マイホームを新築するときは後悔しないように考えることが多く、その一つに水回りコーティングをするか迷う場合があるでしょう。
水回りは使用頻度が高く汚れやカビがつきやすいため、コーティングすることで新築のきれいな状態を維持しやすいです。
水回りコーティングのメリットは、汚れやカビをつきにくくして普段の掃除が楽になることです。
しかし掃除は不要ではなく効果も永久ではありません。水回りコーティングをして後悔しないようにデメリットを知り必要かどうかを考えましょう。
私は家を購入した時にコーティングについての知識がなかったので必要性を判断できずに後悔しています。
これから水回りコーティングについて後悔しないためのポイントを紹介しますので、あなたにとってコーティングが必要かの参考になれば嬉しいです。
水回りコーティングを後悔するケースは意外と多い!
水回りコーティングは「やってよかった」「やらなければよかった」と賛否両論なので、誰かの意見を鵜呑みにすると後悔する結果になるかもしれません。
必要性はライフスタイルや価値観によって異なるので、コーティングについて理解して自分で判断することが大切です。
自分で必要だと判断して選択すれば、仮に期待したほどの効果を得られなくても後悔せずに済むのではないでしょうか。
水回りコーティングはどんなデメリットがあるのかしら?
デメリットについて把握したうえで水回りコーティングを検討すれば、後悔する可能性は少なくなるでしょう。
効果は徐々に薄れるので定期的にメンテナンスが必要
水回りコーティングは一度したらOKではなく半年〜5年程度しか効果が持続しないため再コーティングが必要です。
使い方により目安の期間よりもはやく効果が落ちる場合があり、半年〜5年ごとにコーティングをしなければなりません。
半年ごとにコーティングしないといけないなんて無理だわ。
半年に一度施工業者に出入りしてもらうとなると仕事の調整をしたり、物を移動したりしないといけないので私には無理だと思いました。
後ほど紹介しますがコーティングの効果持続期間は種類により異なるので、どのタイプのコーティングを選ぶかも大切です。
コーティングすれば掃除をしなくて済むは大間違い!
コーティングすれば掃除なんかしなくていいでしょ!
水回りコーティングは汚れやカビ、水垢をつきにくくしますが一切つかないわけではないので掃除は必要です。
掃除しないまま放っておくと、汚れやカビが溜まって落としづらくなります。
落としづらい汚れを落とそうとゴシゴシこすると、せっかくのコーティングが剥がれてしまって台無しです。
お金をかけてせっかくコーティングしたのですから、定期的に掃除して効果を長く実感したいですね♪
最新設備にはコーティング施工している場合がある
新築の最新設備には防カビ・抗菌・撥水の加工がすでにしてあるので、その上からコーティングする必要はありません。
すでにコーティング加工してある素材であればコーティング剤を弾いたり、効果を実感しにくかったりします。
このため各設備の基材の仕様を確認するもしくは、ハウスメーカーか工務店に確認することが大切です。
新築の場合何度も担当者と打ち合わせするので、コーティングについて相談するといいですよ。
コーティングは種類で費用が変わるので要チェック
コーティングの種類は3種類あり、特徴や価格、効果持続期間も異なるので適したコーティングを選ぶことが大切です。
それぞれの特徴を理解してその箇所に特化したコーティング剤を選ぶことで、効果を実感しやすくきれいな水回りをキープできます。
コーティング種類 | 特徴 | 耐用年数 | 相場 |
---|---|---|---|
フッ素コーティング | ・撥水 ・撥油 ・見た目が変わりにくい | 数ヶ月〜2年 | ・浴室約30,000円 ・キッチン約23,000円 ・洗面所約13,000円 ・トイレ約11,000円 |
シリコンコーティング | ・防汚 ・防カビ ・見た目で厚みがわかる | 3年程度 | ・浴室約42,000円 ・キッチン約35,000円 ・洗面所約15,000円 ・トイレ約12,000円 |
ガラスコーティング | ・耐熱 ・撥水 ・防キズ ・防汚 ・抗菌 ・見た目は変わらない | 5年程度 | ・浴室約75,000円 ・キッチン約45,000円 ・洗面所約22,000円 ・トイレ約18,000円 |
調べてみるとかなり費用がかかることがわかりました。だからこそ自分にとってコーティングが必要かどうかよく考えないと後悔すると思いました。
コーティングはデメリットもありますがメリットも大きいです。
水回りコーティングをすることでどんなメリットがあるか詳しく解説します。
表面の凹凸がなくなるので汚れが落ちやすくなる
水回りコーティングの最大のメリットは汚れがつきにくく、ついてもサッと拭くだけで落ちるため普段の掃除が楽な点です。
目に見えない凹凸に汚れが溜まりますが、その凹凸をコーティングすることで汚れを溜まりにくく、表面を拭くだけで簡単に汚れが落ちるのです。
簡単な掃除できれいな水回りをキープできたら嬉しいわ。
私は共働きで子育てに必死で水回りの掃除を怠ってしまい、汚れた状態を見るたびにがっかりします。
水回りを使用したついでに、軽く掃除するだけで済むなら私でもきれいをキープできそうです。
水垢がつきにくくなるためシンクや蛇口もピカピカ♪
キッチンのシンクや蛇口は油断するとすぐに水垢がついてなかなかとれず、見栄えが悪くなることがありませんか?
コーティングすることで水垢がつきにくくなり、シンクや蛇口がピカピカな状態を維持できます。
水垢は普通のスポンジでは落ちにくいので、メラミンスポンジなどを使ってゴシゴシしないと取れません。
顔が映るようなピカピカの蛇口を見ると清潔感があって気持ちいいですね♪
カビが繁殖しにくい環境を作って水回りの清潔を保つ
水回りの中でも特に浴室は少しでも掃除を怠ったら最後、あちこちにカビが発生してしまいます。
カビを放置すると水回りを劣化させるだけでなく、さまざまな健康被害の原因にもなるので予防が大切です。
特に浴室はカビが大好きな環境であるためすぐに繁殖してしまいます。
コーティングはカビが発生しにくい環境を先回りしてつくり、見た目だけでなく家族の健康も守ることができます。
あとはカビが発生しにくいように普段から気を配ることで、コーティングした効果を長く維持できます。
私もそうですがお子さんがいるご家庭では、塩素系漂白剤を使っての浴室掃除をできるだけ避けたいと思います。
浴室をコーティングすれば塩素系漂白剤で掃除する必要がないのでその点でも安心です。
ライフスタイルに合わせてコーティングを検討しよう
水回りの掃除にどれだけ手間をかけられるかは、ライフスタイルや家族構成などによっても変わります。
「共働きで丁寧に掃除する時間がない」「小さな子どもがいて掃除してもすぐに汚れてしまう」こともあるでしょう。
私もまさにその状態できれいにしたい気持ちはあるのですが、掃除に手が回らずあっという間に汚れてしまいます。
コーティングすれば気がついたときや時間に余裕があるときに、サッと掃除するので時短にもなります。
また水回り全てをコーティングするのは予算的に厳しい場合、掃除が苦手な場所だけコーティングするのもありかなと私は思いました。
水回りコーティングは新築なら検討する価値あり
新築のきれいな状態を維持したいのであれば、入居前に水回りコーティング施工するのがおすすめです。
汚れやカビまでコーティングしないようにしっかりと水回りの掃除が必要で、完全に乾くまでは時間もかかるからです。
新築であれば生活に支障がなく、ものを動かしていただく手間もありません。
入居して汚れたり時間が経ったりしてから、「水回りコーティングしておけば良かった」と後悔しなくて済むよう新築のときは検討するとよいでしょう。
水回りコーティングは業者に依頼して仕上がり満足
水回りコーティングは業者に依頼するか自分でするか迷うわ。
プロである施工業者は専門的知識を持っていて、予算や目的に応じて最適なコーティングを行なうためおすすめです。
水回りコーティングを業者に依頼すると費用はかかりますが、仕上がりはきれいで面倒な作業を全ておまかせできるのが楽ですよ。
塗料や工具に関しても質の高い業務用レベルのものを使うため完成度は高いです。
アフターサービスがしっかりしている業者を選べば、施工後のトラブルにも無償で対応してくれて安心ですね。
仕上がりや耐久性などを考えると水回りコーティングは業者に依頼する方がコスパが高いといえます。
水回りコーティングは自分でも簡単に施工できる!
水回りコーティングをすれば普段の掃除が楽になることはわかりましたが、費用がかかるので迷う方もいますね。
水回りのコーティングは、コツをつかめば市販のコーティング剤を使用して自分でできます。
自分でコーティングすれば費用はかなり抑えられて、水回りの掃除も簡単になりますよ。
自分でコーティングするのは大変そうです。
市販のコーティング財を塗って乾かすだけなのでそんなに難しくないわ。
コーティングを自分でするメリットは安くできて、それなりに効果を実感できる点です。
自分でコーティングすると達成感があり、きれいを維持するために普段の掃除のモチベーションも上がりそうですね。
- 前準備でしっかり水回りの掃除をする
- 塗り終えた後は所定の時間さわらずに乾燥する
具体的な手順を以下に説明します。
水回りコーティングを自分でする場合の失敗しない手順
自分でコーティングする場合は必ずコーティング剤の取扱い説明書をよく読んで施工しましょう。
コーティング剤を使用するときは必ず換気をして、ゴム手袋を装着しましょう。
- 手順①コーティングする場所の掃除を念入りにする
掃除がいかにきちんとできたかどうかで仕上がりが変わるので頑張りましょう。
- 手順②コーティングする場所を磨く
掃除後、使い古しの歯ブラシやスポンジで丁寧に磨きましょう。磨いた後は水分を拭き取り乾燥させてください。
- 手順③コーティング剤を塗布する
何度も同じ箇所を塗り直さず丁寧に薄く伸ばしましょう。
- 手順④コーティング剤を乾燥させる
製品により乾燥時間は異なりますが3〜6時間程度がほとんどなので就寝前に塗布するのがおすすめです。乾燥時間内は手を触れたり、蛇口の水滴が落ちたりしないよう注意が必要です。
蛇口の水が落ちるとコーティングが台無しになるので、蛇口に袋を被せると安心です。
私は業者に依頼するのではなく、まずは洗面台などの簡単な部分から自分でやってみようかなと考えています。
自分で水回りコーティングをする場合のおすすめ商品
コーティング剤には用途別に種類があるため、目的の場所に適した商品を選ぶことが重要です。
どの商品もコーティングする場所を掃除してから使用するのが基本です。
コーティング剤 | 用途 | おすすめポイント | 参考価格 |
---|---|---|---|
Tipo’s 弾き | シンク・洗面台・浴室 トイレ・外壁(ブロック、タイル、レンガ等) | ・汚れを落としたついで にコーティング ・1本で用途が広く使用できる | 880円(500ml) |
スパイダーシールド | キッチン・洗面台・浴室・トイレ | ・吹きかけて流すだけでコ ーティング | 1,480円(400ml) |
PLARTA | キッチン・シンク・トイレ・窓ガラス・液晶画面 | ・やわらかなクロスに吹きかけて拭くだけ | 2,980円 (200ml) |
水回りコーティング4点セット | キッチン・シンク・トイレ・浴室 | ・プロ仕様でツヤピカ復活 ・専用クリーナーと手袋もセット | 5,980円 |
コーティングするとなると大がかりなイメージでしたが、スプレータイプのコーティング剤は簡単でお手軽にできるのが魅力的です。
私はスプレータイプのコーティング剤を購入してまずは洗面台から自分でやってみようと思います。
まとめ
- 水回りは使用頻度が高く汚れやカビがつきやすいため、コーティングすることで新築のきれいな状態を維持しやすい
- コーティングの必要性はライフスタイルや価値観によって異なるので、コーティングについて正しく理解して判断すれば後悔しない
- 水回りコーティングは一度したらOKではなく、半年〜5年程度しか効果が持続しないため再コーティングが必要
- 水回りコーティングは汚れやカビ・水垢をつきにくくするが、一切つかないわけではないので掃除が必要
- 新築の最新設備には防カビ・抗菌・撥水の加工がすでにしてあるので、その上からコーティングする必要はない
- コーティングの種類は3種類あり、特徴や価格、効果持続期間も異なるので適したコーティングを選ぶと後悔しない
- 水回りコーティングの最大のメリットは汚れがつきにくく、ついてもサッと拭くだけで落ちるため普段の掃除が楽になる
- 新築のきれいな状態を維持したいのであれば、入居前に水回りコーティング施工するのがおすすめ
- プロである施工業者は専門的知識を持っていて、予算や目的に応じて最適なコーティングを行なうので仕上がりに満足できる
- コツをつかめば水回りコーティングは市販のコーティング剤を使用して自分でできる
これから新築される場合は水回りコーティングをするかどうか、よく検討して後悔のないようにしてくださいね。
掃除したあとのきれいな状態を維持したいというあなたは、今からでも水回りのコーティングを始めてみるとグッと掃除が楽になるかもしれませんよ♪
コメント