夕食の準備がしにくかったり、勉強道具が散乱したりするので片付けにストレスを感じます。

いつかリフォームで子どもと共用できるワークスペースをリビングに作れたらと夢見ています。

リビングのワークスペースを賃貸に作り出すアイデア

賃貸の場合大幅な改造はできませんがレイアウトや工夫次第で集中できるワークスペースを作れます。

賃貸住宅ですが、リビングにワークスペースを作れますか?

ノートパソコンで作業する場合、1畳程度でもワークスペースは作れるので大丈夫ですよ♪

2畳あれば広く作業ができる120cm幅の机や棚が設置できるのでワークスペースが充実します。

賃貸のリビングにワークスペースを作るなら以下のようなアイデアがあります。 

賃貸でリビングにワークスペースを作るアイデア
  • コンパクトなデスクを設置
  • 仕切りは厚みのないパーテーションがおすすめ
  • 複数の機能を持つ家具を使用するとスペースを活用できる

スペースが限られている場合、設置するデスクやパーテーションはコンパクトなものを選ぶことが大切です。

またスペースを活用する方法としては、床面積をとるような収納よりも壁面収納がおすすめです。

もしこれから賃貸物件を探す場合、サービスルーム付きやロフト付きなどの間取りはワークスペースとして利用を検討するのも一案です。

まとめ

  • リビングのワークスペースを集中できる空間にするためには仕切りを設置して、作業する場所と休憩する場所を分けると良い
  • 天井にカーテンレールを取り付けたり壁に突っ張り棒を取り付けたりすると、カーテンやブラインドで簡単に仕切れる
  • パーテーションは素材や色をお部屋に合わせて選んで設置すると、おしゃれなワークスペースができる
  • 本棚を使って仕切りをすれば蔵書が整理でき、収納棚を使うとデスク周りがすっきりして一石二鳥
  • 個室型デスクはデスク・仕切り・本棚をコンパクトにまとめた便利家具で置くだけで隠れ家のようなワークスペースになる
  • レイアウトは作業スペースと休憩スペースを決めて余計なものが視界に入らず、必要なものが近くにある状態が理想
  • ワークスペースで使用する椅子は長時間使用するため、体の負担にならないよう座り心地の良いものを選ぶことが大事
  • ワークスペースの照明は、すっきりと青みがかった昼光色や自然な明るさの昼白色がおすすめ
  • 作業スペースがせまく感じたり仕事道具が散乱したり、オンオフを切り替えたいなどの悩みを自分で解決できなければリフォームのタイミング
  • 賃貸の場合大幅な改造はできないが、レイアウトや工夫次第で集中できるワークスペースを作ることが可能

リビングは敷地の中でも最も光や風が取り込めて明るく快適なので、ワークスペースとして利用するのにとても良い環境です。

リビングで家族とのコミュニケーションをとりながら、仕切りなどを利用して集中できるワークスペースを作って効率よく仕事ができると良いですね。

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