「夢だったピアノを始めたい」「子供にピアノをさせたい」などの理由で家のどこかにピアノを置きたいけれど、家が狭くて置き場所がないと思っていませんか?
家が狭くても、ポイントをおさえることでピアノの置き場所を確保することが可能です!
というのも、ピアノを置いている先生の家や友達の家は必ずしも広いわけではないのです。
一軒家や狭いアパートやマンションでも、間取りを工夫したり防音対策をしっかり行ったりすることでピアノを設置することが可能ですよ。
ただピアノはとても重いうえ大きな音が出るので、置き場所を工夫しなければ不便に感じたり、楽器が傷んだりします。
あなたがこの記事を読めばピアノが置けるように、自宅にピアノの置き場所がない場合の解決策や実際に置いたときの注意点、防音対策などを徹底的に解説します♪
ピアノの置き場所がないと悩んでいるあなたにおすすめするのは、通常のピアノよりコンパクトでリーズナブルな電子ピアノです。
本格的なピアノの弾きごこちを再現しつつ幅や高さは と小さめなので、狭い家でもちょっとしたスペースに圧迫感なく置けます。
音量調節やヘッドフォンを使った演奏が可能なので、アパートやマンションなど周りに住んでいる住民に迷惑をかけることなく練習できますよ!
ピアノの置き場所がないなら部屋に合うサイズを検討
ピアノを自宅に置き場所を決めるとき初めに検討すべきことは、どのタイプのピアノを置くかです。
ピアノの種類は大きく3種類あるのをご存知ですか?まずはそれぞれの特徴をと合わせて紹介しますね♪
種類 | 奥行き×幅×高さ(cm) | 形 | 重さ(kg) | 特徴 |
---|---|---|---|---|
グランドピアノ | 273×160×180 | 上から見るとハープの形 | 300~400 | ステージで使われる最も本格的なピアノ。音質は抜群で、細かい調整もできる。 |
アップライトピアノ | 60×160×120 | 背面が平面 | 200~300 | グランドピアノをコンパクトにしたもの。音質も良い。 |
電子ピアノ | 30×160×70 | 背面が平面 | 40~80 | 電気で音を出すので音質には劣るが、音量調節ができる。 |
大半の場合グランドピアノの置き場所はないと思いますが、アップライトピアノや、さらにコンパクトな電子ピアノなら置けるかもしれません。
大きさや音の仕組みが簡易になるほど楽器としての質が下がり、弾くときの感覚や音の出し方、ペダルの踏み方が変わってくるのは事実です。
しかし、同じレベルのピアノだとしても物によって引きごこちは変わる物なので、あなたの家に合った機能のピアノを選ぶことが最優先ですよ♪
本格的なグランドピアノはプロの奏者におすすめ
グランドピアノを自宅に置くなら8~10畳のスペースが必要で、一軒家に住むプロの奏者におすすめします。
上記の表からもわかると思いますが、相当な大きさなので広いに住んでいない限り設置するのは難しいです。
とは言っても私のピアノの先生は普通の住宅に住んでいましたが、10畳程度の部屋いっぱいにグランドピアノを置いていました。
ギリギリ部屋を歩けるくらいのスペースしか残っていない状況でしたが、普通の家でもグランドピアノが設置できることには驚きました。
自宅にグランドピアノを設置することは、不可能ではないのですね!
ただ、定期的にメンテナンスが必要だったり防音をしたりと他にもさまざまな工夫が必要なので、ピアノの勝手が分かっているプロが検討する種類になります。
自宅に置くならアップライトピアノが最も主流!
アップライトピアノは背面が平面になっており壁に沿わせて設置できるので、どのような住宅でも設置可能です。
楽器に使われる素材や基礎的な構造はグランドピアノと同じなので、コンパクトながら本格的な音質や弾きごこちを体感できますよ!
ピアノのコンサートや発表会で使われるのはグランドピアノが主流ですが、アップライトピアノも意外と使用されています。
自宅で使われるピアノは、アップライトピアノが最も主流なタイプです!
コンパクトな電子ピアノは多機能だから使い方たくさん
とにかく手軽にピアノを置きたいのであれば、電子ピアノがおすすめです!
いろいろな種類がありかなり小さいサイズのものもあるので、どんなにピアノの置き場所がないと言っても電子ピアノなら置けるのではないかと思います。
“電子”とついているくらいですから普通のピアノとは違い、電気で音を出しています。本来のピアノと仕組みは異なりますが、できるだけピアノの弾きごこちに近づけられています。
いくつか電子ピアノ特有の特徴があるので紹介しますね♪
- 音量調節ができる
- メンテナンスが必要ない
- 音を変えられたり録音機能が付いていたりと多機能なものもある
- 弦特有の弾き方は練習できない
このような特徴があることから、私の家では電子ピアノを置いていました。特に音量調節ができることと、メンテナンスがいらないことが最大の決め手です。
購入したピアノは録音機能がついていたので、自分の演奏をピアノに録音して聴き、改善するという練習が手軽にできたのでとても良かったと感じています。
他にもピアノの音がオルガンやバイオリンの音に変化する機能もあったので、楽しみながら練習できていました。
子供に楽しくピアノに触れてほしいから、電子ピアノが良いかも!
大手楽器会社であるYAMAHAの電子ピアノなら、録音機能やピアノ以外の音に変える機能、有名なクラシック曲が50曲聴ける、などさまざまな機能が搭載されています。
子供はこの機能を使ってピアノを楽しむことで、自然に音楽と触れる時間が増えてピアノが上達していきます。
ピアノを始めたてのあなたは録音機能を使った練習をしたり、搭載されている曲を聴きながら真似して練習したりなど幅広く活用できますよ♪
ピアノの置き場所は間取りを工夫して使いやすく♪
実際にピアノを設置するとき、音量や大きさを考慮するとどのような間取りで置くのがベストなのか迷いますよね。
どの部屋にピアノを置き場所にするとしても、共通することはピアノが劣化しにくく音漏れしづらい場所に置くことです。
具体的な設置ポイントを紹介するので、あなたの家にちょうど良いスペースはないか想像してみてくださいね♪
- 直射日光が当たらない
- エアコンの風が当たらない
- 温度・湿度が安定している
- 外壁や隣家に接する壁は避ける
ピアノに限ったことではなく、楽器は基本的に繊細なので温度や湿度の急激な変化にさらされ続けると一気に劣化が進んでしまいます。
特にグランドピアノやアップライトピアノは数年に一回のペースで必ずメンテナンスが必要なので、できるだけ維持費がかからないようにするためにも注意したいところです。
リビングにピアノを置くなら窓から離れた壁にしよう
リビングにピアノを設置する場合おすすめの間取りは、窓から離れた壁やニッチです。
窓から離して設置すればピアノの劣化は多少遅らせることができ、音漏れも防げるのでおすすめです。
多くの場合、ピアノの置き場所はリビングに設置することが多いと思います。私もその1人でしたが、窓とは反対側の壁に沿わせてピアノを設置していました。
また、生活の中心であるリビングにピアノを置くことで自然と目に入り、演奏したくなるというメリットがありますよ!
最近ピアノを始めた場合や子供に習わせている場合は、ピアノに向かいやすい場所に設置すると良いですね。
子供の部屋や自室にピアノを置けば集中して練習できる
リビングでは音がうるさかったり、よりプライベートな空間でピアノを練習したいなら自室や子供の部屋にピアノを設置したりしましょう。
リビングでは家族が会話をしたりテレビを見ていたりするので、ピアノを演奏すると迷惑をかけてしまうことがあります。
家族が複数人いる中でピアノが演奏されると会話しにくくなりますし、演奏する側も周りの音がうるさくて集中できないことがありました。
個人の部屋にピアノを設置すれば、自分のテリトリーであることや人の出入りが少ないことで、集中してピアノの演奏ができますよ。
2階のフリースペースはピアノを置く場所に最適
もしあなたが2階建ての家に住んでいるなら、ピアノを設置できる意外な間取りがあるかもしれませんよ!
実は、階段を上がってすぐ、2階にあるそれぞれの部屋をつなぐフリースペースをピアノの置き場所として活用できるのです。
「そんな中途半端な場所に!?」と思うかもしれませんが、このスペースをピアノ置き場所としている家庭が意外とあります。
具体的には、この画像のようになります。
家の構造上ピアノを置けるほどのスペースがないこともありますが、もし余裕があるようならぜひおすすめします♪
アパートやマンションでも防音してピアノを置けばOK!
アパートやマンションなどすぐ隣に人が住んでいる場合は、しっかりと防音の工夫をしていればピアノを置いても問題ありません。
音の響き方などを気にして和室に置いている場合もあるようです。その場合、床が凹まないようカーペットを敷くなどの対策は忘れないでくださいね。
ただし、楽器演奏が禁止の住宅や演奏して良い時間帯に制限が設けられていることもあるので、一度確認してから設置を検討してくださいね!
ピアノの置き場所では床の凹みや傷がつく可能性がある
ピアノは普通の家具と比べて圧倒的に重いので、床が凹むなど置き場所を痛めてしまう場合があり得ます。
ピアノを業者の方に運んできてもらった後で動かすのは大変なので、設置する前の段階で生活に支障が出ないよう考えておく必要があるのです。
確かに、自力でピアノを動かすのは難しそうですね…。
他にもピアノの置き場所を決めるとき気を使うべきポイントを解説します。
カーペットを敷けば補強工事をしなくても床を守れる!
一般的には床にピアノを直接置いても問題ないとされており、ピアノを置くためにわざわざ補強工事をする必要はありません。
しかし家の劣化具合や構造はそれぞれ違うので、少しでも重さを分散させる工夫はしておいたほうが床が凹みにくくて安心です。
主流な方法は床にカーペットを敷くことで、ピアノの重さを分散させて床を傷から護ってくれる働きがあります。
カーペットの代わりに防音マットを敷けば、さらにピアノの音による振動を吸収してくれるので補強効果がアップしますよ!
最近はおしゃれな防音マットも多いので、インテリアを楽しみながら部屋の防音機能を高められる一石二鳥の方法になっています♪
防音マットは補強ボードと呼ばれるほどだそうですよ!
スイッチやコンセントがピアノの裏に隠れないよう注意
ピアノを設置した後に気づいて後悔しがちなハプニングの1つに、スイッチやコンセントがピアノの裏に隠れてしまうということがあります。
私もピアノの置き場所にコンセントが隠れてしまい、ギリギリ届きますがとても使いにくくなったという経験をしたことがあります。
事前にチェックしておかないといけないですね!
また電子ピアノの場合は電気を流す必要があるので、コンセントから遠すぎない位置にピアノを配置するようにしましょう。
まとめ
- グランドピアノはコンサートホールでよく使用されるタイプで、最も大きさや重さがあるので、自宅に設置するなら最低8~10畳のスペースが必要
- アップライトピアノは自宅に設置するのに適したタイプで、コンパクトだが本格的な音質や弾きごこちを体感できる
- 電子ピアノは電気を使って音が鳴るので本物のピアノには劣るが、音量調節や録音できる機能がついているので楽しくピアノに触れられる
- 家にピアノの置き場所がないなら、アップライトピアノか電子ピアノを購入するのがおすすめ
- リビングにピアノを設置するなら窓から離れた位置にすることで、音漏れを軽減したり楽器の劣化を防いだりする効果がある
- 自室や子供部屋にピアノを置くことで、生活音など周囲からの雑音が少なく、静かな集中した環境で演奏できる
- ピアノの置き場所がない場合は必ずしも部屋に設置する必要はなく、2階のフリースペースなどが活用できる
- アパートやマンションに住んでいる場合は、管理人の許可が必要であり、しっかりと防音対策をすればピアノを設置することは十分に可能である
- 床にカーペットや防音マットを敷くことで重さが分散され、床の凹みや劣化、床の傷を軽減するだけでなく音量対策にもなる
- ピアノは一度設置すると動かすのが難しいので、裏にコンセントやスイッチが隠れてしまわないよう事前にチェックする
ピアノの置く場所がなくても、種類や間取りを環境に合わせて工夫することで十分設置できる可能性があることが分かりました!
ピアノが弾ければさらに自分の楽しみが増えるので、ぜひ自宅に置いて好きな曲を練習してみてくださいね♪
この電子ピアノを購入すれば椅子やヘドフォンが付属しているので、必要なものを新たにそろえる必要がありません。
シックな茶色とスタイリッシュなフォルムでどんな部屋にもなじむうえ、花やオブジェを飾っておしゃれなインテリアとしても活用できますよ♪
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