肌寒い時期や曇りの日、気温が何度までなら洗濯物を外干しして良いかと悩んだことはありませんか?
洗濯物の外干しができる気温の最低基準は、一般的に10度までとなります。
洗濯物を外干しは日光のおかげで殺菌効果が期待できますし、何より気持ちが良いですよね。
洗濯物の乾きやすさは気温だけでなく、湿度がどれくらいなのかにも気を配る必要があります。
湿度は直感的にわかりにくいので、つい気温が何度までなら乾くのかばかり気にします。
私も、新しく買ったタオルなのに何度か洗濯しているうちに嫌な臭いがしてくるため困っていました。
湿度が高すぎると乾くのに時間がかかってしまい、嫌な臭いの原因になるのです。
この記事では、洗濯物の外干しを検討する目安となる気温や湿度、乾きやすくする方法もあわせてご紹介します!
洗濯物の外干しが何度までできるどうかは湿度の影響も
洗濯物の外干しが何度までできるかどうかは、その日の湿度や天気で変わってくるので、天気予報を見たりネットで調べたりしてから考えると良いですよ。
一見天気が良くても湿度が高ければ乾きにくいですし、いきなり雨が降ってきたら困りますよね。
私も天気予報の確認をサボって何度か外干しした洗濯物を濡らしてしまい、もう一度洗濯するなんてことがありました。
生乾きの洗濯の臭いがしてしまう…。
洗濯物を外干しするなら気温は15度以下がおすすめ
暖かいほど水は蒸発しやすいので、洗濯物の外干しにおすすめの気温は15度以上です。
しかし、湿度が低くカラッとした日や風が吹いている日は少し気温が低くても乾きやすいので、思い切って外干しをしても大丈夫です!
外干しができる気温の目安をまとめたので、ぜひ洗濯後の参考にしてみてくださいね♪
- 10~15℃:風が吹いている日中なら可能だが、乾きにくい
- 15~25℃:湿度が高いと少し時間がかかるが、比較的乾きやすい
- 25℃以上:すぐに乾く
春の初めや秋口は特に何度までなら外干しできるか悩むものですが、どうも10℃前後で洗濯物を外に干すか、部屋に干すかを切り替える場合が多いそうですよ。
洗濯物の乾きやすさは湿度にも大きく左右される
では外干しをする際に温度と同じくらい重要な湿度は、何%までなら大丈夫なのでしょうか?
基本的に湿度が75%以下の場合、外干しをしてもちゃんと乾きます。
一方湿度が高い日は外干しした洗濯物が雨に濡れるリスクだけでなく、悪臭がしてくるリスクも高くなるのです。
なぜなら湿度が高いと乾くのに時間がかかり、湿った場所が好きなカビや雑菌が繁殖するのに好都合な環境がそろってしまうからです。
梅雨の時期は特に注意ですね。
洗濯物を外干しする時間を予想して家事をスムーズに
洗濯物を外干しした場合、乾くのにどれくらい時間がかかるのか分かれば行動の計画が立てやすくなります。
何日かの衣類をまとめて洗ったり、家族の洗濯物がたくさんあったりすると、洗濯物を干すスペースが足りない!となりませんか?
洗濯物が乾く時間がある程度予想できたら、洗濯物を洗ったり干したりするタイミングをちょうど良くずらせますし、他の家事もスムーズに進めることができます。
外干しした洗濯物が乾くのにかかる時間を季節別で紹介
季節によって気温や湿度は変わるので、洗濯物が乾くのにかかる時間もそれに伴って変わってきますが、暑い夏の方が乾きやすく冬は寒いので乾きにくい、というのが一般的です。
外干しをした際、気温や季節に照らし合わせた、洗濯物を乾かすのにかかる時間の目安をまとめたので参考にしてみてください♪
- 夏(20℃以上):2~3時間
- 春や秋(10~20℃):5時間程度
- 冬(10℃以下):6時間以上
どの季節でも、太陽が出て気温が上がってくる10時以降に外干しし始め、15時頃に取り込むのがおすすめです。
朝起きて準備を済ませ、家の掃除や洗濯物を干すという健康的なルーティーンができているのが理想です♪
気温が低い冬に洗濯物を外干しする時の注意点3つ
太平洋側の地域など、冬に乾燥した気候になる場合は外干ししても大丈夫ですが、湿度が高い地域ではあまりおすすめできません。
私たち人間にとって冬の乾燥は肌に良くないので好ましくないですが、外干しする洗濯物としてはありがたいですね♪
冬だからといって全く外干ししてはいけないことはありませんが、注意すると良い天気や時間帯があるので見ていきましょう!
- 天気がよく、比較的湿度が低い日に干す
- 日中に干し、短時間で取り込むようにする
- 特に気温が下がる夕方以降は干さない
冬は洗濯物が乾くのに時間がかかるので、それだけ生乾きである時間も長く、臭いが発生しやすいですから注意しておきたいです。
どうしても冬は気温が低く水が蒸発しにくいので、万が一乾かなければ室内で干すことになります。
洗濯物の外干しを夜にすることで意外なメリットが!
仕事で忙しかったり朝が弱かったりする場合は、日中に洗濯物を干す時間がないこともありますよね。
普通洗濯物の外干しは太陽が出ているときにするものと思いがちですが、あえて夜に干すことで得られるメリットもあるのですよ!
でも、夜に外干しはなんとなく不安…。
メリットやデメリットを知って工夫すれば、夜でも安心して洗濯物を外干しすることができますよ。
夜に外干しすれば洗濯物は色あせないし汚れにくい
夜に洗濯物を外干しするメリットは、布が色あせにくかったり空気中の排気ガスなどが比較的少ないことで汚れにくかったりすることです。
草木染めやシルクでできた繊細な生地の服は、夜に干したほうが良い状態で長く使えるかもしれませんね。
何より、洗濯は忙しい朝ではなく夜にして、時間を確保したいと思うことも多いのではないでしょうか?
梅雨時期は例外ですが夏場は基本気温が高いので、冷房を効かせている室内より屋外の方が乾きやすいです。
虫害や盗難のリスクが高まる夜は対策をして安全に
夜の暗い時間帯は虫が活発に活動する時間ですし、盗みを企む犯罪者も増えるので注意が必要です。
虫は夜行性が多いので、洗濯物を干している間に卵を産みつけることがありますし、闇に紛れて誰かが衣服を盗む可能性も高くなります。
干す場所や干し方を工夫して、少しでもリスクを下げる工夫をしていきましょう!
虫は明るい場所に寄ってくる習性があるので、白などの明るい服や布ではなく暗い色のものを干すと良いのです。
甘い香りのする柔軟剤が、洗濯物を植物などと勘違いした虫を引き寄せる原因になることもあるので、外干しするならできるだけ無香料のものを使いたいですね。
特に注意すべきは女性ものの服を干すこと、とりわけ下着は狙われやすいので見えない場所に干すようにしましょう。
また洗濯物が何日も干してあったり、雨が降っても取り込まれなかったりすると、「この家の人は不在なんだな」と思わせてしまい空き巣に狙われるかもしれません。
洗濯物を外干ししても乾きにくい時は空気の流れを作る
洗濯物の乾かし方を工夫すれば、雨の日や気温が上がらない季節はどうしても洗濯物が乾きにくくて困る、という状況を改善できるのです!
また乾かし方を工夫することも大事ですが、乾きやすい生地とそうではない生地を知っておくことで洗濯物を干し方が上手になりますよ♪
- ポリエステル、ナイロンなどの化学繊維:乾きやすい
- 麻:比較的乾きやすい
- 綿、レーヨン:乾きにくい
一般的に化学繊維は乾きやすく、天然繊維は乾きにくいです。スポーツウェアとブラウスをイメージしていただくと分かりやすいと思います。
しかし必ずしもこの通りというわけではなく、乾きやすさは布の織り方でも変わってきますので、それぞれの生地の特徴を考えながら干し方を工夫すると良いですね!
乾きにくい洗濯物も干し方を工夫して時短しよう!
洗濯物を外干しするとき少し干し方を工夫するだけで、より短時間に洗濯物を乾かすことができます!
家事って少しコツを知っているだけで一気に楽しくなりませんか?毎日大変な洗濯も、楽しんでこなせたら良いですよね♪
100円ショップや生活グッズを売っているお店には、特殊な形をしたハンガーを販売していることがあり、うまく利用すれば時短家事につながりますよ♪
空気が流れやすくなるような干し方を意識すると乾きやすくなり、余裕があれば途中で干す順番や向きを変えることで、「ここだけ乾いてない!」ということもなくなります。
しかし、夜や冬などなかなか外干しでは乾かないこともあるので、翌日使う予定の服を夜に乾かそうとするのはよほど自信がない限りあまりおすすめしませんよ!
どうしても外干しで乾かないなら家電を使って部屋干し
外干しではどうしても乾きにくい、取り込んだら生乾きだったといった場合は一手間加えた部屋干しを実践してみましょう。
部屋干しで乾きやすくするには機械の力を活用するのが一番です!洗濯物を乾かすのに便利な家電をいくつか紹介しますね。
- エアコン
- サーキュレーター
- 除湿機
- アイロン
とにかく風に当てて除湿していればちゃんと乾くので、室内では温度や湿度をうまくコントロールすることが大切です。
洗濯するものの種類によって、外干しと部屋干しを使い分けるのが良さそうね!
自宅に浴室乾燥機があるなら、雨の日や気温が低い日でも洗濯物を早く乾かせるので節約術とあわせて確認してみてくださいね。
まとめ
- 洗濯物を外干しできる気温が何度までか悩んだら、気温だけでなく湿度や天気などの状態にも気を配って検討すると良い
- 洗濯物を外干しするのにおすすめの気温は15℃以上だが、10℃まで気温が上がったら外干しを始める場合が多い
- 湿度は75%以下なら外干ししても問題ないが、それ以上だと生乾きになったり外干ししている途中雨に当たったりする可能性があるので、おすすめしない
- 洗濯物が乾くのにかかる時間の目安は、夏は2~3時間、冬は6時間、春や秋は5時間程度だが、気温が何度かだけでなく湿度によっても大きく変わる
- 天気が良く乾燥した日中なら、冬でも洗濯物の外干しをしても大丈夫だが、生乾きの時間が長くなる分臭いやすくなるので注意する
- 洗濯物を夜に干すことで忙しい朝の時間を取られないうえ、布が紫外線で色あせたり排気ガスで汚れにくくなったりする、といったメリットがある
- 夜の外干しは虫に卵を産み付けられるリスクが高まるので、洗濯物にネットをかけて保護し、虫除けを置いておくなどの対策をとっておくと安全
- 洗濯物が盗難にあうリスクも十分にあるので、干しっぱなしにしたり特に女性ものの下着を見えやすい場所に干したりすることは避け、洗濯物に目隠しなどをつける
- ポリエステルなどの化学繊維でできた布は乾きやすいが、綿などの天然繊維は乾きにくい傾向にあるので、素材を見て乾くまでかかる時間をある程度予想することもできる
- 一度に乾かす洗濯物の量を減らして空気が通るよう間隔を空けたり、アーチ状に干したりと乾かし方を工夫することで洗濯物が乾くスピードを早めることができる
その日の天気、湿度、気温が何度か分かれば洗濯物を外干ししても良いかどうか、どれくらいの時間がかかるのかざっくり予測することができます。
上手に外干しができれば、お日様の力で暖かくなった衣服を気持ちよく着られますし、ふかふかの布団で寝られて良い気分になれますね!
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