美容院に行く時間がとれなかったり、安価で髪を染めることができたりと自宅でヘアカラーをされる方もおられますよね。

家の風呂場でヘアカラーをすることが多いのだけど、どうしても汚れてしまうのよね。
ヘアカラーによるお風呂場の汚れは、お風呂用洗剤や除光液、塩素系漂白剤を使って洗うことで簡単に落とせますよ!
ヘアカラーのカラー剤は壁や床についたり、浴槽についたりするとそれがシミになってずっと残ってしまいます。
以前私も落とし方を知らなかったため、シミがずっと残ったままになってしまいました。
この記事ではそんなヘアカラーによるお風呂場の汚れを落とすおすすめアイテムや落とし方、予防法をご紹介していきます!
お風呂場のなかなか落ちないしつこいヘアカラーの汚れには、ヘアカラー専用のクリーナーを吹きかけてしばらく置いてみてください♪
強力な塩素系クリーナーが、なかなか落ちない時間が経過したお風呂場のヘアカラー汚れにしっかり染み込んで落としてくれます。

ヘアカラーによる風呂場の汚れの落とし方5選

ヘアカラーを使用した際に汚れたお風呂場は、気づいたらすぐに落とすことが、シミをつくらないポイントです!
自宅でヘアカラーをする際、外でされる方もいらっしゃいますが、お風呂場でされる方が多いですよね。
今ではヘアカラー剤はさまざまで、ブラシにつけて塗るだけでなく、泡タイプで揉み込むカラー剤を使われる方も多いのではないでしょうか?
誰かに手伝ってもらえば、最小限に汚れを抑えられますが、一人で行うと見えない部分もあり、いつの間にか汚れていることもあります。
しかし、ヘアカラーのカラー剤は落ちにくいので、次にご紹介するアイテムを使って落としてみてください♪
- お風呂用洗剤
- 除光液
- 塩素系漂白剤
- ヘアカラー専用の洗剤
- メラミンスポンジ・クレンザー
こちらのアイテムを使った落とし方には注意点もありますので、ここからは一つ一つの落とし方と注意点を見ていきましょう!
お風呂用洗剤ですぐに落とせばシミにならない
ヘアカラーをしている際に、お風呂場がカラー剤で汚れてしまったときは、すぐにお風呂用洗剤で洗うことがシミを作らない一番大切なポイントです!
ヘアカラー剤をすくった時や、多めに髪につけてしまって垂れてしまった時などは自分でも気づきやすいと思います。
汚れがついてすぐでしたら普段お風呂場で使っているお風呂用洗剤で落ちますので、時々お風呂場全体を確認して、見つけたらすぐに掃除してください。
ここで一番覚えてほしいポイントは、放置すると落ちにくくなるため「すぐに掃除をする」ということです。
少しでも放置をすると落ちにくいシミになり、強力な洗剤を使うことになりますので、壁や床、浴槽などの劣化の原因となってしまうことがあります。
除光液の意外な使い方!ヘアカラー汚れにも効果的
お風呂用洗剤を使っても落ちなかった場合は、アセトン入りの除光液をかけてしばらく置いておくことでヘアカラー汚れが落ちやすくなります!
除光液と言えばマニュキアを落とすときに使いますよね。しかし除光液の使い方はマニュキアを落とすだけではないんです!

「アセトン」という成分が色素を落としてくれるのでアセトン入りの除光液を選びましょう。
「アセトン」とは樹脂などを溶かすことのできる有機溶剤のことですが、ヘアカラー剤を溶かして拭くときれいになるということです。
そんな除光液を使ったヘアカラー剤の落とし方をご紹介します!
- step1窓を開けたり、換気扇を回したりして換気をしっかりする
- step2ゴム手袋やビニール手袋を装着する
- step3コットンをヘアカラー汚れの箇所に置く
- step4コットンにアセトン入りの除光液をかける
- step5コットンの上からラップをかけてしばらく置いておく
- step6様子を見ながら汚れが落ちていたらしっかり洗い流す
上記の手順で除光液を使った掃除をすることによって、しっかりアセトンがヘアカラー剤を浮かせてくれるので、落ちやすくなります♪
しかし、除光液の主成分の「アセトン」は有機溶剤なのでしっかりヘアカラー剤を落としてくれるのですが、使用上の注意点があります。
- ゴム手袋やビニール手袋をして使う
- 換気をして使用する
- 近くでタバコなどを吸わない
除光液のアセトンは、有機溶剤になりますので、肌に影響が出る可能性がありますのでゴム手袋やビニール手袋を使って掃除をすることをおすすめします。
またアセトンは引火性ですので、使うときは窓を開けるなど換気をしたり、近くでタバコを吸ったりなど危険ですので気を付けて取り扱いましょう。
強力な塩素系漂白剤なら時間が経過した汚れも落とせる
除光液を使っても落ちないくらい時間経過したヘアカラーの汚れは、お風呂場のカビ取りなどで使用する塩素系漂白剤で落とせます。
塩素系漂白剤は除光液よりも強力な薬品となりますので、下記の落とし方で掃除をすると落ちる可能性がぐっとあがりますよ♪
- step1窓を開けたり、換気扇を回したりし換気をしっかりする
- step2ゴム手袋やビニール手袋を装着する
- step3ヘアカラー汚れの箇所を拭き水気をとる
- step4塩素系漂白剤を汚れている箇所に原液、場合によっては薄めたものをかける
- step5キッチンペーパーを塩素系漂白剤をかける
- step6ラップをかけ浸透させ、30分ほど放置しておく
- step7塩素系漂白剤が残らないようしっかり洗い流す
先ほどもお話したように塩素系漂白剤はアセトン入りの除光液よりも強力な薬品となるので以下の点を注意して取り扱ってください。
- 白い壁などには原液を使えるが、色の付いている壁などには必ず薄めて使う
- 換気をしっかりする
- 手や皮膚につかないようにする
- 酸素系の薬品など、他の薬品と混ぜない
塩素系漂白剤を色がついてる壁などに原液で使ってしまうと、使った場所だけ白くなってしましますので薄めて使うことをおすすめします。
そして塩素系漂白剤は皮膚を溶かしてしまいますので、ゴム手袋などをして皮膚につかないように使用してください。
後日ほかの薬品で掃除をするときに塩素系漂白剤が残っていても有毒ガスが発生してしまうことがあるので、使用した後はしっかり洗い流すと良いですよ♪
ヘアカラーの専用洗剤はスプレーやペンなど種類が豊富
ヘアカラー専用洗剤はスプレータイプやペンタイプなどヘアカラーによる汚れに特化した使いやすい様々なタイプがあります。
塩素系漂白剤を配合しているものや、塩素系漂白剤よりやさしい酸素系の薬品を使ったものもありますのでここで一部商品をご紹介します。
商品名 | 製造会社 | タイプ | 主成分 |
---|---|---|---|
OSOUJI sommelier ヘアカラークリーナー100ml | お掃除ソムリエ | スプレータイプ | 次亜塩素酸ソーダ |
ヘアカラーホームクリーナー | 滝川 | ペンタイプ | 界面活性剤 |
高森コーキ ヘアカラー汚れ落とし | 高森コーキ | クリームタイプ | 研磨剤(けい酸系) |
ペンタイプのヘアカラー専用洗剤は液垂れも少なく、ペンで直接汚れたところに塗れるので、使い勝手が良いところが特徴です。
クリームタイプの「高森コーキヘアカラー汚れ落とし」に使われているけい酸は塩素系よりもやさしい酸性のため、床や壁、浴槽などが傷みにくいです。
いろんなタイプがあり、使いやすさや成分などが選べますので、ヘアカラー汚れ専用で1つご自宅に用意しておくのもいいですよね♪
私がおすすめしている「お掃除ソムリエヘアカラークリーナー」は、薄める必要もなく汚れた所に直接吹き付けるだけなので簡単に掃除ができます。
お風呂場によく使用されている、繊維強化プラスチックやタイル、大理石などにそのまま使用できるのでヘアカラー汚れ専用に1つあると便利ですよ。

メラミンスポンジとクレンザーで擦るときには要注意
メラミンスポンジはクレンザーをつけることで、研磨作用の効果を高めヘアカラー剤の汚れを落とすことができますよ♪
水回り掃除で役に立つメラミンスポンジはご自宅に常備している方も多いのではないでしょうか。
メラミンスポンジには汚れを落としやすい研磨作用があり、クレンザーなどの研磨剤の洗剤と一緒に使うことによって効果が高まります。
しかし、研磨作用と研磨剤が合わさっているので強く擦り過ぎてしまうと浴室の壁や床、浴槽などを傷つけてしまうこともあるので気を付けましょう!
ヘアカラーは風呂場の予防をしておくことで掃除が楽に

ヘアカラーでお風呂場が汚れた場合の落とし方を紹介してきましたが、まずは予防をすることが何より大切です。
床や壁、浴槽にそもそも付いてしまわなければ、のちのち擦ったり、薬品を使って落としたりする掃除をしなくて済みますよね!
めんどくさいと思われるかもしれませんが、予防をすることで後のめんどくさいが解消されるので是非予防をしてからヘアカラーをしてみてください♪
新聞紙を広げてそのうえですれば片付けも掃除も簡単
まずは新聞紙を風呂場の床に敷いたり壁にも貼り付けたりすれば、ヘアカラーが飛び散っても床や壁が汚れずそのまま新聞紙を捨てれば汚れません。
ヘアカラーのタイプによっては塗り付けるタイプで床に置いてこぼしてしまったり、泡タイプで揉み込む際に飛び散ったりと汚れの原因が存在します。
お風呂場の床や壁に新聞紙を用意しておけばその上においても飛び散っても最後に捨てるだけで済むので簡単ですよね♪
ヘアカラーに使用した手袋でいろんなところを触らない
ヘアカラーで使用している汚れた手袋のままシャワーやホース、浴槽、蛇口などいろんなところを触ると汚れるので触らないようにしましょう!

無意識にしていることも多いですが、是非意識して気を付けてみてください。
その意識だけで「あっ、触ったら汚れる」と思い出しやすくなるので余分な汚れを予防することができますので試してみる価値はあるかと思います♪
シャワーで浴室全体を濡らすと汚れが付きにくくなる
シャワーの水でお風呂場全体を濡らすことで、ヘアカラーが浸透しにくくなるため汚れが付きにくくなり、落とすのも楽になりますよ♪
新聞紙が用意できなかったり、新聞紙を敷いたり貼ったりする時間のない方はこちらの方法を試されてみてください。

私は洗髪するときは新聞を外してしまうので、その時に汚れが飛んでしまわないか心配だわ。
ヘアカラーの放置時間が終わった後の洗髪をする際は、目を閉じてしまっていたり思いがけず、飛び散ってしまったりすることもありますよね。

洗髪をするときも浴室全体を濡らしておけば、飛び散ってもヘアカラー剤がさらに薄まって汚れが付きにくくなりますよ♪
自分で気づかないようなヘアカラーの飛び散りもこのように予防をしておけば、汚れが付く可能性も低くなりますので安心ですね。
予防をしても汚れることはありますので、その時は先ほどご紹介した落とし方5選を試してみてください。
ヘアカラーで風呂が汚れないタイプは成分を確認
カラートリートメントはアルカリの成分を含んでいないので、ヘアカラー剤が付いたとしても落ちやすいのので、お風呂が汚れません♪
アルカリ性の汚れとは水垢やせっけんカス、ポットに付いたミネラルによる汚れが代表的ですが落ちにくいことが分かるかと思います。
アルカリ汚れについてはこちらの記事もご覧ください♪
アルカリの成分を含まないカラートリートメントは汚れないだけではなく髪にもメリットがありますのでここからはメリットやデメリットを紹介します。
カラートリートメントのメリットは使い勝手の良さ
まずは、カラートリートメントのメリットを見ていきましょう。
アルカリの成分が入っていないためお風呂場が汚れないだけではなく傷みにくいなどヘアカラー剤よりも使い勝手が良いところがポイントです。
- お風呂場の床、壁、浴槽などに付いても汚れを落としやすい
- 素手で触って塗布できる
- 強い薬剤ではなくトリートメントので髪が傷みにくい
- トリートメントを使用するように5〜15分で放置時間がおわるので簡単
カラートリートメントは使い勝手もよく、メリットも多くあるのでヘアカラー剤ではなくカラートリートメントを選ぶのもいいですね。
しかし、カラートリートメントもデメリットもありますので、注意して使用することも大事です。次はデメリットを見ていきましょう。
汚れないカラートリートメントは染まりにくい⁉
カラートリートメントはヘアカラーにあるアルカリ性の成分を含まないため、お風呂場が汚れないですが、染まりにくいなどのデメリットもあります。
- 定期的に使用する必要があり、染まるまで時間がかかる
- 暗い髪を明るくすることはできない
- 美容院でヘアカラーをしてもらうときに染まりにくくなる
- 物によっては色落ちしやすい
カラートリートメントはヘアカラーに含まれている髪を染めるためのアルカリ成分を含まず傷まないように作られています。
一気に染める成分を配合していないため、週に1度程定期的に使用する必要があり、染まるまでに時間がかかるのです。
またカラートリートメントの成分が髪に浸透した状態で美容院にヘアカラーをしに行くと、その成分によって、髪が染まりにくくなってしまいます。

美容院に行く2週間前から使用を控えることがおすすめです。
しかしカラートリートメントはある軽成分を含まず髪を痛めつけない上、風呂場についた汚れも落としやすいので気軽に使えますよ♪
まとめ

- お風呂場の床や壁、浴槽にヘアカラー剤が付いて汚れてしまった場合、気づいたらすぐにお風呂用洗剤で洗って落とす
- お風呂用洗剤を使っても汚れが落ちなかった場合、アセトン入りの除光液をかけて置いておくことでヘアカラー汚れが落ちやすくなる
- 除光液を使っても落ちなくなった時間の経過しているヘアカラー汚れは、強力な塩素系漂白剤を付けて置いておくことで落とせる
- メラミンスポンジはクレンザーと組み合わせることで、研磨作用の効果が高まりお風呂場のヘアカラー汚れを落とせる
- 始める前に新聞紙をお風呂場の床や壁、浴槽に貼り付けることで、ヘアカラー剤で汚れたとしてもそのまま新聞紙を捨てれば汚れない
- ヘアカラーを使用している汚れた手袋のままシャワーやホース、浴槽、蛇口などを触らないようにし、汚れが広がらないようにする
- 新聞紙が用意ができない場合、シャワーの水でお風呂場全体を濡らしておき、ヘアカラー剤が床や壁、浴槽に付いても落ちやすくしておく
- カラートリートメントはアルカリの成分を含んでいないため、ヘアカラー剤が床や壁、浴槽に付いたとしても落ちやすいので汚れない
- カラートリートメントは、お風呂場が汚れないだけでなく、髪が傷みにくいことや素手で触れるなどヘアカラー剤よりも使いやすい
- カラートリートメントはアルカリの成分を含んでいないため、染まりにくいなどのデメリットもあるので注意する
ヘアカラーによるお風呂場の汚れは、ひと手間の予防と、万が一汚れた時にすぐにお風呂用洗剤などを使って掃除をすることが大切です。
ヘアカラーの汚れを恐れることなく、予防や落とし方を知ることで、これから自宅のお風呂場でのヘアカラーを快適にできそうですね♪
長時間放置されたヘアカラーの汚れは、布やペーパーで拭き取ろうとしても綺麗にするのが困難ですが、専用剤につけて数時間放置しておくと簡単に落とせます。
ヘアカラー汚れは予防していても気づかないうちについてしまうことがあるので、万が一のために一本持っておくと、すぐに対処できるので安心です♪

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