浴室乾燥機の電気代はオール電化にすると安い!上手な節約術をご紹介

浴室・洗面所

雨の日やつらい花粉の時期、洗濯物を浴室乾燥機で乾かせて便利!ということはよくありますよね!

そのほかにも私は寒い冬の時期、お風呂に入る時に浴室乾燥機の暖房機能を使っています♪

そんな浴室乾燥機ですが、実は1時間稼働させた時の電気代がドライヤーを1時間使うのと同じくらい高いのです。

値上げの多いご時世、電気代の値上げもかなり深刻です。

積雪が多い地域のオール電化の家において、ひと月の電気代が10万円を超えてしまったなんて話を耳にするようになりました。

10万円だと家のローンよりも高いわ!

せっかくガスと電気の両方の基本料金を抑えるためにオール電化にしても、電気代のほうが高かったらがっかりしてしまいますよね。

この記事では、浴室乾燥機の電気代をオール電化などで上手に節約する方法をご紹介します!

浴室乾燥機の電気代をオール電化などで安く抑えるコツ

浴室乾燥機といえば、浴室で洗濯物を乾燥させてくれる便利機能で、使用すれば浴室を乾燥させてくれるだけでなく、温度や湿度を快適に保ってくれるありがたい存在です。

浴室乾燥機の主な機能はこちらの4つです。

  • 乾燥
  • 暖房
  • 涼風
  • 換気

4つの機能はそれぞれかかってくる電気代も違いますので、その場に合わせてかしこく使用することが大切です。

また、浴室乾燥機には、24時間換気という機能がついているものが多く、カビが発生しにくくなるので私の家でも使用しています。

24時間換気を使用していると、お風呂内の空気を循環させ続けることで湿気が外に出ていくため、カビの発生を抑えてくれたり、お風呂内の臭いを抑えてくれたりといった効果があります。

24時間も換気していたら電気代は高くつかないの?

換気の電気代は24時間換気で年中付けっぱなしにしていても、ひと月で約400円前後とそこまで高くないため、使用したほうが圧倒的にメリットがありますよ。

それでは、気になる浴室乾燥機の電気代を見ていきましょう!

浴室乾燥機には電気代が高いというデメリットがある

浴室乾燥機は便利ですが、浴室全体をドライヤーで乾かすのと同じ程度の1250kWの電気を使うので、暖房と乾燥はとにかく電気代が高いというデメリットがあります。

浴室乾燥機のそれぞれの機能を使用した時の1時間あたりの電気代はこちらです。

種類乾燥暖房涼風換気
金額約40円約40円約2円約0.6円

乾燥と暖房が1時間あたり約40円と、思ったより高い!とびっくりされたのではないでしょうか

乾燥は、素材にもよりますが洗濯物1㎏あたり約1時間かかります。

一人当たりの一日の平均洗濯量は1.5㎏と言われており、浴室内のスペースを考えると一度に干せる量は二人分程度までだと思いますので、約3時間程度で乾く計算です。

毎日浴室乾燥機を使うと一日あたり約120円、一カ月で約3600円もかかるのです。高いですね!!

電気代を節約するために浴室乾燥機を効率よく使おう

浴室乾燥機のそれぞれの機能の電気代はおわかりいただけたでしょうか。

乾燥の電気代が高いのはわかったけれど、どうすれば抑えられるのかしら?

高い電気代を抑えるためには、少々手間をかけてでも、効率よく浴室乾燥機を使用することが大切です。

下記に浴室乾燥機を効率よく使用する3つのポイントをまとめてみたので参考にしてみてください♪

浴室乾燥機を効率よく使用する3つのポイント
  • 浴室内の水切りをしっかりと行うこと
  • 洗濯物を部屋干ししてから仕上げに浴室乾燥機を使用すること
  • 洗濯物の干し方を工夫すること

長い時間乾燥させれば、濡れたままの状態からの浴室で洗濯物を干しても乾きますが、電気代がかかってしまいます。

私も以前まで水切りが面倒で、夜に浴室乾燥機で2人分の洗濯物を6時間乾燥させていたこともありましたが、電気代が高くついてしまっていたと知り、ものすごく反省しています。

浴室の水切りをしっかりと行ってから洗濯物を干すなどのひと手間が必要です!

また、洗濯物を部屋干ししてから仕上げに浴室乾燥機を使用すること、洗濯物の干し方を工夫することで大幅に電気代を節約できます。

アーチ干しやV字干し、長短干しなど空気が通りやすくなる干し方がありますので、試してみてくださいね!

部屋干しをする時や干し方に迷ったら、「部屋干ししたら臭いのはなぜ?気になるニオイの原因と対策をチェック!」の記事が参考になりますよ♪

オール電化にしたほうが結果的に電気代が安くなる!

私の実家では約13年前にオール電化住宅を新築しており、電気料金が時間帯別で変わるので、夜型生活が多い我が家ではかなりお得でした。

なぜならばオール電化は、オール電化専用の電気料金プランを契約して、電気の使用の時間帯別で料金が変わるという形が主流だからです。

時間帯別電気料金が一番高くつく時間帯は電気の需要が高まる昼間の時間帯なので、深夜に洗濯機を回して乾燥させておけば電気代を安く抑えることができます。

朝の忙しい時間に家事をやらなくて良いのは嬉しいですね♪

注意点としては、ライフスタイルや電気の使用頻度によっても変わってくるため、電気代が上がっている現在は、すべての人におすすめという訳でもないのが現状です。

オール電化のメリットとデメリットを把握しておこう

オール電化は、ガスと電気の両方の基本料金を払わなくて済むようになりますが、メリットだけではなく昼間の電気代が高くなるなどのデメリットもあります。

下記にオール電化のメリットをまとめましたので、見ていきましょう♪

  • 深夜の電気代が安く設定されている
  • ガス代、ガスの基本料金がかからない
  • ガスを使用しないため、火災のリスクが減る
  • 震災時に給湯器の水を使用できる

オール電化ならガスと電気の両方の基本料金を払わなくて済むようになるので、お得です!

そんなオール電化ですが、実はデメリットもあります。

  • 昼間の電気代が高く設定されている
  • 設備や工事費など導入のコストがかかる
  • IHクッキングヒーターの調理器具が限られる

昼間に多く電気を使うというあなたは、太陽光発電も一緒に導入することで、昼間の高い電気代を抑えることができますよ!

ただし、太陽光発電も導入に120万~200万ほどの費用がかかり、その費用を回収するには約5年以上かかると言われていますので、貯金と応相談です。

新築やリフォームを検討されている、深夜に電気を多く使うというあなたはぜひオール電化にすることを検討してみてはいかがでしょうか。

ガス併用からオール電化へリフォームする費用を紹介

次は、ガス併用からオール電化へのリフォームにかかる費用を紹介します!

リフォームで料理に使うIHクッキングヒーター、給湯器のエコキュートを導入する時は、合わせて大体40~100万くらいかかると言われています。

IHクッキングヒーターの設置費用は10~40万円で、本体にプラスして配線、設置工事とガス管の撤去工作業の費用がかかります。

エコキュートの設置費用は30~60万円程度で、一般的な4人家族向けの370L、460Lに加え大容量の550Lなどの種類があり、使用する人数や頻度により最適な容量が変わります。

給湯器は家族の人数にあった容量を選ばないと、お湯が足らなくなることもあるので注意です!

電気代の節約が期待できることが魅力のオール電化ですが、導入の費用がかかるなどのデメリットもあるので、あなたの家にあった方法を選ぶことが大切です。

ポイント

リフォームの業者を選ぶ際は複数の業者から話を聞き、相見積もりをとって、最も丁寧に対応してくれる業者に工事をお願いすることが大事です!

浴室乾燥機より電気代やガス代がかからない洗濯乾燥機

浴室乾燥機を稼働させた時の電気代は1時間当たり約40円、3時間で約120円ほどかかるので、洗濯の頻度が多い家庭では、思い切って洗濯乾燥機を導入するのも手です

洗濯乾燥機は、下記の3つのタイプが主流となっています。

  • 電気ヒートポンプ式洗濯乾燥機
  • 電気ヒーター式洗濯乾燥機
  • ガス式洗濯乾燥機

電気代やガス代、衣類の乾燥時間や仕上がりも変わってくるので、どれが良いか迷ってしまいそうですよね。

下記にそれぞれの1回あたりの電気代をまとめてみたので、参考にしてください!

種類電気代
電気ヒートポンプ式約18円
電気ヒーター式約60円
ガス式約60円

電気ヒートポンプ式が格段に安いですね!

それでは気になる洗濯乾燥機のそれぞれの特徴を見ていきましょう♪

電気ヒートポンプ式乾燥機が一番電気代が安い

電気ヒートポンプ式洗濯乾燥機は、空気中にある熱を集めて使用するので電気ヒーター式と比べて乾燥の効率がよく省エネ性にも優れています。

電気ヒートポンプ式は、乾燥の途中で発生する水蒸気を除湿しながら乾かすため、衣類がふんわりと仕上がります。

また、乾燥温度が高い電気ヒーター式に比べて、電気ヒートポンプ式の乾燥温度は65℃前後と低めなので、デリケートな衣類の傷みや縮みも抑えることができます。

一方注意点としては、乾燥機本体の価格が高めなので、導入コストがかかることがあげられます。

しかし導入コストがかかっても、1回あたりの電気代のほうが安いのでメリットのほうが多くありそうですね!

電気ヒーター式乾燥機はタオル類もしっかりと乾かせる

ヒーター式は、内蔵されたヒーターで洗濯槽内の空気を温め、タオルや厚手の衣服をしっかりと乾かせるというメリットがあります。

温度が高い分、衣類に残った雑菌やカビ菌もしっかりと死滅させることができます!

殺菌効果が高いのは嬉しいですね!

一方で乾燥温度が80度前後と高温になるので、衣服の傷みや縮みなどが発生しやすいというデメリットもあります。

臭いが残りやすく、しっかり乾いてほしいタオル類は電気ヒーター式が強そうですね♪

ガス式乾燥機の乾太くんが早くてパワーがすごい

電気とガスを併用している家庭で最近注目されているのが、ガス式乾燥機の「乾太くん」です。

ガス式乾燥機はガス代がかかりますが、なんといってもそのパワーがすごいのでおすすめです!

ガス式乾燥機を使用した場合、5㎏の洗濯物が浴室乾燥機の3分の1以下の、およそ1時間弱で乾燥させることが可能なのです。

乾太くんの電気代とガス代を合わせると1時間あたり60円ほどなので、浴室乾燥機よりは少し高いですが、その分多くの量を早く乾燥させられるという点ではかなりメリットがありますよね!

浴室乾燥機の電気代は掃除をこまめにして抑えられる

洗濯乾燥機のほうが電気代やガス代が安いということはわかりましたね。

しかし、衣類の素材によっては縮んでしまったり、シワが付いてしまったり、そもそも洗濯乾燥機に入らないなど、浴室乾燥機を使ったほうが良いという状況もありますよね。

便利な浴室乾燥機ですが、本体のフィルターに汚れがたまっていると、空気の循環効率が下がってしまい、洗濯物の乾きも遅くなったり、電気代が無駄になったりしてしまいます。

浴室乾燥機がきちんと湿気を吸い込んで、効果を最大限発揮させられるようにするためには、定期的に掃除をすることが大切です。

ここからは浴室乾燥機の掃除の方法について紹介していきます♪

浴室乾燥機は自分で掃除できる!便利な用具を紹介

浴室乾燥機の掃除を怠っていると、換気や乾燥の効率が悪くなり、必要以上に電力を消費したり、カビの発生や悪臭の原因になったりしてしまうので、日頃からこまめな掃除が必要です。

下記に掃除に必要な用具をまとめてみましたので、準備してから掃除に取り掛かりましょう♪

  • やわらかいスポンジ
  • タオルやふきん
  • 中性洗剤
  • 掃除機
  • 脚立や丈夫なイス
  • ゴム手袋
  • マスク

どれも自宅にある用具ばかりなので用意しやすいですね。

固めのスポンジや中性以外の洗剤を使うとフィルターなどに傷がつく原因になってしまうこともあるので、注意が必要です。

上を見上げての作業になりますので、ほこりを吸い込んでしまわないようマスクをして掃除を行うようにしましょう!

それでは、掃除のポイントを見ていきましょう♪

浴室乾燥機を綺麗に掃除して高い電気代を抑えよう

用具がそろったら浴室乾燥機の電源を切って、早速掃除に取り掛かりましょう。

浴室乾燥機は、大きくパネルの部分と、内側のフィルターの部分に分けることができます。

パネルは掃除機で大きめのゴミを取り除いてから、ふきんなどで水拭きする程度でOKなので、週に一度は掃除することで電気代の節約にもつながりますよ♪

吹き出し口を一つずつ拭いていけば、細かなほこりなども綺麗に落とすことができます。

次は、カバーの中にある、浴室乾燥機の一番大事な部分である、フィルターを綺麗にしましょう。

効率よく浴室乾燥機を使用するためにも、フィルターは月に一度は掃除することがおすすめです。

カバーの外し方は機種によって変わりますし、無理やりに取り出そうとすると壊れてしまう危険もあるので、説明書をよく読んでから作業することが大切です!

私は昔から取扱説明書を読むのが苦手で、いきなり作業してしまい困ったことがありました。

以前、リビングのWi-fiの線がペットに噛みちぎられた際も、自分でネジを回してコンセントの枠を外してみましたが、結局線は自分で直せそうになく、それどころか枠が元に戻せなくなってしまいました。

自分で掃除をする際は、しっかりと取扱説明書を読んでから行うことが安心ですね!

自分で掃除できないと思ったら業者に依頼しよう

忙しくて浴室乾燥機の掃除まで手が回らないというあなたは、思い切って業者に掃除を頼んでみるのもおすすめです。

ハウスクリーニング大手の「おそうじ本舗」に依頼すれば、浴室乾燥機を1時間で内部までしっかり綺麗にしてくれますよ!

料金は浴室乾燥機1台で税込み11000円と、安い金額ではないかもしれません。

しかし、浴室乾燥機の汚れを放置したままで電気代が高くついてしまったり、空気中にカビ菌を撒き散らしてしまったりというリスクを避けることができます。

忙しいあなたは、検討してみてはいかがでしょうか♪

まとめ

  • 浴室乾燥機は、浴室で洗濯物を乾燥させてくれる便利機能で、使用すれば浴室を乾燥させてくれるだけでなく、温度や湿度を快適に保ってくれて便利
  • 浴室乾燥機は、浴室全体をドライヤーで乾かすのと同じ程度の1250kWの電気を使うので、暖房と乾燥はとにかく電気代が高いというデメリットがある
  • 高い電気代を抑えるためには、浴室乾燥機を使用する前に浴室内の水切りをしたり、洗濯物の干し方を工夫したりと、効率よく浴室乾燥機を使用することが大切
  • オール電化にすれば、時間帯別電気料金が安い夜に洗濯機を回して乾燥させておくことによって、高い電気代を抑えられる
  • ガスと電気の両方の基本料金を払わなくて済むようになるので、オール電化にすれば電気代を節約できるが、メリットだけでなくデメリットもある
  • 浴室乾燥機の電気代は1時間当たり約40円、3時間で約120円ほどかかるので、洗濯の頻度が多い家庭では思い切って洗濯乾燥機を導入することを検討してみると良い
  • ガス式洗濯乾燥機を使用した場合、5㎏の洗濯物が浴室乾燥機の3分の1以下の、およそ1時間弱で乾燥させることが可能なので魅力的
  • 浴室乾燥機本体のフィルターに汚れがたまっていると、空気の循環効率が下がってしまい、洗濯物の乾きも遅くなったり、電気代が無駄になったりしてしまう
  • 浴室乾燥機のパネルは週に一度、フィルターは月に一度は掃除することで電気代の節約にもつながるので面倒でも掃除すべきである
  • 業者に掃除を依頼した場合の料金は11000円くらいかかるが、1時間で綺麗にしてくれるので頼んでみるのもおすすめ

今回は、浴室乾燥機の電気代が高いと悩んでいるあなたに、電気代を上手に節約する方法をご紹介しました!

掃除をこまめにすることはもちろん、長い目で見るとオール電化を導入したり、洗濯乾燥機を導入したりすることでも節約できるので、ぜひ検討してみてくださいね♪

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