リビングはお家のなかでもっとも人が集まる場所でもあり、過ごす時間が長い大切な空間ですので照明選びはとても重要になってきます。
日当たりや住宅の密集度合いに寄ってはリビングを明るくしたいのに、暗い部屋でお悩みのあなたがいらっしゃると思います。
リビングをホッと落ち着く空間にするには、いろいろなシチュエーションやさまざまな年齢の人たちが共存できるように照明器具についても考えたいですね。
その時々で「リビングを明るくしたい」「落ち着く雰囲気にしたい」など過ごすひと、過ごす時間を考えて照明の明るさを考慮することが大切です。
この記事ではリビングを明るくて快適な空間にしたいあなたのために、どのような照明選びをすれば良いのかを深堀りしていきたいと思います。
リビングを照明で明るくしたい!暗さを改善する5選
明るくて開放的なリビングは誰にとっても憧れですが、日当たりが悪くて暗いリビングでも照明を工夫すれば明るくなります。
「なんだかリビングが暗くて…」と、お悩みのあなたに5つの改善策を紹介しますね♪
リビングが暗いと気持ちまで落ち込むニャン。
まずは暗いリビングがなぜ良くないのか、もたらす悪い影響とは何かを解説します。
日当たりが悪く暗いリビングがもたらす悪影響に注意
リビングは家族がくつろいだり、お客様を招いて食事をするなど人がもっとも集まる場所。
ときにはリビングを暗くしてムードを楽しむ場合もありますが、通常明るさが十分ではない場合、生活リズムや衛生面、精神面などに悪影響が出やすくなるといわれています。
リビングが暗いことでさまざまな悪影響を与えてしまいますが、照明で改善できます。
- 生活リズムが乱れる
- 不衛生になりやすい
- 気分が落ち込みやすい
- 暖房効率が悪くなる
私たちの体は光が当たらないと昼と夜を区別しにくくなり生活リズムが崩れてしまうだけでなく、セロトニンが不足することで気分が沈みやすくなるのです。
リビングが暗くても余計な電気代をかけないために、照明をつけたくないわ。
暗い部屋にいると、疲れやすさや落ち込みやすさを引き起こす恐れがあります。
また、日当たりが悪いと湿気がたまりやすく、カビが繁殖するなど不衛生になりやすいので注意してください。
さらに、リビングが暗いと部屋の温度が上がりにくく暖房を長時間稼働させなければいけないため、光熱費が高くなることもあるため注意が必要です。
照明でリビングを明るく快適な空間にしたい場合に3つのポイントがあるので紹介します。
リビングの広さに適した明るさを知っておこう!
リビングの照明は、畳数に応じた適切な明るさを選ぶことで快適な空間にできます。
LED照明にはルーメン(lm)という単位を用いており、ルーメンの数値が大きいほど部屋を明るく照らすことができます。
照明の種類別に必要な明るさを紹介しているので、リビングの広さとあわせて確認してみてくださいね。
畳数 | シーリングライト(lm) | ペンダントライトで(lm) |
---|---|---|
4.5畳まで | 2,200〜3,199 | 1,980〜2,879 |
6畳まで | 2,700〜3,700 | 2,430〜3,329 |
8畳まで | 3,300〜4,299 | 2,970〜3,869 |
10畳まで | 3,900〜4,899 | 3,510〜4,409 |
12畳まで | 4,500〜5,499 | 4,050〜4,949 |
14畳まで | 5,100〜6,099 | 4,590〜5,489 |
白熱電球についてはルーメン(lm)ではなくワット(W)の表記ですが、ワットは明るさではなく光源が消費している電力を表します。
ワット(W) | ルーメン(lm) |
---|---|
20 | 170以上 |
30 | 325以上 |
40 | 485以上 |
60 | 810以上 |
100 | 1520以上 |
照明を取り付けたけど「部屋が暗くなってしまった」、「光が全体に行き届かない」なんていうことにならないためにも知っておくと便利です。
光の色を知っておけば目的や用途に合った明るさを演出
照明器具は光色によって明るさの感じ方が変わり、心地よいと感じるのは年齢にも左右されるので家族のライフステージに配慮した照明選びも大切になります。
お年寄りは眩しさに敏感なことが多いですよ。
光色には特徴があり、それぞれの雰囲気と目的に合った照明を選ぶことで生活をしやすくしてくれます。
光色 | 特徴 | 部屋の雰囲気 | 目的 |
---|---|---|---|
電球色 | 電球に似た温かみのあるオレンジ色 | ・落ち着いた雰囲気 ・目も疲れにくい | ・食事 ・団らん |
温白色 | 温かみがありながら明るさもある光 | ・ナチュラルで柔らかな雰囲気 | ・昼寝 ・リラックス |
昼白色 | 太陽光に近く、元気な気分になる | ・自然な雰囲気 | ・読書 ・裁縫 ・メイク ・着替え |
昼光色 | 清々しい爽やかな光 | ・集中力を高められる ・クールな雰囲気 | ・勉強 ・仕事 |
電球色や温白色、昼白色を選ぶと落ち着きのある部屋になり、昼光色はもっとも明るい色ですが、脳が覚醒しやすくリビングなどリラックスを必要とする部屋には不向きです。
最近は光量や電球の色を調節できる優れた照明器具も販売されているので、使い分けると目的や用途に合った明るさを演出できます。
全体照明と部分照明を組み合わせて効果的に設置する
広いリビングの場合や、部屋の形、家具の配置などによっては天井の照明だけでは暗い部分ができてしまうので部分照明を併用することをおすすめします。
部分照明というは明るくしたい場所に、ダウンライトやスポットライト、スタンドライトといった部分的に明るく照らす照明器具のことです。
我が家ではダイニングテーブルの上にスポットライトを設置して食事がおいしく見える工夫や、ソファサイドには読書用におしゃれなスタンドライトを置いています。
全体照明と部分照明を組み合わせることで、リビングのすみずみまでしっかり明るく照らし、部屋の中に照明の強弱が生まれ、空間の優雅さも感じやすくなります。
間接照明で天井や壁を照らして明るい印象にする
天井や壁を間接照明で照らすことで部屋全体に明るさが拡散し「リビングを明るくしたい」という悩みを改善できます。
間接照明というと雰囲気の良い部屋の演出に使われるイメージが強いと思われがちです。
しかし、設置する場所や照明の色などを考慮すれば部屋全体に明るさがまし、昼と夜を使い分ければいろいろな雰囲気を楽しむことができますよ。
私の楽しみは、夜は間接照明だけでゆったり音楽を楽しむことです♪
照明の効果をUPさせるには天井や壁の色を明るくする!
白や、クリーム色、明るいグレーなど明るい色を壁や天井にもってくれば照明の明るさを感じさせやすいリビングになります。
暗い色の天井や壁は落ち着いた雰囲気をもたらしてくれますが、一方で光を吸収するので部屋を暗くしてしまいます。
特にダークブラウンや黒など暗い色の壁や天井ですと光を吸収してしまうので、明るい照明を設置したとしても部屋の雰囲気は暗くなりがちです。
リフォームが難しい場合は壁の一部にアクセントウォールを設置して、空間に適度なコントラストを付けることで照明の明るさを感じさせやすい部屋になります。
リビング照明のおすすめ4つとタイプ別使用シーン
リビングの照明は広範囲に照らすタイプと部分的な箇所を明るく照らすタイプがあり、タイプによって使用目的もさまざまです。
たとえば、食事や仕事、勉強やくつろぎながら読書や音楽鑑賞など、さまざまな使い方をする場所です。
照明が複数あれば使用シーンに合わせて使い分けることもできるので、こちらではさまざまな種類のおすすめの照明器具を紹介します。
天井に設置するタイプでよく使われるシーリングライト
シーリングライトは天井に直接設置するタイプの照明器具で、高い位置から広い範囲をまんべんなく照らすことによってリビング全体を明るくできます。
- リビングのメイン照明として設置可能
- 天井に直接取り付けるので部屋がスッキリする
- 引っ掛けシーリングコンセントを利用すれば簡単に設置できる
- LEDライトなので省エネで電気代が抑えられて長持ちする
- 調光調色機能により時間帯やシーンに合わせて明るさや色を変えられる
- タイマー機能を使えば起床や就寝時間に合わせられる
- loT対応ならスマートフォンアプリで操作できて便利
リビングのメイン照明となるシーリングライトは、天井についている引っ掛けシーリングに直接取り付けることが可能なので部屋もスッキリ感じられます。
最近のシーリングライトは省エネでコストを抑えられ、調光機能やタイマー機能も備わったとても便利な家電製品です。
アレクサと連携させるとスマホから操作ができてとても便利ですよ♪
照らしたい場所を効果的に明るくするペンダントライト
ペンダントライトは天井から吊り下げるタイプで、照明から照らされるものまでの距離が近いため陰影がはっきりするのが特徴です。
- デザイン性の高いおしゃれなものが多い
- 部屋の雰囲気に合った照明選びでインテリアを楽しめる
- シェードのデザインや光の質にこだわることができる
- 演出効果が高く、カフェのような空間を再現できる
- 照らす範囲が狭いため、補助照明と組み合わせて使うと良い
カフェのようなおしゃれな雰囲気を演出するには、ダイニングテーブルやキッチンカウンターの上に設置するのがおすすめです!
おしゃれなペンダントライトを照らして、お気に入りの音楽を流せばおうちで素敵なカフェスタイルが楽しめます。
ペンダントライトのメリットは、点灯消灯にかかわらずそのデザイン自体を楽しめることができるのでこだわって選びたいですよね♪
私は北欧テイストが好きなのでIKEAで見つけました♪安くてオシャレなのでおすすめですよ。
ピンポイントに照らすことが可能なスポットライト
スポットライトは光源が向いている方向だけを照らすタイプで、意図的に明るく照らしたい場合などに活用できる照明器具です。
- 間接照明のような雰囲気を演出ができる
- 用途別に設置して使うことができる
- 家庭用の引っ掛けシーリングに対応するタイプもある
間接照明のように、壁面の絵やオブジェなどを照らして反射光をあてればとても雰囲気が出るのでおしゃれな空間を演出することができますよ。
読書や勉強、リラックスするなどシチュエーションごとに置くこともできるんです!
我が家のリビングにはこのような可動式のスポットライトを引っ掛けシーリングに設置しています。
引っ掛けシーリングに対応しているので簡単に付けることができますし、スポットライトも自由に増やせます。
非日常的な空間をシャンデリアで実現してみよう♪
照明器具をインテリアの一部として考える欧米の影響を受けて、近年の日本でもデザイン性の高いシャンデリアを取り入れる家が増えているようです。
- 一般家庭用に小型化され、取り付けも簡単
- 色によっておしゃれな演出が楽しめる
- LED電球でコストが安くすむ
シャンデリアというと豪華でセレブの家に付けるイメージがありますが、最近では一般家庭用に小型化されて、シンプルでスッキリとしたタイプもありますよ。
エレガントでキラキラしたものや、アイアン素材でレトロの雰囲気満載のアンティーク調、ガラスやアクリルを基調とした現代風なら取り入れやすいですね。
ポイントに小さくてかわいらしいシャンデリアを付けたら、リビングがグッとオシャレな雰囲気になるニャン♪
リビング照明はおしゃれテイストで素敵な空間をゲット
リビングを居心地の良い空間にするには、テイストや色味を揃えることがもっとも大切なことです。
友人のお家に遊びに行ったとき、リビングに置いてある家具やカーテンだけでなく照明も北欧風でおしゃれなモノにこだわっていて憧れました。
照明もIKEAなどの北欧デザインや、ぬくもりのある自然な風合いのナチュラルテイストで揃えておくととてもおしゃれで素敵なリビングを作ることができます。
北欧テイストの照明で温もりのある心地よい空間
柔らかく温かみのあるリビングにするなら、木目を中心にまとめた北欧テイストはとても人気があります。
北欧テイストのインテリアに合う照明は、シェード(傘)部分のデザインが木目調など、優しい空間を創りだす柔らかい灯りが良いですよ。
照明は北欧インテリアを引き出されるデザインを選ぶと、よりリビングが落ち着ける空間になります。
我が家も引っ越ししたときに、IKEAで照明や家具を選び北欧テイストを意識したリビングにしました。
おしゃれでお安く品揃えもたくさんあるので、ぶらぶらするのも楽しいショップです。
モダンテイストの照明でシンプルで都会的な雰囲気
モダンとは「現代的」「近代的」という意味があり、余計な装飾がなくシンプルで都会的な雰囲気のインテリアテイストのことです。
落ち着いた雰囲気を基調とするので、照明を選ぶときも「スチール」「ステンレス」「アクリル」など無機質な素材を取り入れるとモダンでおしゃれな感じになります。
「モダンテイスト」と一口にいっても種類はさまざまです。
・一般的なイメージの代表的なスタイル
・無機質な素材を使ったデザインが特徴的
・直線的でシンプルなデザイン
・ナチュラルなテイスト
・日本の伝統的な和風デザイン
・現代的なモダン要素が融合したスタイル
・1940年〜1960年代
・アメリカ発祥のスタイル
モダンスタイルはシンプルで格好いいので男性の一人暮らしにも好まれるスタイルです。
ベースカラーがホワイト系のリビングにブラックの照明を置くと、部屋全体が引き締りおしゃれでスタイリッシュな空間を演出します。
自然素材のナチュラルテイストで温かい空間を創る
ナチュラルには「自然の」「自然のまま」といった意味があり、ナチュラルインテリアは自然素材を用いた温かみのある印象です。
大地をイメージした茶色やベージュ、植物のグリーンやアースカラーのカーキ、海や空のブルーなど明るいのが特徴です。
ナチュラルといえば無印良品の商品が思いつきますが、照明もシンプルで温かみがあるのでおすすめですよ。
無印良品やニトリなどは大型商業施設に入っているので購入しやすく、ナチュラルテイストの照明や家具は万人受けするデザインで人気です。
まとめ
- リビングは家の中でいちばん人が集まる場所でもあり、長い時間過ごす大切な空間だからこそ照明選びが重要である
- いろいろなシチュエーションがあるなかでリビングは明るく開放的にしたい、落ち着く雰囲気にしたいなどそのときどきで照明の明るさを考えることが大切
- 住んだ家の日当たりが悪くてリビングが暗い場合でも、明るくしたいのであれば上手に照明を選べば問題は解決される
- リビングが暗いとさまざまな悪影響を及ぼすことがあるが、照明を使い明るくすれば改善することができる
- リビングの照明は、畳数に応じた適切な明るさを選ぶことによってより良い快適な空間にすることができる
- 照明器具は光色によって明るさの感じ方が変わり、心地よいと感じるのは年齢にも左右されるので家族に配慮した照明選びを心がける
- いろいろな種類の照明を組み合わせれば、シチュエーションごとにしたい作業をすることが可能
- リビングを居心地の良い空間にするためには、テイストや色味を揃える統一性をもたせることがもっとも大切
- 照明にもいろいろなデザインがあり、リビングのテーマに適した照明選びをするのに豊富なショップやショールームがある
お家のなかでもっとも滞在時間の多いリビングは、ゆったりくつろげる空間にしたいので照明も明るさやデザインにこだわりたいですよね。
リビングの広さに対しての明るさや、雰囲気と居心地の良さを兼ね備えた照明はたくさんあるので、ショップやネットを参考にお気に入りの照明を見つけてくださいね。
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